理想の上司、イチローは嫌だ。
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[日常] ぼくは普段メガネをかけている。

先日、パスタを茹で終わって鍋からザルに移している最中に、湯気でレンズが一瞬にして曇って見えなくなった。ワーと思って傾けていた鍋を元に戻したところ、大半のパスタが鍋に戻らずにそのままズルーンと流し台に滑り落ちていった。

曇ったレンズの先で麺が吸い込まれる音が聞こえた。鍋を持ったままため息を一つ。


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理想の上司の一位、男性が「イチロー」、女性が「天海祐希」。

上司に何を求めるのか、というのは人それぞれだが、この人選は「デキる」と思われる方たちだろう。引っ張ってくれそうというか。

若い会社員はたいてい上司の「不出来」に不満を募らせている。知ったかぶりをする上司、ダラダラとした結論のでない会議を続ける上司、資料のどうでもいい箇所を訂正させる上司、横暴な物言いの上司、 ミスを認めない上司・・・、「上司はデキる人間であるべきだ」と思っていればいるほど、その失望は大きい。

ただ、上司は本当に「デキる人」がベストか、というとそうではないと個人的には思う。そんなデキる上司なんて持ってしまったらいつまでも自分が目立たなくなってしまう。自分はいつまでたっても部下であり、上司は上司のまま突っ走るだけだ。同じグラウンドに立つイチローと新人選手を思い浮かべたら簡単だ。

デキる人の下で吸収したいとか成長したいとか言うのは単なる甘え(手抜き)でしかなくて、そんな考えの人はそもそも成長しない。本当の理想は「いい人だけど仕事はできない」ではなかろうか。

上島竜兵とか、失礼だけど。


日常 日時: 2010年04月21日 23:05 | 

とくおNOW

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