[日常] 東京工業大学が今、おそらくテスト期間中である。
学生が普段よりも街に溢れかえっているので、部外者の僕は遠慮して図書館にも近づかないようにしている。日本の未来を担う学生たちの邪魔をしてはならないからだ。
この地に住んで長いが、この大学の学生は街で暴れることもなく、飲み屋でギャアギャア騒ぎ立てることもなく、迷惑に思ったことが一度もない。本当にここは学生街なのかと思うほどで、テスト期間中になってやっと、友達同士の会話が聞こえてくる程度だ。
テスト期間といえば、僕が通っていた大学でも周りは過去問をコピーしあい、あるいは試験そのものを諦めて救済レポートに賭けるなど、至るところで情報戦が繰り広げられていた。僕はその過去問の答えが合っているのかどうかも判断できなかったため、コピーすら諦めて茫然としていたように思う。どちらにせよ、真面目に正面から取り組む人たちの姿をそこまで多くは見かけなかった。
ところがここの学生は目につく限りは個々に試験勉強をしているように見えるし(当たり前な話ですみません)、聞こえてくる会話も、具体的な問題に関する拡張的な議論ばかりだ。きっと試験を終えたあとにも、他の人がどういうアプローチをしたのか、という興味が続いているのだろう。
僕の大学は残念ながら「マジ、パネぇ!!!」とか言ってる人ばかりだった。
じゃあ真面目なのがいいかというと、そうも言えないのが大人のバランスの難しいところだ。チェックのシャツばかり着るのはむさ苦しいし、食べるが遅いのもどうかと思うし、定食屋でPSPを広げるのもやめてほしいと思う。
社会に出れば「マジ、パネぇ!!!」の人と一緒に仕事をしなければならないこともあるだろう。そんな時には是非ともたくましく、負けないように戦って欲しいと思う。モンスターを狩るようにな!
日常
日時: 2012年11月01日 23:21
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