2012年11月01日
テスト期間の大学生
[日常] 東京工業大学が今、おそらくテスト期間中である。
学生が普段よりも街に溢れかえっているので、部外者の僕は遠慮して図書館にも近づかないようにしている。日本の未来を担う学生たちの邪魔をしてはならないからだ。
この地に住んで長いが、この大学の学生は街で暴れることもなく、飲み屋でギャアギャア騒ぎ立てることもなく、迷惑に思ったことが一度もない。本当にここは学生街なのかと思うほどで、テスト期間中になってやっと、友達同士の会話が聞こえてくる程度だ。
テスト期間といえば、僕が通っていた大学でも周りは過去問をコピーしあい、あるいは試験そのものを諦めて救済レポートに賭けるなど、至るところで情報戦が繰り広げられていた。僕はその過去問の答えが合っているのかどうかも判断できなかったため、コピーすら諦めて茫然としていたように思う。どちらにせよ、真面目に正面から取り組む人たちの姿をそこまで多くは見かけなかった。
ところがここの学生は目につく限りは個々に試験勉強をしているように見えるし(当たり前な話ですみません)、聞こえてくる会話も、具体的な問題に関する拡張的な議論ばかりだ。きっと試験を終えたあとにも、他の人がどういうアプローチをしたのか、という興味が続いているのだろう。
僕の大学は残念ながら「マジ、パネぇ!!!」とか言ってる人ばかりだった。
じゃあ真面目なのがいいかというと、そうも言えないのが大人のバランスの難しいところだ。チェックのシャツばかり着るのはむさ苦しいし、食べるが遅いのもどうかと思うし、定食屋でPSPを広げるのもやめてほしいと思う。
社会に出れば「マジ、パネぇ!!!」の人と一緒に仕事をしなければならないこともあるだろう。そんな時には是非ともたくましく、負けないように戦って欲しいと思う。モンスターを狩るようにな!
2012年10月31日
人の目を見て話す方法
[日常] ふと最近、人の目を見て話していないな、と気づいた。
もともと自信たっぷりに相手を見つめて話すタイプではないと思っていたけど、最近、気づいたら消しゴムを見ながら話していることがあった。ハッ、これはまずいぞと。仕事の話なのに。
ネットで「人の目を見て話せない」を検索すると、発言に自信が無いときやウソを付いているときに目を合わせないことがあるらしいのだが、自分の場合はどうだろう。ウソはついていないし、自信がないというよりは、相手の存在の圧に耐えられないというか、視線を受け止める器がすごく小さくなっているのだ。(それを自信がないというのかもしれませんが)
そういう時に「目を見れないなら、口とか鼻を見ればいいんですよ」みたいなアドバイスありますでしょ、そういうことじゃないんです。見ようと思えば見られるんだけれども、向こうがこっちを見ていると思うとダッハーッとなるわけです。
一番いいのは、相手が消しゴムを見てくれることだと思うんです。それならば安心して、僕は相手の目を見てお話ができる。でも相手に「ちょっと消しゴム見ててもらえます?」とお願いするのはおかしいですから、違う方法を考えなければなりません。
1.カエルのTシャツを着て、胸にいるこいつが本体だと言い張る。(そっちに目がいく)
2.自分のまぶたに目の絵を描く。
3.オールバックで黒いサングラスを掛ける。(タモリ)
ここまで書いて、あ、こんなことしなくても、メガネを掛けなければいいんだ!と思いました。
2012年10月30日
取り違えた写真
[日常] 報道機関が「容疑者の写真を、他人と間違えて公表する」という不祥事がある。
間違いでした、と謝罪するのはいいのだけど、こちらとしては「どの写真を間違えて公表しちゃったのか」というのは永遠の謎になってしまい、結局多くの人の頭の中には無関係な人の像がインプットされたままになっている。
できることならもう一度失礼覚悟で「ごめんなさい、この人は普通の人でした!」と写真付きで公表してほしいものだ(だめでしょうけど)。
アナウンサーの「先ほど不適切な発言がありました、すみませんでした」と同じですね。「え、何が不適切だったの!?もう一回言って!」っていう。
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数年前に考えて、日の目を見ない舞台の企画がある。
地球に残った最後の家族の話なんですが、たまに引っ張り出してくるのは、単にこの自分が作った合成写真が好きなだけという気もします。
2012年10月29日
アップル素人の私
[日常] うっかりiPhoneのアプリケーションを全部消してしまった。
どうにも調子の悪いアプリケーションがあって、そいつを消してまた入れ直したら良かろうかといじっていたら、全部消すボタンを押してしまったという初歩的なミス。もちろんバックアップから復元すればいい話なので、さほど大きなショックはなかったのだけど。
そういえば、ぼくはiPhoneを使うまではApple製品とは無縁な生活を送っていたので、最初の頃、調子が悪いなあと思ってたらこのロゴが出てきて、「わ!リンゴにヒビが入ってる!これは相当まずいってことか!?」と焦ったものだった。(実際、壊れて2台取り換えているんですが)
「アップル ロゴ ヒビ」で検索すると同じような質問が山ほど掛かります。「馬鹿じゃないの。光が反射してるデザインじゃんwww」というアップルユーザーのご意見もごもっともなんですが、素人にとってはこのロゴが出てくるシチュエーション(再起動)が絶妙だと思いましたよ。
2012年10月28日
いい酒
[日常] 4年前、退職した時に同僚にもらったお酒をあけた。
シャンタル・コンテ ブリュット・ド・フュー・オルダージュというラム酒で、”究極のラム”とも言われている逸品。ずっと開けるのが「勿体ない」というのがあったのだけど、数年待って思ったのは、この先も勿体なくない出来事なんかないだろうということで、何にもない普通の日常で開けたのでした。おかずはキノコクリームコロッケだった。
お酒の味や歴史のことはよく分からないのだけど、いいお酒を飲んで思ったのは、飲んだ後の気分が全然違うということですね。とても緩やかないい酔い方ができるし、後に残らない。アルコール度数58%とか、普段飲んでいるものとは格段に強いものだけど、全然いけちゃうというか。
結論が「全然いけちゃう」って全くレポートになっていないけれども、まあ、酒についてウンチクを語ってもしょうもないと思います。大事なことは酒を飲んで何を語るかです。(名言っぽい)
2012年10月27日
8400円の野菜
[日常] 本日の野菜(8400円)です。
ラベルを作るときに「”かぼちゃ”ですかねえ」と相談をしたけど、「んー、でもなんかハロウィン用のかぼちゃって、正しい名前があったような気がするよなあ」「何でしたっけねえ」となり、結局「”野菜”でいいか、誰も買わないだろうし」ということになったのかもしれない。
まあ、相変わらず大人にはたいしてやることがないハロウィンだけれども、このハロウィンのイメージを「オレンジと黒でいこう」と決めた人って偉大だなあと思う。この色遣いを守れば、何を作ってもとりあえずOKなところがある。こういうものこそ、デザインだ。
そんなこと言って、これに佐藤可士和が絡んでいたら卒倒するけど。
2012年10月26日
2つの危ねえじゃねえか!
[日常] よくドラマとか漫画で、トラック運転手がボーッと歩いている歩行者に対して「危ねえじゃねえか!この野郎!」というようなシーンがある。
あれってまあ、トラックは頑丈だし「危ねえじゃねえか!」って歩行者の命のことを言っているから、怒鳴ってはいるけど優しい言葉でもあるんだよな・・・と思っていた。もちろん、ひいてしまったら自分が捕まるから怒ってるっていうのもあると思うけど。でも、なんか優しさを感じるんだよね。
一方で、僕は自転車に乗ってて、よくすれ違う高齢者(じじい)に「危ねえじゃねえか※◎×〒!!」と怒鳴られることがある。あれは完全に自分のことしか考えてないし、こちらからするとすごく気を遣って避けていて全然危なくないので、「ぁあ!?」と振り返ることにしている。
自転車で高齢者とすれ違ったり追い抜いたりするときは、できるだけ何も鳴らさずに気配を殺してスッと走り抜けるのが一番だ。鳴らしてしまうとパニックになってウロウロと斜めに歩き出すので危ない。
2012年10月25日
ライオンに噛まれた人
[日常] 考えるときは歩くことにしています。
家の中でじっと考えていても、外からの刺激が全くないと思考というものはやっぱり広がりにくいというか。すぐに考えるということに飽きてしまいますね。なので、どうせなら考えながら延々歩いて、遠くのファミレスに行きます。そうすると昼間から歩いている人というのは怪しいですから、たまに職務質問を受けたりします。
「お兄さんどちらへ?」「ファミレスへ」など、その日初めての声を出す相手が警察官だったりします。 職務質問といえば白川勝彦で、予習はばっちりですが、ぼくはカバンを見せろと言われたらホイホイ見せます。
その後、駒沢通りで ライオンとヒョウに2度襲われた女優とすれ違いました。瞬時に「あ、ライオンに噛まれた人だ!」と思ったのですが、いつも松金よね子さんか松島トモ子さんか混同します。
そうして、ファミレスについたらコーヒーを飲んで、メモをまとめて、バスで帰りました。
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ファミレスで見かけた、コーヒー豆の解説写真。
「え!? ハトの首から先が人間の顔!?」と思ったのだけど、よく見るとコーヒーを収穫している女性でした。
2012年10月24日
え!?パターン広告
[日常] ネットでよく、「え、私、口臭する!?」みたいな広告がある。
これもそういう広告なんかなと思ったのだが、よく見てみると・・・・・・
不動産の広告だった。いやいや、自分の家をどんなに安売りしてしまっても、こんな顔はしないだろう。でも、もしかしたらこれは、わざと「口臭広告」に便乗したうまいやり方なのかもしれない。
え、私の年収こんなに安いの!?っていう広告の人とも友達ですね。きっと。
2012年10月23日
85年の歴史に幕
[日常] 近所のパン屋がつぶれた。
85周年に入ってからやたらと「大したこと無いけど85年」みたいな自慢をちょいちょい入れてきたパン屋さんだけども、「周囲の学校や保育園の給食にも提供してまいりましたが諸般の事情により閉店します」というような貼り紙と共に閉店した。
わざわざ給食のことを書いているということは、もしかした学校との取引きが無くなってしまったのかもしれない。「ちょっと次からは○○製パンさんにしますわ」みたいな。諸般の事情ということで詳しいことは分からないけど、85年も続けてこられたのはやっぱり立派でしょう。2,3回しか買わなかったけど、お疲れ様と言いたい。
まあ、最後もきっちり「ロバがひくリヤカーで、パンと古道具を売り歩いたあの日から・・・」みたいな歴史をさりげなく盛り込んでくるあたり、それが無ければカッコイイのになあと思ったりもします。
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