2014年11月30日
そっけない
[日常] 久し振りに見かけた王様のブランチで、レポーターが「濃厚~~!」と言っているのを見て、相変わらずの平常運転だなと思いました。
-----------
今日は雨の中、下北沢に集まって次回公演のDM(ダイレクトメール)送付の作業をしました。
作業をする演出の篠崎。調理実習室にて。
皆で集まるのは久し振りで、普段は互いにほとんど会うことのない、そっけない劇団です。もはや劇団なのかどうかも。
明後日あたりには、アンケートなどでご住所を書いていただいた方に到着する予定です。12月6日からが先行発売になっていまして、このホームページ上でもご案内します。是非、よろしくお願いします。
2014年11月28日
メガネとの距離感
[日常] 先日、机にあったヒモを何気なく引っ張ったら、立てかけておいたホワイトボード(大きい)が自分に倒れてきてガツーンと顔面に当たった。
自分の顔が痛いのも辛かったんだけど、「メガネは大丈夫か」という思いが先に立った。メガネはこういうちょっとした事故で破損することが多い。フレームがグラグラになったり取れたりしてないか、注意深く見ても大丈夫そうだった。
だけど、それから頻繁にメガネが曇るというか、内側から汚れるようになった。おそらく目とレンズの距離が近くなっていて、睫毛がレンズに触れているのだ。これが地味に今、ストレスになっている。気にすればするほどイライラしてくる。
元の距離感に戻したい。睫毛を切るか。
2014年11月24日
それは捨てないで
[日常] 本日のコンビニのゴミ箱です。
ちょうどコンビニの向かいに古着屋があるんですけど、新しく服を買った人が、いままで着てた服を脱ぎ捨てていくんでしょうか。しかもペットボトル入れに。
-----------
次回公演「光沢のある赤いスイッチ」のビジュアルが出来ました。
よく見ると赤いスイッチがあんなところに!
以下、内容について、短い文章を書きました。
-----------
渋谷のとある瀟洒なマンションで、たいして若くもないクリエイターたちがルームシェアをしている。クリエイターといっても具体的に何かを生み出している様子はなく、そこにオシャレな生活以上のものはない。集まったところで良い化学反応など起こらないし、かといって独りでいると何も前に進んでないような不安にかられて気が狂ってしまいそうなので、とりあえずリビングの3Dプロジェクターで三国無双をやるというのが彼らの現実。それでも、いつか自分の表現で世界を変えてやるんだという意気込みだけはまだ残っているようで。
そんな彼らの部屋の片隅には、今まで誰も気に留めなかった一つの赤いスイッチがある。そいつと、その周囲を観察していくうちに、待てよ、これは世界を一瞬のうちに変えてしまう、あの有名な、危ない感じのスイッチではないか、そう思えてきたのだった。
-----------
チケットの先行発売は12月6日(土)10:00~。一般発売は12月13日(土)10:00~です。どうぞよろしくお願いします。
2014年11月22日
uniqueなパスワード
笑って泣ける! ってそんなにいいことかしら。
昔は「いっちょ笑って泣けるやつで」というオーダーをされることもあったけど、最近は各方面そういうものを諦めてくれたようで、一、二時間の間に笑ったり泣いたりする情緒不安定な作品を求められなくなった。
というか、泣ける~~! という売りポイントがどうも作為的で馴染めないんですな。
----------
[日常] 一つ一つ、サイトごとにパスワードを分けるのは面倒です。
様々なパスワードをメモ帳に控えている人もいますけど、それを無くしたり、誰かの手に渡ってしまうことを考えると危ないので、頭の中に留めておかなければあんまり意味がありません。かといって、同じパスワードを使い回していると、ひとつが漏洩したときに他のサイトにも侵入されてしまう危険性があります。
ということで、僕は「サイト(サービス)特有のキーワード+いつも使うパスワード」という組み合わせでパスワードを作ることにしています。たとえばグーグルアカウントでしたら、googlehogehoge、ベネッセのアカウントだったらbenessehogehoge、というように。
これだとメモを取る必要もないし、サイト毎にuniqueなパスワードが作れますね。まあ、実際はもうちょっと複雑にしたほうがいいと思いますが。
2014年11月19日
実家に潜む恐怖
[日常] 東京に戻る準備をしています。
用事のないとき以外は二階の自室に籠もっているのですが、ふと、部屋から出ようとした時に、クローゼット付近から視線を感じたのでした。
ん? 何か違和感を感じたぞ?
え? 虫? なんだ!?
ギャァアーー!! 小さい人が親指立ててる!!!
……なんでかサムアップしてる小さな手がクローゼットからはみ出ていたのでした。これが結局なんなのか、特に面倒くさいので追求していないのですが。
2014年11月17日
射幸心を煽る
[日常] 実家の近所は、郊外型店舗が多いです。
先日、飲食店に入るために近くのパチンコ屋の立体駐車場に停めたのだけど、ふと気づいたのは外車、高級車が全然停まっていないということ。近所のショッピングモールとかスーパーではある一定の割合で見かけるのだけど。
高級車に乗る人種がパチンコをしないのか、パチンコをする人種が高級車に乗らないのかは分かりませんが、なんとなく自分はパチンコはやめといたほうがいいかなと思いました。
--------
パチンコを始めとするギャンブルには無縁の私ですが。
どういうところに楽しさがあるか、ということは何となく理解しているつもりです。つまり、「あんなもの楽しくないだろう」とは決して思わない。
僕はきっと、射幸心を煽られると煽られただけ乗っかってしまう性格ではあります。薬物なんかもやりだしてしまうとのめり込んでしまうだろうし、いわゆる「ハマりやすい」タイプです。だから、手を出さないように気を付けているだけで。
パチンコの話に戻すと、射幸心を煽りすぎるものは警察や行政の規制対象になるらしく、新機種が出ると規制、規制がきつくなると新機種、と常にいたちごっこの状態であるとのこと。
この「射幸心を煽りすぎるのは良くない」というのは非常に曖昧な基準で面白いですね。行政の人がやってみて「これはハマっちゃうなぁ」と思えば規制がきつくなったりするんでしょうか。
「いやー、ドラゴンボールの台はハマッちゃったなぁ、ボツ」みたいな。
ギャンブル機種としては優秀なのに怒られちゃうという難しい力学。怒られない機種は客にとってあんまり面白くないでしょうしねえ。どっちかというとハマっちゃって抜け出せなくなる「人」のほうに規制をかけるべきかと思いますが。
2014年11月16日
ご丁寧なテロップ問題
[日常] 大阪に来て5日ほど経ちました。書き物タイムです。
もう実家には自分の服はほとんど残ってないんですが、めっきり寒くなってきたので、「誰のか分からないけどあったかそうな服」を見つけては着ているんですが。
羊の着ぐるみのような服。
とにかくサイズが全部ワンサイズ大きくて重いです。袖で手が隠れるほど。この昔のアイドルみたいなやつ。萌え袖。
--------
金曜ロードショーで、いちいち画面の隅に「黒幕はモリアーティ教授!」とかいう経過テロップが出て、視聴者の顰蹙を買ったという話題がありました。
視聴率というのは「見に来た人の数」というのも大事ですけど、それ以上に「逃げていかない数」というのもきっと重要で、チャンネルをザッピングしている人をそこに留まらせる策としては、「黒幕はモリアーティ教授!」というテロップを見せることによって、そこから続きを見ようかなと思う人がいることも事実なんでありましょう。
よく、最高視聴率がタイミング良く「感動の瞬間」だったりするのは、その時間にみんながチャンネルを合わせたのではなく、チャンネルを通過していた人が立ち止まったからです。
この映画実況テロップは、番組の最初から見ている人のことを考えられた手法ではないけれど、それで視聴率が保てるならば今後も……と考えられているのではないでしょうか。視聴率がとれる=支持されている=正しい、と考えているでしょうし。
一昔前、お笑い番組のボケやツッコミにご丁寧なテロップが入ったときも「あーあ」という風潮でしたけど、それがついに映画にまで来たかという感じでしょうか。しかも今後は、メイン視聴者のお年寄りのために、テロップはどんどん大きくなっていくことでしょう。
2014年11月14日
薄毛の方
[日常] 初夏ごろに、今年の漢字は「偽」だろうと予想しました。
もしかしたら「嘘」や「騙」かもしれませんが、佐村河内さん、STAP細胞、号泣議員、そして今回のたかじん嫁の件、あと何か一つあったような気がしますが、充分な素材が集まった感じかと。
流行語の候補には、また流行っても無い「元気で豊かな地方の創生」みたいなのもエントリーされるのでしょう。大阪の家が寒いのでもう、気分は年の瀬です。
--------
劇団員の鈴木理学が 「理系の人々」第九話に出てきました。
薄毛の劇団員(左)と伊藤淳史(右)。
伊藤淳史ナメの薄毛の劇団員。
他にも団地の話(第七話)とかも。
全部で42話ありますので根気強くよろしくお願いします。
--------
もう一つだけ。
来年の1月20日から2月1日まで、「光沢のある赤いスイッチ」という公演をするのですが、そのキャストと日程を発表しました。
作・徳尾浩司 演出・篠崎友
出演:篠崎友、堀田尋史、鈴木理学、柴田洋佑、上田航平(ゾフィー)、豊永英憲、山中雄輔(劇団スパイスガーデン)、加藤啓(拙者ムニエル)
公演日程:
1月20日(火)19:30※
1月21日(水)19:30※
1月22日(木)19:30
1月23日(金)20:00
1月24日(土)12:00,15:00,19:30※
1月25日(日)12:00,15:00
1月26日(月)休演日
1月27日(火)19:30※
1月28日(水)19:30
1月29日(木)19:30
1月30日(金)20:00
1月31日(土)12:00,15:00,19:30※
2月1日(日)15:00
※印の回は、終演後にトークショー有り
劇場:渋谷ギャラリールデコ5F
前売3500円 当日3800円(全席自由)
◎劇団先行チケット発売日 2014年12月6日(土)10:00 予定
※先行特典:来場時に、「光沢のある赤いスイッチ」上演台本をプレゼント。
◎一般チケット発売日 2014年12月13日(土)10:00
こんな感じになっております。
よろしくお願い致します。
2014年11月13日
なめらか
[日常] 僕のfacebookにいつも出てくるメッセージ。
お願いだから、そんなに責めないでよ。
---------
数ヶ月前、打ち合わせをしているときに、「このペン使いやすいっすよ」と、勧めてくれたペンが本当に使いやすくて、その商品名を資料の片隅に書き留めていたのだけど、その資料を大阪においたまま東京に帰ってきてしまって、Amazonでしらみつぶしに「ペン」「人気」で検索して調べました。
一生懸命探しました。見つかりましたよ。(バラ色の珍生風)
ぺんてる「Tradio(トラディオ)」
これ以上のなめらかさは無いというくらいなめらかなので、なめらかさを得たい人にはおすすめです。LOFTとか大きな文房具店で売ってます。
2014年11月12日
今今今今!
[日常] メニューをさして「このセットで」と注文したら、「このセットでー」と復唱された。
----------
そんなセットの餃子は、とうとうやってこなかった。
麻婆ご飯がやってきて20分。そろそろバスの時間もあるので待てないなあと思い、店員に「餃子はまだですか?」と聞くと、厨房から「今今今今今!!」というスタッフの声と、それに対して「ギャッハハ」と笑う別のスタッフ。
いや、全然面白くないから。
さらに五分待ったけど、やっぱり来る気配もないので会計のところに行ったら、こういう時ってまだ伝票が厨房にあるものだから、レジの人も困惑してしまって「あ、いや、伝票、あれ? あ、餃子いま来ますよ」みたいなことになって、「いや、もういいんです。会計してください」と言うのだけど、イレギュラーなレジ操作に困って「ちょっと代わります」と、別の人に代わったりしてさらに遅くなってしまった。
早く店を出なきゃいけないのはこっちの都合だから、希望の時間にやってこなかった餃子は仕方ないのだけど、「えー、餃子食べないで出て行くんだ。なんか気に入らなかった?」みたいな雰囲気が嫌だったな。
昔はよく「こんな店、潰れろボケ!!」とか言ってたけど、今や鶴瓶のような目で店を出るようになるほど成長しました。
2014年11月08日
弘法、筆を選ぶ
[日常] 本日、見かけた書道教室。
「殺」みたいに見えてちょっと怖い。
-----------
おもえば書道教室は、子供の頃に長らく通っていました。
特に面白いものでもなかったし、字も人に褒められるほど上手になることはなかったので、結局あの書道というものに費やした時間は何だったんだろうと思うこともあるが、当時はやめる理由も特になかったのだ。
長年やって思ったことは、やっぱあれは筆次第なところがあるよな、ということだ。僕はこだわりなく、安い筆を我慢して使い続けていたけれど、あるとき自分の筆を忘れてしまって、上級者に筆を借りたときは、「え、こんなにハネもトメも華麗にできるの?」「こんなにコントロールできるもんなの?」とただただ驚いたものだった。
弘法筆を選ばずみたいな諺があるけど、爪楊枝みたいな筆ではやっぱりいい字は書けない。サッカー選手だっていいスパイク履くし、水泳選手も抵抗の少ない水着を着る。書道を通して、道具ってやっぱり大事なんだなぁと学んだことが一番大きいです。
2014年11月06日
デキる奴の隣
[日常] 行列のできるラーメン屋とそうでないラーメン屋が隣り合っている。
そうでないラーメン屋の店主は表に出て行列を眺めていたのだが、ふだん、何を思っているのだろうか。「隣にはなんで行列ができるのか、さっぱり分からない」か、「あれだけうまいのだから負けは認める、仕方ない」か、はたまた「こっちにも行列ができるように工夫しなければ」か。
勉強でもスポーツでもいい、これは自分の隣に「デキる奴がいる」というときに誰もが抱いたことのある感情に近いだろう。なんでヤツはこんなに高評価なんだと思う段階、悔しいけど実力を認めざるを得ない段階を経て、自分は今後どうすべきかを考える。
向こうは向こう、うちはうち、これは個性の違いである! と思っているかもしれないけど、行列の差というのは、個性うんぬんの前にレベルの差でもあると思う。レベルが高ければどちらの個性にも行列ができるはずだから。
-----------
何年かぶりに歯医者に行きました。
ずいぶん前に親知らずを抜いて以来。歯医者には「歯は丈夫です。将来的にも、歯で苦労することはないでしょう」と謎の太鼓判を押された。
再来週も行くのですけど。「いやー丈夫です」「丈夫ですねー」と言われながら歯医者通いが続いて行くのかもしれない。
2014年11月05日
チューブの進化
[日常] 最近、チューブが進化したと思う。
歯磨き粉とか、整髪料が入っているチューブ容器のことです。昔は出なくなってからでもギュッと絞り出したり、人によってはハサミで開いて残りをかすめとったり「出なくなってからまだイケる」というバッファがあったのだけど、昨今のチューブはある時「ポンッ」と出なくなったら、もうどんな力で絞り出しても出てこなくなった。
素材の開発グループからしたら「もうムダはないですぞ!」ということなんだと思うけど、こっちからしたら突然死です。あれはですね、もう無くなっちゃったかー、でもあと何回かはまだ使えるな、と絞り出してる間に次のを買うという移行期間みたいなものだから、あれはあえて残しておいて欲しい技術でした。
----------
どうにもパソコンのUSBコネクタというんでしょうか、穴が足りなくなってUSBハブを買いました。スピーカー、無線LAN、ペンタブレット、キーボード、照明、WEBカメラ、マウス、外付けHDD、ゴテゴテと周辺機器が多すぎるんでしょうけど……。
2014年11月03日
図書館戦争
[日常] 図書館に行くと、受付で老人男性がモメていました。
男性曰く、予約したい本があるとのことだが、受付の人がパソコンで検索してもその本は出て来ない(所蔵していない)らしく、「あるはずだ」「ないです」の押し問答。
受付の人も困って「とりあえずここに正しい書名を書いてください。あとで調べてみますので」と、なんとかそのやり取りを終わらせようとしていた。男性は「『~入門』だったような『初級』だったような」とぶつぶつ言いながら書き終えると、今度は図書カードを見せる段になって、「持ってたけど、今は無い」と言い始め、新たに作るにも免許証などの身分証明書もないらしく、また手続きが止まってしまった。
結局のところ、その男性がほしい本も、身分も、なにもないのだ。
こんなに何も達成されない人を見るのはめずらしい。当の男性のイライラも頂点に達して「これだからお役所仕事は!」という暴言を吐いて出て行ってしまった。いや、こっちからすれば、よくそんな丸腰で乗り込んできたな!という感じなのだけど。
2014年11月02日
俊敏な子
[日常] 多摩川の土手で小学校の運動会が行われていました。
思えば、自分が小学生だったときの運動会というのは徹頭徹尾「俊敏な小さい子」が活躍するイベントなんだ、という印象がありました。
僕はずっと身長の高い「大きな子」の部類だったので、まあ、走りはそれなりに速かったけれども特に意外性はなく、騎馬戦は下だし、組み体操も下だし、何かと縁の下の力持ち的な役割が多かった。一方で「俊敏な小さな子」は走っても格好良し、騎馬戦をやっても格好良し、組み体操でも上段で格好良し、と全然日の当たり方が違うのでした。
これがまた、小学生の「俊敏な小さい子」というのはモテるんだよな。高校までに伸びなかったらその魅力も失速するんだけど、たまにグンと伸びて、かっこいいまま青春を駆け抜ける男もいる。バスケ部とかに入ってね。モテてることにまだ気づかないかっていう鈍感さも健在でさ。
そんなことを思いながら多摩川を歩きました。
2014年11月01日
枯葉が主役
[日常] 11月になりました。
はっきりしたイベントが少ないからか、個人的には個性が薄い”月”だなと思います。季節的にも暑くも寒くもないので記憶に残りにくいし。なんたって赤くなった枯葉が主役になるぐらいだから。
つまり秋というものは、太陽系にたとえると準惑星に落ちてしまった冥王星のように、四季の一端を担うにはちょいと荷が重い気がするんです。だからなんだっていうんでしょうね。いいじゃないか秋。
-----------
今日は朝から銀座・博品館に。
来年早々にある舞台、VPKの劇場下見でした。劇場がビルの8階にあるため、美術の泉さんがどれくらいのサイズの材料なら階段でいけるのか、などを劇場さんに聞いていた。「でかいものはクレーンで持ち上げることもできますが、一日うん万円です」と言われて閉口していたけど、個人的にはクレーンが使われるところを見たいです。その後、泉さんから仕込みには屈強なバイトを数名入れたいという申し出があって終了。
思い出したけど、劇団の新作公演もまったく同じ時期なので、そろそろ本に取りかからなければならないのでした。とはいえ、キャスティングがまだ定まっておらず。
|