2010年04月29日
みどりの日とタバコのパッケージについて
[日常] 今日は昭和の日だった。
4月29日は「みどりの日」としておなじみだが、もともとは(昭和天皇の)天皇誕生日だったので、ぼくはこちらの印象がいまだに強い。昭和天皇が崩御して「みどりの日」になったときは、なんだか「トマト銀行」的な違和感があった。みんなの意見、まとめたらこんなに丸くなりました、みたいな。
事実、最初は「昭和記念日」にしようとして左派から反対を受けてしまった。同様に平和とか、戦争とかいう類のテーマもNGだったのだろう。つまり昭和天皇に絡めようとするとたいていのことがNGだということに気づいて徐々に会議も煮詰まり、
「ここは発想を変えて『みどり』ってどうやろ、春やし」と言ったやつがいた。
普通なら「全然関係ないやん、天皇と」って感じで一蹴されるところも、もうなんだかみんな会議に疲れ切ってるし、考えようによっては天皇も灰となり緑となって、平和っぽいし、春っぽい。ええんちゃう?・・・ええんちゃうか!みたいなことになったのだと思う。
で、いつの間にか昭和の日に変わっていたが、みどりの日って、まだ無くなってなかった。知らなかったけど、5月4日に移動していた。なんだろう、前も5月4日は休みだったような気がするけど。何の日だったんだっけ?
新しい店ができて、前にあった店がなんだか思い出せない、という気分。
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ゴールデンウィークなので、もうちょっと書くことに。
[ニュース] たばこ、ロゴなし白い箱に 豪、喫煙率減狙い
オーストラリアでは、たばこの箱にロゴやイメージデザイン、宣伝文句の印字が禁止される。魅力的なパッケージを追放することで、若い世代の喫煙者を減らすのが狙い、とのことだが。
肺ガンの写真を載せたり、「死にますよ」みたいなコピーを載せたり、日本でもタバコは売りたいのか売りたくないのか良く分からないものになってしまっているが、このオーストラリアの「デザイン排除作戦」はうまくいくのだろうか。
試しに、作ってみると・・・。
これはこれで、ちょっとお洒落だ。
デザインがシンプルな無印良品などが人気なご時世、日本では「簡素なパッケージ=ダサイ」というイメージには必ずしもつながらない。やっぱりここはあえてダサさを加えないと、ファッション性を取り除くことにはならないと思う。
どうだろう。これだと買うまい。・・・と、こんな商品を作らなければならないタバコ業者ってどんな気持ちなんだろうか。ってか、いっそのこと禁止にすればいいのに。摩訶不思議な構造ですなあ。
2010年04月23日
twitterドラマを見て。
NHKのど自慢ってもう10年ぐらい見てないけど、いまだに1組ぐらいは毎回「待つわ」を唱ってるんだろうか。
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[日常] twitterドラマと言われてるものを見た。
トレンディードラマって、そうそう、そんな感じだった、と思いながら見た。みんな心に抱えてる思いを素直に吐露しすぎだ。瑛太をガンバレと励ました上野樹里が、ドラマの後半で泣きながら「私の『ガンバレ』を返してよ!」なんていう場面、なかなか現実ではお目にかかれない。
でも現実で起こらないからこそ、ドラマで代弁することに意味があるのだろうなと思った。
それにしても、テレビの人が考えるtwitterとかネットのとらえ方っていうのは、現実至上主義が前提になっているというか、「ネットは誤解を生みやすい物→ドラマ(事件)の発生→現実で解決→やっぱり会えるって素敵やん」みたいな構図になりがちだ。
今回のドラマはどうなんだろう。という思いできっと次も見てしまう。
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※毎週土曜日の24:00から地味なWEBラジオ「ミッドナイトサファリ」をやっているのですが、今週はDVD撮影で不在なため放送はありません。どうぞご了承くださいませ。
2010年04月21日
理想の上司、イチローは嫌だ。
[日常] ぼくは普段メガネをかけている。
先日、パスタを茹で終わって鍋からザルに移している最中に、湯気でレンズが一瞬にして曇って見えなくなった。ワーと思って傾けていた鍋を元に戻したところ、大半のパスタが鍋に戻らずにそのままズルーンと流し台に滑り落ちていった。
曇ったレンズの先で麺が吸い込まれる音が聞こえた。鍋を持ったままため息を一つ。
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理想の上司の一位、男性が「イチロー」、女性が「天海祐希」。
上司に何を求めるのか、というのは人それぞれだが、この人選は「デキる」と思われる方たちだろう。引っ張ってくれそうというか。
若い会社員はたいてい上司の「不出来」に不満を募らせている。知ったかぶりをする上司、ダラダラとした結論のでない会議を続ける上司、資料のどうでもいい箇所を訂正させる上司、横暴な物言いの上司、
ミスを認めない上司・・・、「上司はデキる人間であるべきだ」と思っていればいるほど、その失望は大きい。
ただ、上司は本当に「デキる人」がベストか、というとそうではないと個人的には思う。そんなデキる上司なんて持ってしまったらいつまでも自分が目立たなくなってしまう。自分はいつまでたっても部下であり、上司は上司のまま突っ走るだけだ。同じグラウンドに立つイチローと新人選手を思い浮かべたら簡単だ。
デキる人の下で吸収したいとか成長したいとか言うのは単なる甘え(手抜き)でしかなくて、そんな考えの人はそもそも成長しない。本当の理想は「いい人だけど仕事はできない」ではなかろうか。
上島竜兵とか、失礼だけど。
2010年04月19日
著作権との戦い
[日常] 上海万博のテーマソングが岡本真夜の曲と一緒、というのが話題になった。
今回にしかりディズニーにしかり他にもいろいろあると思うが、中国の人にとって、良い物は気軽に”RT”する感じなんだと思う。悪気がないというか。むしろ良い物を世に広める協力をしてるぐらいの認識なんではないだろうか。
例えば、ぼくらが小学生だった時代は、自分を含めて周りの友人が描く漫画のほとんどはドラゴンボールを模したものだった。最初からオリジナルを生み出そうとしても、それは悲惨な物にしかならないことを知っているからである。
だが、その道に進みたければどこかで「これじゃ売り物にはならない。オリジナルをやらなければダメ」と気づき、その模倣で培った技術を持って、オリジナルの世界に踏み出していくものだ。中国の人はその模倣からオリジナルへ飛ぶだけの研鑽を積むチャンスが少ないのかもしれない。
こういう仕事(舞台とか)をしていると、著作権についてはとても神経を使う。「あれと似てる」「あれと同じ」と言われることが怖いので、物を作る人の中にはできるだけ多くのドラマや映画を観ようとする人と、一切見ようとしない人に分かれる。
去年、楳図かずお氏と対談したときに「ぼくは人の作品は一切みないんです、かぶっちゃうから」と言っていた。ぼくもどちらかといえばそっち派なのだが、おこがましくて「一緒です」とは言えなかった。
楳図さんぐらいの巨匠になるといいと思うけど、人の考えることなんぞ「思いついた!」と思ってもたいてい過去にやられていることが多い。だから一般的には、クリエイターはかぶらないようにできるだけいろんなものを見たほうがいいと言われているのだが。
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本日(月曜日)22:00より、 モッカモッカさんのUstream放送(WEB TV)に徳尾が出演させていただきます。
出演は加藤啓さん、諏訪雅さん、そして徳尾というメンバーです。
あれだけ言って、肖像権は無視させていただいております。
内容としてはSSMFの裏話だとか、視聴者を交えたゲーム、今後のことなんかが聞けるのかもしれません。22時頃になりましたら、このページでも視聴できるように準備いたします。どうぞ宜しくお願いします。
2010年04月16日
モーニングパック
[日常] 調べ物があって漫画喫茶に行った。
10時前に入店して、3時間パックで1000円のやつをお願いしますと言って(会計は最後)席についたのだが、しばらくしてトイレに行くと「モーニングパックがお得!10時までに入店されると2時間で500円。4時間で800円に!」という張り紙があった。
確かに、通常3時間パックの1000円に比べたらお得である。
もうそろそろ3時間経つなあと思ったので受付に行き、自分の札を見せて「モーニングパックの4時間に変えてもらえませんか?」と申し出たところ、「ダメですね、これは10時までに入店された方じゃないと」と言われた。
いや、この札に書いてあるように、ぼくは10時までに入店したんですが。と言ったところ、店員はしばらく考えて「ダメですね。最初に言ってもらわないと」と返してきた。んー、あんた今、ちょっと独自にルールの解釈を加えたよね、と思った。
だいたい何故、モーニングパックのお得表示がトイレに貼ってあるのか。
それは入口に出しておくべきではないだろうか。トイレで放尿してるときに対象客が「お得やな!」と思ってもそれは次回以降の話になるということだ。
その情報、店は伝えたいのか、伝えたくないのか。
2010年04月15日
ニュースの流行
[日常] 近隣住民「まさか・・・」堺の1歳児死亡、また虐待か
ここのところ連日のように虐待のニュースがあちこちで報道されている。目を覆いたくなるような内容ばかりで残念だが、「また虐待か」という点に関しては、報道するあなた方次第だろうよ、と思う。
マスコミって、ニュースの流行みたいなものを作ったりもする。年間通して起きている虐待事件をニュースとして取り扱うかどうかの問題であって、取り扱われる機会が多ければ「またか」という印象になるだけの話だ。
流行になりやすいニュースは他にイジメ、自殺とかも。
JRの脱線事故の後は、あちこちで電車のオーバーランがニュースになっていた。今日とかもきっといろんな電車がオーバーランしてたと思うけど、いっこもニュースになっていないのは流行が終わっているからである。
・・・って当たり前な話を長々としている気がするな。
2010年04月14日
30の嘆き
[日常] 人の日記を見ると、もう29歳だ、やれ30歳だ、なんだ、という声を耳にする。
近しい知人の日記やつぶやきさえも覗けてしまうこの時代、まあ、自分のことを書いているとはいえ、「(30歳なんて)おっさんになってしまった!わー、いやだなあ!」というような日記を読んでる人の中には、31歳のぼくもいる。おっさんてなんや!と。
何かそう引っかかってしまうのは、SNSやtwitterのような狭い範囲の日記だと、30を越えた自分に対しても「あんな風にはなりたくない」と言われているような気がするからではないだろうか。
30代はそんなに悪いもんじゃないよ。さあ、飛び込んでおいで。徳尾のおじさんが両手を広げて待っているよ。
2010年04月13日
ベーコン
[日常] ベーコンが好きだ。
ぼくが食べ物の中で一番好きなのは牡蠣だが(1位 生牡蠣 2位 カキフライ 3位 牡蠣のオーブン焼き)ベーコンも20位圏内には入るとても重要な食べ物である。
映画とか見ててベーコンさんという名の人が出てくると、まず間違いなく肉の燻製が頭をよぎる。厚切りベーコンが頭をよぎる。でも実はアメリカ人も同じように感じているかもしれないと思った。
というのもスペルを調べると燻製のベーコンはbacon、人名のベーコンもbacon、全く一緒なんである。
ベーコン君も太っていたら間違いなくイジメの対象になるだろうし、「おまえベーコン好きなんだろ!?ホラ、食えよ、共食いやな!」とか言われてるうちにだんだん距離が生まれたりするだろう。
日本では牛腸(うしわた)さんとか、鰻(うなぎ)さんなんて名字もあるようですが。
2010年04月10日
お医者様はいらっしゃいませんか
[日常] 昨日のエントリー(咳について)で、お医者様からtwitterで返信をいただいた。
続に言う「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか」というやつ。日本の医師数の割合は1000人に1.98人(ぼくのネット調べ)、つまり500人に1人らしいので、500人程度が乗ってる飛行機とかだったら、機内で急病人が出たときにたいてい医者は乗ってる計算になる。(まあ、一般人と比べて医者が飛行機に乗る割合を無視してはいるが)
つまりあれは奇跡を祈って呼びかけるというよりは、ある程度「いるかもな」という予測の元に動いていることが分かる。
ぼくのtwitterにもfollowerが800人程いらっしゃるので、お医者様から返信があったというのは有り難い話であると共に、統計上はありうる話だったのだ。
ちなみに日本人の3人に1人はイボ痔にかかっているらしいので、followerの300名弱の人はイボ痔ということになる。
しゃっくり人生
[日常] 全然、咳が治らない。
もう3週間くらいになるが、こんなに治らないのは初めてだ。2週間ぐらい続いた頃に一度病院に行った。「ただの風邪でしょうな」という感じで咳止めをもらったのだが、あまり効かない。というか、飲んでる間はマシになるが、切れるとまた再開される。
このまま止まらなかったらどうしよう、そんなことも思い始めた。
咳のデータは見つからなかったが、しゃっくりのギネス記録はなんと68年間らしい。チャールズさんというアメリカ人が28歳から96歳まで、毎分40回ものペースでしゃっくりしていたというのだから相当なもんである。しかも結構長生きだ。
話もいちいち途切れるから、伝えたいことは短く簡潔に「耳かき、とって、たのむ」みたいな感じだろう。愛を伝えようにも「I ヒック LOVE ヒック YOU」とかになっちゃって、FUCK YOUに聞こえたりして大変なこともあったんじゃないだろうか。
この数奇な人生を送ったチャールズさんはしゃっくりが止まって1年で亡くなったとのこと。逆にびっくりしたんじゃないだろうか。え・・・、どうした?横隔膜。えー、死んだ?死んじゃった?みたいな。
68年も続いたしゃっくりが急に止まってしまって、生きる元気を失ったのかもしれない。お前、なんで止まっちまったんだよ!と。まさに人生の苦楽を共にしてきた親友が先に逝った、みたいな感覚だ。まあ、親友って言ってもしゃっくりなんだけど。
ぼくの咳も、あとどれぐらい続けば愛おしくなるのだろう。
2010年04月06日
かつアンドかつ
ミスドの東京プレッツェリングが全然美味しくない。
ミスドは今年で40周年らしく、お盆に敷かれたチラシには「40年前の1月某日、ダスキンが日本でミスタードーナツを展開すると決断した日」とある。昔はそれほどミスタードーナツ=ダスキンのイメージがなくて、小学生ぐらいの時に母親に「ミスタードーナツってダスキンなんやで」と教えたところ、数日後に「おかあさんの友達に話したけど、えーって言われたで。うそなんやろ!」と疑われた記憶がある。
ちなみに「かつアンドかつ」というとんかつ店もダスキンである。右を向いてもかつ、左を向いてもかつ、といった感じだ。名前の思い切りがすごい。
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[ニュース] 日本人死刑囚の刑執行は6日に 中国が日本側に連絡
先日、日本の死刑執行に関する本を読んだ。日本の場合、昔は前日に執行を知らされて家族と面会することが許されていたようだが、人権団体の抗議や死刑囚が取り乱すのを避けるために、今は当日の朝に看守に「出なさい」と言われるまで分からないようになっている。
死刑というのは、執行に至るまでの過程を知れば知るほど、執行する側もされる側も、心理的な葛藤で極限状態に置かれるということが分かる。死刑囚は毎朝9時に看守が自分のところで立ち止まらないことを震えながら祈っているし、看守側は執行の決まった死刑囚に当日まで悟られないよう普段通りに振る舞おうとするが、どうしてもまともに目を合わせることができなくなる等々・・・
公開処刑とかやるより、執行までの過程を伝えるほうがずっと抑止効果はあると思う。
2010年04月02日
Gmailと迷惑メール
[日常] 31歳になりました。
この日記を始めたときは24歳だったので、もう7年目。当初は10人、100人と、日に日に見てくれる人が増えていくので、こりゃあ1、2年後には何十万ビューとかになっちゃうのかなと思ったら、7年目で満を持しての300ビューです。
でもこれって普通に30人クラス10教室分だと思ったらすごい数です。これからも学年だより的な感じで書いていきますので宜しくお願いします。
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Gmailって便利だけど、迷惑メールフィルターが強すぎる。
確かに迷惑メールはほとんど「迷惑メール」フォルダに振り分けられるようになったが、一方で重要なメールもたまに迷惑メール判定されてしまうことがある。「件名:こんにちは」とか「件名:お久しぶりです」
とかいうメールは中身が正しかろうが引っかかってしまうことが多い。
それゆえ、先方から「メールを送ったはずですが・・・」と言われると真っ先に「迷惑メール」フォルダを覗くようになった。そこにはたいてい、「はじめまして」「※重要です」「お久しぶりです」と怪しい件名が並ぶ中、本当に重要でお久しぶりなメールが紛れていたりするのである。
ここで気づいたのだが、件名で怪しいかどうか分からないメールを開いているうちに、結局のところ僕はある一定の迷惑メールは読んでしまっている。これじゃあ、振り分けてもらった意味がないではないか。
Gmailと悪徳業者が巧妙なタッグを組んでるんじゃないかと思った。「迷惑メールは振り分けますが、たまに正しいのも振り分けちゃうので、結局、みんな覗くザンスよ、ヒヒヒ」「それならいいですヒヒヒ」。
まあ、こんな取引、Google側に何のメリットもないんですが。
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