読書感想文って難しい
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[日常] 本日のひどい参考書。



作文の中でも「読書感想文」は、大して方法も習わないまま書かされることが多いので、小学生の頃は全然うまく書けなかった(今でも自信はないけど)。読書感想文の難しいところは、あらすじも伝えなければいけないという強迫観念がつきまとい、単なる感想だけでは不十分(と思ってしまう)という部分にある。

だから、結局みんなあらすじをダラダラと書いて「ここで僕はすごいと思いました」そしてまたあらすじに 戻って「ここで僕も悲しい気持ちになりました」。そして最後の結末を書いて「すごく面白かったです」というような、書いてる自分も吐き気のする感想文ができあがってしまうのだ。

しかも、子供の作文は「礼儀正しく子供ぶる」という無言の圧力にも屈しなくてはならないから、たとえば「読むまではホントに乗り気じゃなかったんですよね。もともと作者の気取った文体が生理的に受け付けないっていうか。第一、ひとり暮らし男が困ったときにサンドイッチなんか作らないだろっていう。でも読んでいくうちに、その鼻につくオシャレ感よりも、現代に生きる私たちの・・・・・・」とかいう書き方ではダメなわけです。

書き方なんてどうでもいいから、本当に思っていることを書けるような作文、というものを学校では教えて いただきたいものです。


日常 日時: 2013年07月08日 12:28 | 

とくおNOW

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