とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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休場というシステム
[日常] 相撲の「休場」って何だか不思議だけど日本的なシステム。
もちろん怪我で最初から出ない人もいるけど、負けがこんできて、これ以上続けても良くない、となったときに「やっぱやめとく」ということができるということでしょう。「やっぱやめとく」は、横綱にしかできないし、そんなに軽い判断でやれることじゃないことも分かってる。そのぶん、必ずあとで結果で返さなきゃいけないということも。
そんな「休場」を認める日本の雰囲気、悪くないです。漫画界で言えば冨樫先生とかも休場が長いけど。
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[日常] 本を買い出すと切りがないので、あまり普段は買いません。
ところが今年前半、図書館から借りていた本をずっと返し忘れていたら(半分は分かっていて面倒で返さなかったのですが)、当然のように利用停止になってしまい、12月までは借りられなくなってしまいました。
ということもあって、昨日は久しぶりにハードカバーの本を買ったんですが、まあ、ハードカバーの本って高いですよね。1800円ですよ。手に取って裏を見て、表にして、もう一回見ましたからね。二度見というやつです。
「1800円か……まあ、映画も一本1800円だし。演劇なんか、つまんなくても8000円ぐらいするやつザラにあるし……」と、いろいろ比較にならない値段を引き合いに出して、買うことにしました。買った本は村上春樹の「職業としての小説家」です。
村上春樹自体、作品のすべてを知っているわけではないし、大好きかと言われると、なんかいつも主人公がオシャレにサンドイッチ作ったりするところとか、ちょっと気持ち悪い文体が鼻についたりもするんですが、何というか作品よりも、来る日も来る日も同じことを繰り返して(朝起きて、決まった原稿枚数を書いて、一時間走ってという)、努力を積み重ねていく仕事のやり方、それはきっとイチローとかもそうだと思うんですが、そういう自分の「型」を頑固に守っていくという生き方に共感するのです。
なんにせよ、集中するためには雑念や孤独に打ち勝つ必要があって。twitterなどしている場合ではない、と思い知らされます。
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日常 日時: 2015年09月15日 12:04 |
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