2014年04月28日
21世紀型デザイン
[日常] セブンイレブンのコーヒーマシーン(佐藤可士和デザイン)が、店員の手によって様々なカスタマイズされていることは今やよく知られていることですが。
この改変ぶりを以前も日記に書いたことはあるのですが、久しぶりにまた新しいデザインを見かけたので貼っておきたいと思います。
ジャーン!
押すボタンも「大」「小」と分かりやすくシールを貼って、ウォシュレットのボタンのように格好良くカスタマイズ。
デザインというのは、単に見た目の斬新さとかスタイリッシュさだけを追求してもダメで、機能性が無いとただの自己満足な置物になってしまう、ということを優しく教えてくれるお手本だと思います。しかもこれは誰でも幅広くカスタマイズ可能、という柔軟性を含んだ21世紀型のデザインと言えましょう。
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今日は、 「恐怖 タコ公園のタコ女」に出演の小村裕次郎さんのお誕生日でした。
嬉しそうな小村さん。演技の可能性もあります。
稽古中にサプライズっぽい感じでみんなとお祝いしました。舞台の本番は5月3日と4日です。チケットは完売しているようですが、もしお時間がありましたら 当日券でいらしてください。どうぞよろしくお願い致します。
2014年04月27日
平衡感覚が!
[日常] 最近、飲み物を注ぐときによくこぼすようになった。
今までその原因を考えたことは無かったのだが、どうやら平衡感覚が無くなってるみたいで、よく見るとビール缶の注ぎ口とコップがきちんと正対しておらずに、ねじれの位置になっているのである。
そういや、Wiiとかで身体のバランスを調べるとゆがみすぎてて、びっくりするもんなあ。
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スカイツリーに上ってきました。
350mからの景色。
以前、ツリーの下まで来てものすごく混んでいたので上るのをやめたことがあります。今回は気まぐれに上ったわけですが、350mの展望台と450mの展望台、あんまりその差は無いんじゃないかと思ってたんですけど、やっぱり450mまで行ったほうが景色は良かったです。小学生みたいな感想しか出てきませんが。
不思議なことに、450mまで高くなると逆に見慣れた光景になります。それは「離着陸時」の景色に近くなるからです。つい、心の中で「1500feet」と単位を変換してしまいます。
2014年04月24日
8%どころじゃない!
[日常] 増税8%に紛れて。
今日行った店では、増税前に「税込み」で500円だったものが、さらに8%課税されて540円として請求された。いや、それじゃ結果的に13.4%の課税になっちゃってるから! 5%+8%で13%じゃないですよ。1.05*1.08で13.4%ですよ、奥さん!
こんなことなら、誤魔化しにくい10%増税のほうが良かった!
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堀内夜あけの会 「恐怖 タコ公園のタコ女」の稽古をしています。
出演者の皆様です。
5月3日と4日の3ステージ公演。コストにまったく見合わない贅沢なステージになっています。お時間が合いましたら是非観に来てください。
2014年04月23日
結界
[日常] 本日のこんにゃく結界です。
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WOWOWで放送予定だった「タイタニック」が中止となり、代わりに「キングコング」が放送されるとのこと。
昔から大規模な事故や事件があると、それに近いテーマで描かれたフィクションが「上映中止」となることが慣例となっているけれど、あれは一体何でやめなければいけないんだろうか。いったい誰のための配慮なのか。
答えは、誰のための配慮でもなく、ただ、なんとなく、だと思う。
放送すれば多少の苦情はあるのだろうけど、それは事故の当事者でも何でもない輩がなんとなく「不謹慎だ!」と怒って抗議しているだけだろうし、放送する側も何か言われるのも面倒だからやめとくよ、という感じだと思う。ただ、「悪目立ち」したくないというだけなのだ。
でまあ、いろいろ考えていくと、結局のところ「フィクション」とその「視聴者」はナメられてるんじゃないだろうか、ということだ。
フィクションというのはすなわち、リアルに劣った面白おかしく作った物語。だと思われているから、いったん深刻なリアルが起きると、「ふざけている」と、似たフィクションがやり玉にあがるのだ。だけど、リアルとフィクションは全く別のものであることは、どの視聴者だって分かっているはずなんである。誰が心を痛めて殺人ドラマを見るだろうか?
普段は見ないタイタニックも、今なら見ようか、って人もたくさんいると思うんですがねえ。
2014年04月15日
自分を負の方向に盛り立てる
[日常] 仕事の関係で、イラッとする内容のメールを受け取った。
何だか失礼な印象を受けて、そのことを何かに(このような日記に)書こうかとも思ったのだが、深呼吸してよくよく考えるとそれほど腹を立てるほどのことでもなく、ましてや他者の共感を得るべき話でもないことに気が付いた。
しかしながら、必要以上にムッときたのはなぜだろう?
この歳になって何となく実感してきたことだが、イラッときた現象を冷静に見つめてみると、そこまで大したことではないのに、気づかぬうちに途中から自分で「イラッ」とする感情を付け足して増幅させているのだ。それはきっと、その後大きく何かに発散するためであり、よく考えると自作自演に近いのである。
ネットのコメント欄とかもそうでしょう。自分の生活とは関係ない事象で大して腹を立てる必要は無いのに、わざとイライラして、自分の感情を負の方向に焚きつけているのだから。
自分の場合は、よく寝てよく食べていれば、たいていのイライラは小さな種の段階で消滅するものかもしれません。
2014年04月10日
最後のプライド
[日常] 結果は認めるが、心は認めない、という苦し紛れに遭遇することがあります。
たとえば、痴漢で捕まった男性が、触ってしまった行為自体は認めるけれども、動機については「ムラムラした」とかではなく「ストレスが溜まっていた」などとぼかしたりする。某音楽家においても、作曲は確かにゴーストだったが、耳はホントに聞こえてないんです、とか。
某研究者においても、記述の間違いは認めるけれども、故意による捏造ではないと主張しているでしょう。(ほとんどの研究者は、捏造の他には起こりえない間違いと言っています)。
端から見ると「なんでそこはまだ嘘つくんだろう?」と思ってしまうけど、当人にとっては差のあることなのでしょう。つまり、逃れようのない「見た目の結果」は受け入れるけれども、そこに至った「心の動機」について受け入れないのは、人として立ち続けるための最後のプライドなんだと思います。動機まで本当のことを言ってしまうと、人として立っていられなくなるのです。
教室でうっかりウンコを漏らした小学生が「朝、カレー食ったから」みたいなよくわからない言い訳をするのと、構造はまったく同じです。
2014年04月06日
団地の数字
[日常] ちらっと実家に帰ってきています。
空港から家まで風景を車窓から眺めている時に、団地群が視界に入ってきて、「ああ、そういえば昔は、団地の壁に書かれている棟の数字が怖かったな」というのを思い出しました。
数字という表情を持たない無機質なものが大きくそこに在ることが怖かったんだと思いますが、個人的には大きい3が怖いです。大人になると、苦かったコーヒーが美味しく感じるように、「大きな3も素敵だな」と思えるようになるのですが、小さい頃は夕方になると団地の壁がまともに
見られませんでした。
今でもよく見る夢で、団地の階段を無限に上り続けるというのがあります。誰かに追われながら、ずっと5階建てぐらいの団地を駆け上がり続ける。ふと階数表示を見上げると緑の階数表示板が76とか書いてあって、怖くて目が覚めるのです。やっぱり、それも数字が怖い。
「団地 数字 壁 怖い」と調べると、やはり似たような人はいますね。「45棟が怖い」とか、あ、分かる!と思います。
2014年04月04日
巨人トイレ
[日常] 外を歩いてる途中で見かけた、巨人用のトイレです。
ここに住んでいる人も、「これって女子トイレだよな……」と思いながら帰宅するんだと思います。
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明日からまた関西に行きます。
先日、セブ島に行った時に、常に向こうの空港やホテルでは「eチケットの控えを見せろ」と言われて、仕方なく紙切れをいちいち見せていたのですが、それじゃ「eチケット」の意味が無いよな、と思いました。全然エレクトロニックじゃない。空港にも堂々と「eチケットの控えをご準備ください」みたいに書いてある。いやいや、控えだろ。
「eチケットの控え? そんなもの持ってないよ」と言おうものなら、きっと大騒ぎになっていたに違いない、そう思うほど当たり前のように要求してきました。結局、昔ながらの手法でやってきた途上国の人たちは「紙」を見てやりとりをする習慣が抜け切れていないのでしょう。客は必ず控えを持っているはずだから、それを見て確認すればいい、というスキームになってしまっているのです。
本当の意味でチケットレスになる時代はいつになるのでしょうか。指紋とか虹彩でピッと通過できるといいんですけどね。
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そろそろこちらの稽古が始まろうとしています。
堀内夜あけの会「恐怖 タコ公園のタコ女」
出演:堀内健 池岡亮介 伊藤修子 小村裕次郎 三宅ひとみ 出川哲朗 他
ホリケンさんも、今回はストイックにお芝居をやるんだ、とおっしゃっているので、期待していただけるとありがたいです。城田優さんがテーマ曲を2曲ほど書き下ろしてくださってます。
3ステージしかないのですが、是非5月3日と4日は本多劇場にいらしてください。詳細情報は 【こちら】です。
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