2013年07月28日
最後の曲は立ち会います。
[日常] 各地の区民会館を渡り歩いて、芝居の稽古をしている。
区民会館は有料予約制なのだけど、その利用目的は様々で僕たちみたいな芝居の稽古だけではなく、スポーツから文芸から会議まで多目的に使われている。
そんな中、今日訪れた区民会館は「カラオケ」の設備がある部屋だったらしく、次のような注意書きが貼られていた。
「ご利用の最後の曲の時に受付員が立会いますので」
注意書きを読んでもいまいち理由は分からないが、どうやら「最後の曲」には受付の人が立ち会うきまりになっているらしい。これは一体どういうことなのだろう。
これは仲間内でカラオケを楽しんでいる人もびっくりのシステムだと思う。盛り上がって盛り上がって、最後のシメの時になぜか受付員に聞かれるのだから。
その日のベストソングが披露されるのか、はたまたみんなでサライを歌うのか。
------------
というわけで、「砂漠の町のレイルボーイズ」という芝居の本番まで2週間を切りました。
人間、少しでも楽しいと思える仕事をしないと、心が荒んでいきますし、ほんの少しでも誰かに期待されなければ、調子に乗れません。組織の中での生きがいって何だろうなとか、ひとりになってからの生きがいって何だろうなとか、そういうことを思いながら、初演は会社を辞める1ヶ月前に上演しました。20代の時に書いたホンではありますが、30代の働き盛りの御仁にも見て欲しい舞台です。
>>チケットは、 『ぴあ』『ローソンチケット』まで。お願いします。
2013年07月26日
和製なにがし
[日常] テレビのサッカーを見ていたら。
画面のテロップで「和製メッシ」とか「和製ドログバ」とか紹介されている選手がいた。サッカー初心者にも分かりやすくするための工夫なんだと思うが、やっぱり「和製」というのはとても残念な響きだ。そこには「日本人は、しょせん欧米に劣っている」というコンプレックスがもとになっているからだと思う。
「メッシのドッペルゲンガー?」 というのはどうだろうか。
うむ、どう書いても同世代の有名選手を書くのは、本家を越えられない感じでちょっとダメですね。昔、サザンオールスターズがテレビ番組で「おれたち『ニセTUBE』って言われてたんですよ」と言っていたことを思い出した。TUBEより売れたから言えることだろうけど。
まあ、斉藤学選手に関しては「エヒメッシ」なのか「ハマメッシ」なのか「カモメッシ」なのか、マスコミはとっとと勝負をつけたらいいと思う。僕の予想としては全部イマイチなのでつぶしあって全部なくなると思います。
「E電」みたいに、いくらごり押してもセンスの無いものは残らないですからねえ。
2013年07月24日
引越before,after
[日常] 引越しをしました。
※まだ何もない空間
なぜか分からないけど、今までの引越人生の中で、一番体力の使った引越でした。ひとつ前の引越は7年前になるけど、その時は「荷物を運ぶ」というよりは「ゴミを捨てる」と言うのに相応しかった。7年前の記録も残っています。
今回の引越は出て行く際に捨てるものが多くて、結局一人でぎゃーぎゃー慌てながら徹夜の作業になった。夜中に15袋近くも、他所アパートに燃えるか燃えないか分からないような不審なゴミを出してしまって後ろめたい。
他所のゴミを見るとスーパーのトレーとかビニールとか、かわいいものが多いのだが、僕はスピーカーとかアイロンとか、MDプレーヤーを捨てている。すれ違う人には呼び止められるのではないかとドキドキしながら家と往復した。
死体を捨てる時の犯人と似た心境なんだろうなと思った。
今朝、日が昇り。ようやく一段落し、もう準備万端かと思いきや、引越屋が来る直前になって、ごま油がビンに残っていることが判明。悪いとは思いつつシンク に流したら、部屋中が香ばしくなってしまった。
次に入る人はなんだか中華風の家になって申し訳無く思う。立つ鳥跡を濁します。
7年前の引越ではMDプレイヤーを捨てたと書いてあるが、今回の引越でも押し入れの中から高校時代に聞いていたMDや初めて買ったCDなどが出てきた。7年前、ハードは捨てられてもソフトは捨てられなかったらしい。そして今回は思い切っていろんな思い出を捨て去ったけど、やっぱり初めて買ったCDは新しい家にも持ってきてしまった。もう聴かないと思うけど。
※はじまりはいつも雨
2013年07月22日
秘密の暴露
[日常] 大学の図書館にて。
トイレの個室に入ったら、財布が棚に置かれていた。ぼくも長財布を持参しているときには便器に落ちてしまわないように予めその棚に置くのだが、前の人は用を足して出る時にそのまま忘れてしまったのだろう。
たまにこうして「落とし物」に遭遇することはあるのだが、たいてい僕はそのまま(見なかったことにして)
立ち去ってしまう。それは何というか、財布を手にして管理者のところへ運ぶ途中に「あ、それ僕のです!」
と持ち主と遭遇したら、まるで盗もうとしてたみたいに見えて気まずいからである。
「ああ、落ちてましたよ、届けようとしてたところです」なんて言ってみたところで、白々しく聞こえそうだし。特にトイレなんて、財布を手にして扉を開けたら、外に持ち主が立ってるかもしれないしと思うと、なかなか関わる気になれないのである。
ちなみにこの大学図書館には「落とし物ボックス」というガラスケースがあって、その中には高級時計やノートパソコン、万年筆からアクセサリーまで様々なものが公開されている。
これを覗くたびに、持ち主に名乗り出てきた人の本人確認はどうやってやるのだろう、と思ってしまう。無くした場所と日付、あと何か秘密の暴露が隠されているのだろうか。
------------
ただいま劇団公演の「砂漠の町のレイルボーイズ」という演目の稽古をしています。
僕が会社を辞めたのは2008年でしたが、この初演はちょうど会社を辞める一ヶ月前に上演した作品です。ちょうど映像の仕事をし始めて頻繁に休むようになり、いよいよ会社で自分は何もできていない、このままではいかん、役に立っていない、でもどうしようもない、というようなジレンマに陥っていた頃の心理がよく出ています。劇団にはめずらしい「はたらく」ことがテーマです。
>>チケットは、 『ぴあ』『ローソンチケット』まで。お願いします。
2013年07月20日
低所恐怖症
[日常] 東京タワーのふもとで飲みました。
僕は「高所恐怖症」ではないのだけど、高いもの(高層ビルとかクレーン車)のそばを歩くと倒れてくるのではないかと気になってしょうがない「低所恐怖症」である。今日飲んだ東京タワーのふもとは、「これだったら倒れてきても当たらないな」と思えるほど真下だったので楽しく飲めました。
------------
ただいま劇団公演の「砂漠の町のレイルボーイズ」という演目の稽古をしています。
この公演は初演(2008年)の時、本番初日に台本が出来上がるという失態をしてしまうほどの難産だったのですが、再演も同じ轍を踏もうとしています。難産だけど、一番気に入っている作品でもありますので是非観に来てください。>>チケットは、 『ぴあ』『ローソンチケット』まで。お願いします。
------------
ちょっと先になりますが、10月29日~11月3日まで、劇団スパイスガーデン第六回公演「移動するプリズン(仮)」という公演の作・演出を徳尾がいたします。
スパイスガーデンさんはドラマ「33分探偵」「コドモ警察」「天魔さんがゆく」などのプロデュースでおなじみのアットムービーさんがプロデュースする劇団です。その劇団スパイスガーデンさんの公演にオーディションで1名キャストを募集するそうです。きっと、わくわくする劇になると思いますのでご興味のある方は参加してみてください。よろしくお願いします。
オーディションの詳細>> 「月刊オーディション」WEBサイト
-------------
これまた前後しますが、10月12日(土)に「DA2-DANZIN(ダッタンジン)」という人気ユニットのLIVEがありまして、その構成と演出を担当することになりました。持ち歌が2曲しかないのに2時間あまり(予定)のLIVEステージになるそうで。是非、こちらも観に来てください。
【概要】
日程:2013年10月12日(土)18時開演
会場:ディファ有明
構成・演出:徳尾浩司(とくお組)
出演:SYO(矢崎広)TAI(林剛史)MICHIKY(辻本祐樹)ZAI(二瓶拓也)HYUN(滝口幸広)
チケット:8月3日(土)一般発売
ファイナルとなるトーキョーLIVE、新曲も披露されるかも!?
演目やゲスト出演者などの詳細は近日公開致します。
公式ブログ→ http://ameblo.jp/da2blog/
2013年07月18日
500円
[日常] 家に、500円玉を20枚貯められる「つぼ押し器具」みたいなのがあって、最近は足でコロコロ転がしながら、小銭で500円が出るとそいつに入れることにしている。
僕は今までそういう細かい貯金に興味がなかったので、初めて貯めて思ったのは「財布からお金がえらい早くなくなるな・・・・・・」ということである。本来、気づかないうちに一万円分貯まってたぜラッキーみたいな感じが理想なんだと思うけど、全然その過程がささやかじゃないというか、僕にとっては財布からどんどん千円札が無くなっていっていくという印象だけだ。
もう面倒なのでさっさと一万円を500円玉に崩して器具に詰め込みたい気分です。
2013年07月13日
止まらない列車
[日常] 今日、大学の図書館で窓の外を見ながら「こりゃあ、ゲリラ豪雨が来そうだぞ」と思っていたら、いつの間にかウトウト眠っていました。
夢の中では、ゲリラ豪雨がまさに始まっていて、図書館の窓から外を見ると、ごうごうと流れる雨水で地面が見えなくなり、あっという間に大きな川のようになってしまいました。「こりゃあすごいね」と振り返ると、そこには顔なじみの劇団メンバーがいて、自分が立っている場所は図書館から電車に変わっていました。
電車は、「電気が止まりました」のアナウンスと共にレールからはみ出てしまい、勢いのままに進むしかなくなってしまいました。僕の目の前では、運転士が左右にハンドルをうまく切りながら、人や車をよけて大学の敷地を走っていきます。ところが、とうとう正門の外に出てしまって一般道路を走ることになってしまいました。
マクドナルドの横を通り過ぎ、マンションを過ぎていきます。僕は劇団員たちに「こりゃあ、横転もあるぞ! 椅子をしっかり持て!」と叫びます。ブレーキが効かないのは油圧が効かないからか。なんてことも考えていました。
運転士は、わざと塀や建物にぶつかって電車の勢いを止めようとするのですが、勢いのままに次々となぎ倒していきます。しかしついには電車も止まり、「やった! 止まったぞ!」と叫んだのですが、今度は後ろ向きに進んでいきます。「どういうことだ!? なんで後ろに進んでるんだ!?」
実は先ほど電車が止まったのは、物にぶつかって止まったわけではなく、坂道を登っていてスピードが0になっただけなのです。ということで、今度は運転士さんが決死の覚悟で後ろ向きにハンドルを切ることになりました。
電車はなんとか大学の中に戻ってきて、ぼくは「グッジョブ! これで車との大事故を防げる!」と運転士を後ろから称えます。
大学の敷地の壁に電車をこすりながらゆっくりとスピードを落としていきますが、運転士のミスで下り坂を選択してしまい、ジェットコースターのようにグングンとスピードがあがっていきます。誰もが「もうだめかもしれない」と思った瞬間、花園のようなだだっ広い場所に出て、電車は止まりました。
僕らは電車を降りて、スマホのカメラで記念撮影し、近くにあった屋外のエレベーターから1Fを目指しました。(坂道を下ってきたので、ずいぶん海抜の低い場所らしいのです)
エレベーターの中にはなぜか、床に吐かれたゲロと、未使用の便器と、水の入ったバケツが置かれていて、僕と運転士と劇団員とそこで初めて乗り込んできた女性がいました。
劇団員が「くっせえ」とか「なんでゲロがあんだよ」とか言いながら、とりあえず「1」を押すと、突然女性がウッときれいなバケツに吐き始めて、僕らはそれを見てなぜだか笑いが込み上げてきました。(なんで関係ないお前がもらいゲロしてんだよ、みたいなことでしょうか)。
吐き終わった頃にエレベーターが1階に到着しました。この夢を見ている時間は20分ぐらいでした。
おしまい。
2013年07月12日
暑いと口に出す
[日常] 「暑い、暑い」と口に出すと余計、暑いというのがありますね。
でも、あれはきっと口に出す意味があるんじゃないだろうか。体に「暑い」と聞かせることで、水分補給を促したり、涼しいところを求めたり。ひいては脱水症状や熱中症を未然に防ぐ効果があるのではないかと。
ちょっと話はズレるかもしれないが、人間の脳は外からの情報に影響を受けるという話がある。割り箸を口に挟んで(口をニッと開いた状態で)漫画を読むと、脳が「笑っている」と勘違いして、そうでない時よりも面白いと感じるらしい。面白いから笑うのではなくて、笑うから面白いのだ。
だからたまには「暑い、暑い」と教えてあげないと、体が認識しないで危険な状態になるのではないかと。今日も大いに叫んで参りましょう。暑い!
2013年07月09日
朝までボードゲーム
[日常] 稽古後に、朝までボードゲームをしました。
※海外のボードゲームの数々を。
大人になると純粋にゲームを楽しむ一方で、「この設定がうまい!」とか「最適な解はなんだろうか?」とか、裏側のことを考える楽しみも加わって。気づけば朝になっていました。
僕は麻雀をしないのだけど、やればかなり好きなほうだと思う。駆け引きもさることながら、あの無駄話をしながらたまに一喜一憂するという、あの緩急がたまりません。
性格なのかもしれませんが、僕はボロ勝ちすることも、ボロ負けすることも少ないです。プラマイゼロみたいな戦績ばかり。限りなく平均(安全)である方向になんとなく計算してしまっているのかもしれません。
2013年07月08日
読書感想文って難しい
[日常] 本日のひどい参考書。
作文の中でも「読書感想文」は、大して方法も習わないまま書かされることが多いので、小学生の頃は全然うまく書けなかった(今でも自信はないけど)。読書感想文の難しいところは、あらすじも伝えなければいけないという強迫観念がつきまとい、単なる感想だけでは不十分(と思ってしまう)という部分にある。
だから、結局みんなあらすじをダラダラと書いて「ここで僕はすごいと思いました」そしてまたあらすじに
戻って「ここで僕も悲しい気持ちになりました」。そして最後の結末を書いて「すごく面白かったです」というような、書いてる自分も吐き気のする感想文ができあがってしまうのだ。
しかも、子供の作文は「礼儀正しく子供ぶる」という無言の圧力にも屈しなくてはならないから、たとえば「読むまではホントに乗り気じゃなかったんですよね。もともと作者の気取った文体が生理的に受け付けないっていうか。第一、ひとり暮らし男が困ったときにサンドイッチなんか作らないだろっていう。でも読んでいくうちに、その鼻につくオシャレ感よりも、現代に生きる私たちの・・・・・・」とかいう書き方ではダメなわけです。
書き方なんてどうでもいいから、本当に思っていることを書けるような作文、というものを学校では教えて
いただきたいものです。
2013年07月05日
一括見積もりの恐怖
[日常] 昨日、引越し屋の一括見積もりを取ろうとしてネットから「送信」ボタンを押したとたん、一日中絶え間なくずっと電話が鳴り続けるという自体に陥った。
こちらとしては概算見積もり(相場)がメールでいくつか返ってくれば良かったのに、メールで概算見積もりを出してきたのは1件。他は何度も何度もコールが続いた。あのね、電話でひとつひとつ確認するつもりなら最初からネット使わないっての。
今日は二日目だけど、朝から鳴りっぱなしだ。あまりにも数が多くていちいち電話に出ていられないので、ソフトバンクのオプション料金を払って着信拒否をしてみたのだが、0120で始まる番号は拒否できず(本来の別の番号があるから)効果なくて、ちょっと参ってしまっている。明日もかかってくるのかな。
-----------
あとは、僕は基本的に電話を出ない。
ある程度用件が分かっているときは出るけど、それ以外のよく分からない電話は留守番電話を聞いてこちらの答えるべきことを考えてからかけ直すことにしている。
戦略がどうとかいうより、単に対人恐怖症なだけですが。
2013年07月04日
生きてて良かった
[日常] 今日、外見からして怪しいラーメン屋に入ったんです。
すると案の定、お昼時だというのにお客さんは誰一人としていなくて、奥からじいさんが出てきた。その時点でちょっと帰ろうと思ったのだけど、それも悪いので「味噌ラーメン」を頼んだら、5分ぐらいで出てきたのは、まるで味噌汁に麺が浸かったような、限りなく薄いラーメンだった。
ああ、これは久しぶりにハズレをひいてしまったなァと思っていたのだけど、その時テレビでやっていた徹子の部屋で、ゲストの小籔千豊のトークが面白くて、ラーメンそっちのけで見入ってしまった。これはこれで他の店に入っていたら見ることがなかっただろうから、総じて良かったと思うことにした。
物事に失敗するとついつい「違う方法を取れば良かったかも」と後悔しがちだけど、そっちはそっちで食中毒にあうかもしれないし、客と喧嘩して殴られるかもしれない。いいふうに転がるとは全然限らないのだ。
オススメの思考法ですが、「あーこっち選んで失敗したなぁ」と思ったときも、「他の選択肢ではもっと悪いことが起きていたかもしれない。生きてて良かった」と思うことにしては如何でしょうか。
2013年07月02日
どんな肉でも
[日常] よく通る道で見かける定食屋です。
どんな肉でもどんと来い。
------------
年を取ると、肌が水滴を弾かなくなるなんて話ありますでしょ。
でも僕が最近、年を取ったのかなあと感じることは、風呂で体につけた石けんがなかなか落ちない、ということです。お湯で流してもなんかずっとヌルヌルしてるというか。念入りに浴びないと、落ちた感じがしない。これはやっぱり肌の問題なのか。
もしくは、腕毛の可能性も。
|