2014年10月13日

相手の攻め
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[日常] 実家の本棚に並んでいる星新一全集を読み返しているだけで一日が終わる。


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そんな中でも、僕の本棚には将棋の本が多い。

羽生さんが出てくるよりも、少し前の世代。父親のものもあるけど、自分のもたくさんある。実力的には小学三年生ぐらいの頃がピークだったと思う。まあ、わざわざピークと呼ぶほどの腕ではない。

この手のゲームの難しいのは、「相手は何をやってくるだろうか」と相手の立場に立って考えなければならないところだ。自分がこう攻めたい、と考えるだけでなく、相手ならどう自分を攻撃するだろうか、とあまり考えたくもないことを考えるという訓練をさせられるのだ。

よく守るために、相手の攻めを読む。

野球でもサッカーでも、ひいきではない方のチームに視線を移して、ましてや応援するなんてことは生理的にすごく難しいことだ。正確には、そういう思考でゲームを楽しむことが難しい。ただ、そうすることで見えてくる視点というものはあるはずで、監督さんなんて職業の人はきっとかなりの比率で相手のことを考えているんだろうと思う。

昔の戦国武将とかも、優れた人は皆、そうなのでしょう。


日常 日時: 12:29

2014年10月11日

ええよええよ
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[日常] 大阪滞在記。

ラーメン屋の店内でボーッとしていると、近くのテーブルに座っていたおじさんが「ええよ、ええよ、これでもう」と店員に言っているのが聞こえてきた。

どうやらおじさんはネギラーメンを頼んだようなのだが、店員は間違ってとんこつラーメンを運んできたらしい。全然違うのに、強引におじさんは「ええよ」と食べはじめてしまった。

いや、たぶん店員はテーブルを間違えただけで、そのとんこつラーメンを頼んだ人は別にいるはずなのだ。だから、結局もうすぐ出来上がるおじさんのネギラーメンはムダになり、とんこつラーメンはまた作らねばならなくなったに違いない。ええよええよじゃなくて、食べちゃだめなんだよ。

店員は「あ……」としばらく立ち尽くした後、足早に厨房へ戻っていった。


日常 日時: 23:35

2014年10月09日

沈黙
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[日常] つい最近までは。

職業柄もあるのだけど、もともとの性格として「ええ~!」と思うことはストレートに「ええ~!」と言ってきたし、突っ込みたいことがあれば「おいおいおい!」と反応してきたけれど、極端な話、こういうものは黙っていたほうが”得”であることが多い。

得というとそれはそれで語弊はあるけれども、いちいち正論を振りかざして訂正しようとしても、伝わるのはその主張の正しさより、我欲の強さのほうが大きいということ。

とくに大勢がいる場面では、「そのアイデアは違うんじゃないかな」と思ったとしても、早押しクイズのように「いや、そうじゃなくて」とは言わないように心がけている。そんな即座に意見を訂正されて気分のいい人はいないし、本当にダメなアイデアはいずれ違う人が訂正してくれるだろうから。”気づき”の速度なんて誰も評価してくれない。

あと、歳をとって分かったのは、「あの人、今は黙ってうなずいてるけど、絶対に良いと思ってないよな」と気づいている人が多いということ。理解者がいると思えば、そんなに慌てて自分の主張をしなくてもいいというか。

ただ、あまり黙っていると「あいつ人の話、全然聞いてねえな」となってそれはそれでまずいのだけど。


日常 日時: 20:00

2014年10月08日

はとバス
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[日常] 初めてJet Starに乗りました。

LCCは安いだけあって(僕が乗ったやつは3900円でした)利用客もそれなりに若い人が多く、友達同士で旅行みたいな感じの客層だから、レガシーキャリアと比べて機内はたいへん賑やか。

離陸前にリクライニングを下げてよく注意されているし、水平飛行に移ったら一斉にガチャガチャガチャッとベルトを外す音が聞こえる。え、そんなにじっとしてられないの、と思うけど、それぐらい若いというか、落ち着きがないというか。

9月からはルールも変わって携帯をOFFにしなくても良くなったから、ずっとパシャパシャ写真の撮る音も聞こえてきて、まさに空飛ぶ観光バスといった感じ。まあ、乗った機材もエアバスだったけど。

それにしても3900円は、はとバスの半日ツアーより安いですからねえ……。


日常 日時: 21:45

ベタベタ
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[日常] 大阪に行く支度をしています。

いつも仕事で使う資料や書籍は持ち運ぶには重すぎるので、はこBOON(ファミマの宅配サービス)で送っている。理由は安いから。このサービスは事前にネットで送り先を登録しておいて、Famiポートで出力した紙を店員に渡すと、ビニール袋と宛先伝票を手渡される。

こちらの作業としては、その渡された宛先伝票をビニール袋に入れて荷物に貼り付ければいいのだけど、この作業が案外難しくて、ビニールにあらかじめ付いている糊が予想外なところにくっついてベタベタになったり、自分の口を塞いでしまって宛先票が入らなくなったりして手間取ることがあるのだ。

サランラップを切った後、皿にかける前にお互いでくっついちゃって「あ~~」となる感覚に近い。

一応、ビニール袋には作業手順が書いてあるみたいなのだが、レジに行列ができはじめると読んでる余裕もないので、とりあえずやってみて失敗、というのを繰り返している。この手の作業は店員がやってくれたほうが早く終わるのに。馴れてない人にやらせるより、馴れた人がパッとやったほうが絶対効率いいに決まっている!(店員は僕の作業が終わるのを待ってるだけだし)。

あれはマニュアルが変だと思うな。必ず客の手でやらなければならない理由なんて無さそうだし。今度、ファミマで働いている劇団員に聞いてみよう。


日常 日時: 01:18

2014年10月07日

気持ちはファーストクラス
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[日常] ファーストクラスのお客様。

ネットで見た記事によれば、ファーストクラスに乗る客の特徴として、ほとんど大きな荷物を持たず身軽な格好で本だけを持ち込み、殆どの時間を睡眠か読書で過ごす人が多いらしい。

逆にビジネスクラスは、何かとパソコンを広げて仕事のようなものをしていたり、常に「お忙しそうに」して いるとのこと。それゆえ、ファーストクラスで大きな荷物を持っている人は「ビジネスからアップグレードでやってきた」と分かるらしいのだ。

僕も最近、飛行機に乗るときには大きな荷物は事前に宅配で済ませ、持ち込むのは本ぐらいにしていたので、記事を読んで「同じだ!」と嬉しく思ったものだが、残念ながらエコノミーユーザー。

CAにも「あの人、働いてないのかしら」と思われるのが精一杯だろう。


日常 日時: 09:55

2014年10月04日

お前はもう眠っている
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[日常] 「お前はもう死んでいる」というフレーズがあるでしょう。

北斗の拳、僕も詳しくはないんですが、まだ息があるように見える相手にケンシロウが「お前はもう死んでる」と言い放ち、言われたほうは「え!?」と思う。次の瞬間、ブシューッと何かが弾けて死に至る、というやつです。本人は無自覚なのに、既に死に至っていたという時差。

これ、僕が自分に対してよく思うのは「お前はもう眠っている」です。

目を開けてちゃんと仕事をしているようだけど、いや、実はもう僕の頭的には眠ってるんじゃないか? という状態のことです。案の定、布団に入るといつも1,2分で意識は無くなっています。つまり、目は開いてるけど、眠っているといって過言じゃないような状態なのです。

日中もたいてい15分間だけ眠るのですが、横になって15分間きっちり寝るために「お前はもう眠っている」という状態になってから横になることにしています。きっと、頭の冴えてる状態から眠ろうとすると15分では寝付くので精一杯なので。

僕の場合、眠気の限度を超えるとパソコンでまったく脈略の無い文章を書き始めます。それが「お前はもう眠っている」シグナルです。


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週末なのでお知らせなど……。

五月に演出で参加した、堀内夜あけの会「恐怖タコ公園のタコ女」のDVDが発売になっています。



コメンタリーで出川さんが「徳尾は(伊藤)修子さんにだけダメ出しがきつい」など的確な解説をしておられます。機会があればレンタルなどしてみてください。(あわよくば買って下さい)。

10月19日に「健ドン!(仮)」という小林健一さんの企画コントのひとつ書かせていただいてます。私が担当するお話には加藤啓さんや佐藤貴史さん、福田転球さんも出てくれます。よろしければ見に来てください。

愉快なユニットDA2-DANZINの新曲に作詞しました。作曲は楠瀬拓哉さんです。


1月にヴァンパイア騎士という舞台の脚本を書かせてもらっています。公演期間が2015年1月21日~25日@銀座博品館劇場となっておりまして、実はとくお組の次回公演と同じ時期ですが、こちらはもうほぼ書き終えているような状態です。

とくお組は次回公演「光沢のある赤いスイッチ」が1月20日~2月1日@渋谷ギャラリーLEDECO 5F にて上演します。こちらもどうぞよろしくお願いします。


日常 日時: 02:28

2014年09月30日

丁寧なプロセス
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[日常] ラーメン食べに行ったら巨漢に踏みつけられて死ぬとか、いったい誰が想像するでしょうか。


ボカしすぎだと思う。

自分の死因を教えてくれる神様がいるとして、「あなたは五年後、ラーメンを食べに行って、そこで巨漢に踏みつけられて死にます」と言われても、なかなか信じがたいと思う。

思わず、え、ラーメン、え? 巨漢に踏まれて死ぬんですか? と聞き返すだろう。

人は遅かれ早かれいつかは生涯を終える。それが病気でもいい、事故でも仕方あるまい、なんならワケあって自殺という線もあるだろう。いずれにせよ、それらは丁寧なプロセスで迎えられると僕らは信じて生きている。

願わくば、なるべく予兆みたいなものがあって、心構えがあって去りたいもの。大盛りにしようか餃子を付けようかそんなレベルのことを考えているところに、いきなり死の扉が待っているなんて、本当に恐ろしい。


日常 日時: 12:35

2014年09月29日

リバーシブル
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[日常] 今朝、上着を着替えているとき、「ああ、裏返しだ」と気づいてちゃんと直したはずなのに、それから3時間後、喫茶店で服を見たら裏返しだった。

これがよくあって困る。最初に「裏返しだ」と思ったのがそもそも間違いだったのか、直したと思って直っていなかったのか、どちらか分からない。

たまにリバーシブルの服とか、わざと逆さまの印字がしてあるおしゃれな服があるでしょう。あれは僕にとってはおしゃれとかどうでもよくて、間違いがないという点で助かるのです。世の中、全部リバーシブルでいい。


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「リニア中央新幹線の問題について」

世の中にはよく、「このまま進めて、もし○○になったら(ネガティブなこと)どうするの?」とだけ言う人がいる。あれって、計画を進めている側からするとすごく鬱陶しいというか、指摘だけかい、という感じだろう。小学校から会社にいたるまで、そういう人は一定数いた。

本人的には「杜撰な計画に対する抑止力」的なポジションに自己陶酔しているのだと思うけど、問題点を見つけて指摘するのは「調べ学習」の域を出ない。その意見で新しく未来が創られることはない。難しいのはそれらを解決しながら何かを作り上げていくことで、建設的なアイデアの無い人はいつまで経っても相手にされないだろう。

そもそも、問題がすべてクリアになって進められた計画など、今まであったのだろうか?


日常 日時: 17:59

足の人差し指
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[日常] 足つぼが好きです。

体全体のマッサージは特に好きでもないのだけど、足のマッサージは好きで、たまに仕事で疲れたときなどは、手頃なお店に揉んでもらいに行きます。

昔から思っていたけど、足の「人差し指」の感覚って、手の「中指」の感覚と同じですよね。つまり、他人に足の人差し指をつかまれて「今触ってる指なんだ?」と聞かれたらほとんどの人は「中指」と誤答すると思うのです、それぐらい間違える。じゃあ、足の中指を触るとどう感じるかというと「薬指」である。

そうしていくと指がズレてしまいには「俺、小指がない!」てことになるんですけど、そこは薬指を触ったときに「あれ、このまま行くと指が無くなるな」と気づいて、そこは薬指だと感じるのです。(あくまで個人差があるとは思いますが)。

まあ、ここまで書いてネットで見てみたら「キムタクのドラマであったよな」というコメントが目に入って、今さら感のある話題なのかと、なんだか暗い気持ちになっています。ロングバケーションです。


日常 日時: 00:25
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