2015年09月28日
誰だよ
[日常] 朝ドラの「あさが来た」を見始めました。
あさ(幼少期・子役)の許嫁として玉木宏がそのまま出てきたのですが、明らかにおじさんと子供なので、何とかならんかったのかとネットでは囁かれていますが。何と言いますかね、きっと違和感があるのはその年の差もあるんですが、昔時代を描く際に主人公(波瑠)は子役になるのに、玉木宏はそのままっていう、レイヤーが混ざる感じに原因があるような気もします。
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10月に一日だけ出演させてもらう、とある舞台の稽古に行ってきました。
「当日まで分からないシークレットゲスト」ということで、当日に知ったところで客席からは「誰だよ」とポカンとされることが必至で切ないんですけれども、頑張ればハリウッドに繋がると思いますし、自分なりに精一杯がんばりたいと思います。
普段、自分が本を書いたり演出することはあっても出演することなど滅多に無いので、稽古場の景色も新鮮でした。こういうふうに演出するんだなぁとか、こういうふうに役者は要求に応えていくんだなぁとか。出演者の皆さんはすごく飲み込みが早いし。無駄話がないし。
自分の劇団は稽古中の8割が無駄話で、それが特に稽古に繋がるわけでもなく、客演さんから一度は「ってか、やろうよ」と突っ込まれていたので。
2015年09月26日
餃子事件
[日常] 店員が「三個餃子でーす」と持ってきた。
「いやいや、二個やし!」と思わず口に出たが、特に怒っていたわけではない。「明らかに自分も三個じゃないって思いながら言うたやん」っていう突っ込みのようなもので、反射的に出た言葉でした。
店員の女の子は「あ、ああ……」とごにょごにょ言いながら厨房に下がっていった。でも、しばらく待っても出て来ない。出てきたと思ったら、違うテーブルにラーメンとか運んでる。あれ? さっきの「二個やし!」っていうの、伝わったよね? いや、別に二個なら二個でいいんだ。必ず三個食べたいって物でもない。その昔、ファミレスでカルボナーラの味が無いと言って暴れ回ったことはあったけど、それから比べればずいぶん余裕のある大人になったつもり。だから、二個なら二個でいいんだけど、もう一個、持ってくるのか来ないのか、ハッキリしないのが気持ち悪い。
難しいのが、一個食べたら、残りが一個になっちゃうことだ。一個餃子になっちゃう。そうなると最初は何個だったのか、店員に過失があったのか、自分が二個食べたのか、もう分かんなくなっちゃう。カルボナーラ事件の時も、周りに「おい、食うな食うな! おいしく頂いてんじゃねえ!」とヤクザみたいな言い回しで証拠保全に躍起になっていたけど、今回だってそう。一個食べたらもう状況が分かんなくなっちゃう。だから食べないで暫く待っていた。
そうこうしているうちに、別の店員さんがタンメンを持ってきた。これで普通なら注文が揃うところで、店員さんも「以上ですねー」と言って伝票を筒にねじ込んでいる。そこで、「あの、三個餃子が、二個なんです」と言ってみた。すごく控えめに。なんだったらいじらしく。すると、猛スピードで厨房に戻り、「二個です! 三個餃子が二個です!」と言い、キッチンの男性も「二個餃子! 二個餃子! すぐ出る!」と呼応。
なんだか大騒ぎになって、そのキッチンの男性が「申し訳ありません、残りの餃子です」と言いながら、皿に二個の餃子を載っけて持ってきた。
「いや、一個多いし!」
2015年09月24日
一斉
[日常] 連休中は大阪に行ったり、東京に戻ってきたり。
キンモクセイっていつも広範囲で一斉に(同じタイミングで)匂いがするようになるけど、ソメイヨシノみたいに、元は一本とかいうことだったりするのかな? ということで調べてみましたが、
やはり日本には雄株しか無いみたいで、挿し木などでしか繁殖できないようです。
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四時っていうのは二十四時間の中でも中途半端で影の薄い時間だと思います。
朝の四時。僕はたまにこの時間も起きていますが、ネットもこの時間だけは動きがほとんど無くて、おそらく日本人が一番寝ている時間ではないかと思っています。三時ぐらいまでは深夜と言われるし、五時からは早朝と言われる。四時は、なんでもないんです。
夕方の四時もそうです。ランチタイムは終わってるし、ディナータイムは始まっていない。カフェみたいなところに居ても、四時ぐらいにご飯をがっつり食べてる人は、「それ、遅い昼食? それとも早い夕食?」と聞きたくなるほど半端な時間帯です。想像するに、その人にとってその日初めてのご飯って可能性もあると思うけど。
四時の話はもうこれ以上ないのでご飯の話をしますと、ちょっと前までは三食きっちり食べないと不安でしょうがなかったのが、今はどちらかというと「お腹が空いたら、必要なぶんだけ食べる」という考え方にシフトしてきています。なんだったら二食でも気にならない。
2015年09月18日
いい加減
[日常] ネットの記事で「街行く人に初代iPhoneを見せて最新のiPhone6sだと言ったらどういう反応を見せるか」というやつをやっていました。
VIDEO
「コンパクトで素晴らしいわ」「絶対買うよ」「さすがApple、またやったわね」等。
日本人でやるとそこまで騙されない気がするけれど(日本人は疑って考えようとする気がするから)、この雰囲気、何かに似ているなぁと思ったら自分の仕事あるあるでした。
プロデューサーに第一稿を見せ、こういう風に書き直して欲しいと言われて、と第二、第三……第七、第八稿と重ねて(ふつうは三~五回です)それでも「ううん、なんか違うんだよなー」みたいなことを言われた時に、ああ、この人に従っていてもダメだなと思って、第二稿をもう一回見せたら「これだよ!!」と言われた時みたいな。説明が長くなりましたけど、そういう信じられない人もいるんです。
会社でも同じ経験される人多いんじゃないでしょうか。上司に何度もよく分からない迷路に放り込まれたときは、最初のほうのやつを見せるといいと思います。
2015年09月17日
微妙におもろかったですよね
[日常] 渋谷に出向いたものの急遽予定が無くなってしまい。
そのまま帰ろうかとも思ったのですが、「あれ、あの薄毛の人はどうしてるだろうか(今日もハゲてるかな?)」と思い立ち、電話をかけて渋谷に呼び出し、その薄毛の方と飲むことになりました。双方に特にメリットの無い、実に不毛な(うまい!)飲み会なのですが。
自分が薄毛であることにまだ気づいていない笑顔。
最近体験したらしい主演映画のロケの自慢話や、マネージャーの悪口などに耳を傾け、僕は明日の朝ごはんのことを考えていました。この薄毛の方は買って数日のiPhoneをうっかり割ってしまったらしく、これは笑いが止まらないぞということで、割れ具合を写真に撮らせてもらいました。
爪の手入れが妙に腹が立ちます。
最近、7、8年前にとくお組の公演を見て下さった業界の方と再会したんですが、そのときに「あのハゲ、微妙におもろかったですよね。元気にしてんスか?」と言われて、今やすっかり俳優でもなんでも無いと思われていることがちょっと面白かったので、そのことを薄毛の方に伝えました。
僕も元気にしてるかどうか分からなかったので。
2015年09月15日
休場というシステム
[日常] 相撲の「休場」って何だか不思議だけど日本的なシステム。
もちろん怪我で最初から出ない人もいるけど、負けがこんできて、これ以上続けても良くない、となったときに「やっぱやめとく」ということができるということでしょう。「やっぱやめとく」は、横綱にしかできないし、そんなに軽い判断でやれることじゃないことも分かってる。そのぶん、必ずあとで結果で返さなきゃいけないということも。
そんな「休場」を認める日本の雰囲気、悪くないです。漫画界で言えば冨樫先生とかも休場が長いけど。
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[日常] 本を買い出すと切りがないので、あまり普段は買いません。
ところが今年前半、図書館から借りていた本をずっと返し忘れていたら(半分は分かっていて面倒で返さなかったのですが)、当然のように利用停止になってしまい、12月までは借りられなくなってしまいました。
ということもあって、昨日は久しぶりにハードカバーの本を買ったんですが、まあ、ハードカバーの本って高いですよね。1800円ですよ。手に取って裏を見て、表にして、もう一回見ましたからね。二度見というやつです。
「1800円か……まあ、映画も一本1800円だし。演劇なんか、つまんなくても8000円ぐらいするやつザラにあるし……」と、いろいろ比較にならない値段を引き合いに出して、買うことにしました。買った本は村上春樹の「職業としての小説家」です。
村上春樹自体、作品のすべてを知っているわけではないし、大好きかと言われると、なんかいつも主人公がオシャレにサンドイッチ作ったりするところとか、ちょっと気持ち悪い文体が鼻についたりもするんですが、何というか作品よりも、来る日も来る日も同じことを繰り返して(朝起きて、決まった原稿枚数を書いて、一時間走ってという)、努力を積み重ねていく仕事のやり方、それはきっとイチローとかもそうだと思うんですが、そういう自分の「型」を頑固に守っていくという生き方に共感するのです。
なんにせよ、集中するためには雑念や孤独に打ち勝つ必要があって。twitterなどしている場合ではない、と思い知らされます。
2015年09月09日
台風に名前
[日常] 台風17号とか18号とか。
アメリカでは台風(サイクロン)にアルファベット順に名前をつけますね。六年周期で同じ名前を使い回すそうですが、2015年(Atlantic Names)は、Ana Bill Claudette Danny Erika Fred Grace Henri Ida Joaquin Kate Larry Mindy Nicholas Odette Peter Rose Sam Teresa Victor Wandaとなっているようで。
日本でもアキラ、イチロー、……と五十音順に名前で付けていったらどうか、と思ったけど、「ウ」で始まる名前の少なさにびっくり。「オ」も乙葉ぐらいしか思い浮かばない。
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街角に貼られていた漫画です。
全然面白くない。
政治家も霊感商法の人も、漫画にすりゃ読んでもらえるだろうと思ってるんだろうけど、こち亀でもこんなにメッセージ詰め込まないよ。なんでこれでOK出したのか。
2015年09月08日
偉そうにして
[日常] まだ降るん? と言いたくなるぐらい雨ばかりですね。
喫茶店にいると、当たり前ですがいろんな人がいます。今日みた会社員のグループは、「社長である自分が偉そうにすると部下に気を遣わせるし、あまり偉そうに見られたくないからわざと崩してフランクに接するけれども、だからと言って部下のほうは距離を縮めて話すわけにはいかないから、余計にコミュニケーションが取りづらくなっている」という関係でした。
社長のほうに悪気は無いんだろうけど、若者も「だよなー」と相槌するわけにはいかないから、偉い人はある程度、アイコンとして偉そうにしてもらったほうが周りは楽だと思います。
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池田鉄洋さん主宰の
表現・さわやか公演「Tan Pen Chu-(ハート)」 を観てきました。
恋愛ものコントで綴られる短篇集。最近、仕事の合間に恋愛映画ばかり観ていることもあって、とても参考になるというか、たくさん笑いました。コントを観ると出たくなる。できないくせにね。東京公演は今週いっぱいまでやっているそうです。
2015年09月07日
殺意は月夜に照らされて
[日常] 最近、じっと考えてるよりは歩いたほうが良い、と思って歩いているのですが。
家から歩いていける駅、というのが三路線9駅もあることに気づきました。9駅ですよ。まあ、一番遠い駅は30分ぐらい歩いているんですけども。その気になれば不動産のチラシに「緑豊かな自然、閑静な住宅街! 交通アクセス抜群、9駅利用可!」と書いてもあながちウソでは無いでしょう。
人口密度がすごいから、一駅一駅が短くてもそれなりに乗客がいて儲かるということでしょう。9駅だもんなあ。
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11月14日~23日まで上演するWBBさんの脚本を書きます。
「殺意は月夜に照らされて」
常々、洋館を舞台にしたお話をしたいと思っていたのですが、自分の劇団でやるチャンスが無かったので、ここで実現すると思うと胸が熱いです。サスペンス風のシチュエーション・コメディになる予定です。
もう三十年以上前の記憶なので曖昧ですが、たしか「Dr.スランプアラレちゃん」の話で、アラレちゃんがビッグライトでいろんなものを大きくしてせんべえさんに怒られて、「もう他に大きくしたものは無いだろうな!」「はーい!」と言ったラストカットが、このチラシのような感じでした。月をめちゃくちゃでかくしていたというオチ。
今回のお話はそういうお話ではありませんが。
2015年09月06日
夏休みが終わりました
[日常] 8月の終わりから夏休みを堪能しました。
もともと一生夏休みのようなものなんですが、とある人のツイッターで「研究者は年中夏休みだと思われがちだけど、8月31日が毎日続く」というような主旨のつぶやきを見つけて、ああ、まさに自分もそう! と勝手に共感したのでした。
とはいえ、学生時分はそんなに8月31日まで課題を積み残すタイプではなかったんですが。年々、自分に甘くなっていくし、集中力も落ちていくし、もうなんか「夫が最近すっごい」みたいな広告の怪しい粒みたいなんを飲まないとダメなんかなと思ったりしながら、とりあえず机に向かう日々です。
若い頃は「もう社会に出たら勉強しなくてもいいし、机に向かわなくてすむ!」と思っていたのに、若い頃よりも勉強しなきゃいけないし、机に向かっているしで、なかなか思った通りの大人像ではありません。
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Netflix と Hulu と、今月末からAmazon? いろんな動画サイトが増えましたが、「あー、この映画を今晩中に見なきゃいけない!」というときは、Youtubeのレンタルが役に立ってます。あれ、これ前も書いたな。
あんまりテレビの前にリアルタイムで待ち構えることが無くなりました。テレビも、見たい時に見たいものを見られるように変わっていくような気がします。英作文が難しそうな文章になった。
2015年09月05日
幕末太陽傳
[日常] 本多劇場に「幕末太陽傳」を観に行きました。
ドン・ドラキュラに出てもらった矢田ちゃんと平田さんとも再会しつつ。加藤啓さんにもお会いし、遠くからラバーガールの大水さんや、婚活の9話に出ていただいた丸山智己さんもお見かけしました。いや、自分から積極的にご挨拶せねばということなんですけれども。
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観劇後に行った焼肉屋さんの、あの網の上で煙りを吸い込む機械がまったく機能していなくて、すべての煙が平田さんの顔を直撃していて、後半は燻製のようになっていました。
これじゃない?と、機械の横にあったスイッチを入れたら豆電球が点いてがっかりしました。
お肉は美味しかったです。
2015年09月03日
ブスだから
[日常] 名倉さん、
引用してくださり、ありがとうございました。 嬉しい。
どうでもいいご報告なのですが、今年に入ってパクチーが好きになりました。きっかけとしては、今年初めにギャラリーLEDECOで公演をしたときに、隣にあったガイトーンTOKYOで買ったカオマンガイが美味しくて、備え付けられていたパクチーも、いけるじゃんということに気づいたのでした。それまではパクチーは匂いがダメだったのですが。
年を重ねると「このマズイ感じが逆にいい!」というふうに好みが倒錯してきて、あらゆるものが良くなってきている気がします。「ブスだから逆にいい」みたいな感じに近いと思います。よく分からないけど。
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かつてドラマでご一緒したスタッフの皆さんと、市ヶ谷の「ささや」に行きました。
焼く前の「かたまり」になっている状態が見たくて、「見せますよ~!」と店員さんは言っていたのに、結局出てきた時にはもう調理済みの状態でした。残念。お肉は美味しかったです。
2015年09月01日
ホームページ友達
[日常] 先日、イヤホンを胸ポケットに入れたまま洗濯してしまって。
水に濡れたぐらいで壊れてしまうほど精密な作りになってはいないけど、ちゃんと乾いてないうちに聴こうとすると音がカスッカスですよね。低音がバッサリ切られちゃって、他人の音漏れを聴いているような。
乾かして無事に復活しましたが、その間に我慢できずに違うイヤホンを買いました。
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ホームページ友達の
名倉さん に影響されて、最近白ワインを飲むようになりました。理由は美味しいからです。
思えば、名倉さんは今から何年も前に「もう、僕は面白いことは言わないし書かないんや」みたいなことを言ってて、人気があるページなのに、一体どういうことなんだろう? と思っていましたが、最近、なんとなくその時の気持ちが、分かるような気がしました。
うまく言えないけど、面白いものを書こうとしなくても面白いものは面白いし、自然体にこそリアリティが宿ると言いますか、日記なんてそれでいいじゃないかということなんではないかと。正直、毎晩ごはんの写真を見せられても全然面白くはないんだけど、いや、そういうことじゃないんだと。実際、白ワイン飲み始めたし。
名倉さんが、今もガンガン面白いものを書こうとしていたら筋違いで申し訳ないですけど、最大級のリスペクトの気持ちを持って、酔った勢いで書いておきます。