2012年06月07日
カチンコチン
[日常] かな入力への憧れが捨てきれず。
定期的に「やるぞ!」と奮起して、かな配置を覚えようとするのだけど、どうも忍耐弱く挫折してしまう。「つ」の場所しか覚えられない。
長い目で見るとカナよりも倍を打つローマ字入力は、疲れの面からも得策じゃないなと思っていたのだけど、予想以上に覚えるのがしんどいというか、シフトキーの使用に慣れないというか、まあ要するに頭がコチンコチンになってしまっていて、ものごとを吸収する柔軟性が失われていることに気が付いた。
キー配置の問題もあると思うけど、「?」とか「!」はどうやって出してるんだろう?
濁点と半濁点の打ち分けとかすごく難しい。本気で習得するなら、半年ぐらいは俗世間を離れて、山に籠もって修行する必要がありそうです。
2012年06月06日
鬼ごっこ
[日常] 顔は防犯カメラで全国に公表されて、200万円を持って逃げるとする。
なかなかしびれる鬼ごっこである。街を行き交う誰もが、自分に気づいたかのように思えるだろう。まずは防犯カメラに映っているリュックは捨てて、服も替えなければならない。普段着も買いたいが、できればスーツが欲しい。おっさんが昼間にウロウロしているのはどこでも目立つ。紳士服屋の接客は丁寧じゃないほうがいい。
駅には防犯カメラがたくさんついているが、移動手段は電車を選択する。報道されているうちはタクシーも危険な気がするから。ドライバーによっては勘のいいやつがいる。「犯人が逃げてるらしいですねえ」とか話題を振られたら、「私です」と言ってしまうかもしれない。その点、バスは比較的安全だから、電車と併用する。
本当は車を使うのが一番安全だが(寝泊まりもできるし)、身分を偽って手に入れる手段を思いつかない。知り合いをたどるのも今は危険だ。既に電話を抑えられている可能性がある。当面の宿泊先は、とりあえず都内のビジネスホテルを転々とすることにしよう。カプセルホテルでもいい。いや、カプセルホテルがいい。
ともあれ、都内はいち早く出たほうがいいだろう。これから二ヶ月くらいの間は一般市民の注意が薄れるのを待って、地方のウィークリーマンションなどに引きこもるのが無難だ。地方と言ってもせいぜい大阪か、福岡か。
新幹線の駅や空港は警察官が張っているだろうから、移動には長距離バスがいい。隣に座られたくはないので、並びの席を二つか三つ、まとめて買ってしまおう。
・・・・・・ということで僕が刑事ならまずはカプセルホテルを調べ、バスを調べ、地方都市のウィークリーマンションを調べます。
2012年06月05日
体験よりも情報
[日常] 金星が太陽を横切り中とのこと。
あらためてみると両者の大きさが全然違うというか。これでも金星は手前にあるから大きく見えているほうなのだと思うけど。
一連の天体ショー。興味が全然ないわけではなくて、お、そうなのか!とぐらいは思うのだけど、どうもサングラスをしたりして直接みようという気にならない。今回も目をつぶして眼科に駆け込む人が予想されるけれども、ぼくはニュース映像でずいぶん満足してしまう。
面白いと噂される映画を、映画館に見に行こうとしないでDVDで済ますとか、野球はニュースの結果でじゅうぶんだとか、リアルな体験よりも情報重視なんだなあと思います。いや、面倒くさがりなだけか。
2012年06月04日
クアトロちがい
ふだん、変換辞書はATOKを使っているのだが、「支那」とか「気違い」みたいなナイーブ単語が普通に変換できなくて、すごく余計なお世話だなといつも思う。
いちいち単語登録するほうが変な意識芽生えるつうの。
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[日常] 夕飯に近所のイタリア料理屋で、ピザでも食べようかとなり(というか、独り言なのだが)。
いざ店でメニューを広げると、ピザもいろいろな種類があってイタリア語の意味がよく分からない。よし、この「クアトロ」というのにしよう。クアトロというのは確か4とかいう意味だよな、あの、4分割で4つの味を楽しめるやつだ、飽きがこないやつだ、と狙いをつけて注文したところ。
運ばれてきたのは、4つのチーズが組み合わさった、チーズだけのピザだった。
他の具材はみあたらない。そうか、よく考えたら4分割で4つの味だなんて、それ宅配ピザやし。と、心の中で瞬時に反省しつつ、チーズだけのストイックピザを口に運ぶ。いいのだ、これが食べたかったのだ。我はストイックなり。
口に広がるチーズの香り。「クアトロ」は、4種類の中でもゴルゴンゾーラの存在感がグイッグイ全面に押し出されている、実質的には一種類しか乗ってないように感じさせるほどの、ハイパーストイックピザであった。
やっぱり僕は、あの身体に悪そうな宅配ピザの方があってる気がします。
2012年06月03日
リコール
[日常] 駐輪場にぼくのと同じ型の原付が停まっていた。
手前の汚い原付がぼくのだが、シートの同じところが、同じ感じで破けている。これってやっぱり構造的な問題なんじゃないか。リコール対象や!
2012年06月02日
原始時代はハムの人
[日常] 洋画を見てると、欧米人は冷蔵庫から缶ビールをホイっと投げられても、パシッと受け取ったりする。ホイッ、パシッ、プシュみたいな。
あれって、ぼくがやったらきっと壮大にハンブルした後、つま足にガツンと落とすと思う。
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ぼくはわりとハムが好きだ。
原始時代に生まれていたら、壁画を描いてお肉をもらう人か、ハムを作る人になっていたんじゃないかなあと、よく想像する。動物を狩るほうには入れてもらえないだろう。
本当は洞窟にこもって、あいつは変な奴だなんて言われながら壁画を描いて暮らしていくのがベストだけど、ただ、お肉を獲る人には壁画の良さなんか分からなくて、扱いが悪いような気がする。特にぼくの画なんか「オレでも描けそう」とか言われるだろうし。
なので、狩ってきた肉を「ハムにする人」になったら、狩人たちも一目置くだろうし、かなり尊敬されるんじゃないかなと思う。お肉をおいしくしてくれる魔法使いみたいな位置づけになったりして。
そうやって、大仰に魔法を使っているかのような演技で(「ハァアアア・・・・・・!!」みたいな)、大衆をだましている画は容易に浮かびます。
2012年06月01日
真摯な対応、すべて拒否
[日常] デニーズデイズ。
隣のおじさんが四元豚の味噌焼き定食みたいなのを食べていて、店員に「これちょっと焦げすぎだろ」と言って肉を一枚味噌汁のフタに載せて突き返していた。見ると、まあ、味噌焼きだし、それぐらいは黒くても平気かな、という感じ。僕の コーヒー少なかった事件に比べたらマシな方だ。
するとしばらくして店長がやってきて「すみませんでした」と謝罪。「あの焦げ見たか」「見ました」「ありえねえだろ」「はい、ありえないと思いました」と一連のやり取り。
おじさんは一応文句は言いたかったけど、見返りは求めていなかったようで、その後の作り直しの提案はことわり、店長が持ってきた緑茶(ドリンク用の)もことわり、最後はレジで「お代は結構です」と言っている店長に対して「払うよバカ野郎!」とキレていた。
謝らなかったら謝らなかったで不正解だろうし、本当にクレーム処理をやっている人には頭が下がる。そのやり取りをみて、四元豚の味噌焼き定食を頼もうかと思った。
「焦げすぎだろ」と。
2012年05月31日
キーボードを斜めに置いて
[日常] 六月になってしまった。
最近、キーボードを斜めに置くと、なんだか打ちやすくなった気がする。気のせいかな、なんでだろうなあと思って図を描いてみた。

丸は手。ホームポジションで網羅できるところが黄色だとして。
斜めに置いたほうが面積が増えた!というのはたぶん嘘だけど、よく打つキーまでの距離が短くなったのかもしれない。
昔、ちびまるこちゃんで、遠足で歩くのに疲れた男子が「後ろ向きに歩くと楽だぜ~~」と言い出して、みんなが「楽だ、楽だ!」と流行り出すけど、実際そんなハズがない。という話があったけど、それに似ているような気もする。
2012年05月29日
ルーキー・ラギング・デー
[日常] 大リーグには、新人が女装するイベントがあるとか。
ルーキー・ラギング・デー(ルーキー・ヘイジング)というそうで、今年はダルビッシュが参加したらしく、その参考記事として、数年前にレッドソックスの田沢投手の女装写真が載っていた。
パッと見、上の写真を拡大したものが下の写真なのかと思ったら、下は広告だった。
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当サイト(劇団)がほぼ毎月発行しているメールマガジンがありまして。
そこで毎月、小説のようなものを連載することにしました。とある会社員が、成田からフランクフルトに向かう機内で体験する話です。よかったら、捨てアドレスでも結構ですので登録いただけると嬉しいです。ご登録は 【こちらのフォーム】でやっています。
2012年05月28日
唐辛子外来に通う日
[日常] 「名古屋名物!台湾ラーメン」という不可解なインスタントラーメンを食べた。
なんでも、台湾ラーメンという食べ物は名古屋発祥だとか。今まで知らなかったが、とりあえず今は辛いものが異様に欲しくなるので、いろいろと手を広げて試している。
この終わりの見えない唐辛子ブームはいったい何なんだろうなあと思っているのだが、アマール・ナージなる人は、「ニコチン中毒との原理が似ている」と説いているらしい。
『トウガラシの文化誌』(原題『PEPPERS:A Story of Hot Pursuits』)
の著者アマール・ナージ氏は複数の心理学者の研究を引用、「唐辛子中毒はニコチン中毒と原理が似ている」と分析する。 ナージ氏は「ジェットコースターのように痛みを感じるが、実際には体に傷が付いていないことからくる心理的快感、 傷ついたと判断した脳が分泌するエンドルフィン(鎮痛効果のある神経伝達物質・脳内麻薬とも呼ばれる)のせいで、 さらに辛い唐辛子を食べたくなる」と説明している。
あ、なんかすごく分かる!と思った。これは単なるブームとかではなくて、すごく依存状態にあるような気がしていたし。一日に一回はこの刺激が欲しくて、どうしようもなくなる感覚は、禁断症状に似ている。

唐辛子中毒の極北。北極ラーメン。
唐辛子外来とかに通う日が来るんでしょうか。唐辛子パッチを貼ったりして。
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