とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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図書館戦争
[日常] 図書館に行くと、受付で老人男性がモメていました。
男性曰く、予約したい本があるとのことだが、受付の人がパソコンで検索してもその本は出て来ない(所蔵していない)らしく、「あるはずだ」「ないです」の押し問答。
受付の人も困って「とりあえずここに正しい書名を書いてください。あとで調べてみますので」と、なんとかそのやり取りを終わらせようとしていた。男性は「『~入門』だったような『初級』だったような」とぶつぶつ言いながら書き終えると、今度は図書カードを見せる段になって、「持ってたけど、今は無い」と言い始め、新たに作るにも免許証などの身分証明書もないらしく、また手続きが止まってしまった。
結局のところ、その男性がほしい本も、身分も、なにもないのだ。
こんなに何も達成されない人を見るのはめずらしい。当の男性のイライラも頂点に達して「これだからお役所仕事は!」という暴言を吐いて出て行ってしまった。いや、こっちからすれば、よくそんな丸腰で乗り込んできたな!という感じなのだけど。
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日常 日時: 2014年11月03日 17:06 |
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