[日常] 本日のこんにゃく結界です。
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WOWOWで放送予定だった「タイタニック」が中止となり、代わりに「キングコング」が放送されるとのこと。
昔から大規模な事故や事件があると、それに近いテーマで描かれたフィクションが「上映中止」となることが慣例となっているけれど、あれは一体何でやめなければいけないんだろうか。いったい誰のための配慮なのか。
答えは、誰のための配慮でもなく、ただ、なんとなく、だと思う。
放送すれば多少の苦情はあるのだろうけど、それは事故の当事者でも何でもない輩がなんとなく「不謹慎だ!」と怒って抗議しているだけだろうし、放送する側も何か言われるのも面倒だからやめとくよ、という感じだと思う。ただ、「悪目立ち」したくないというだけなのだ。
でまあ、いろいろ考えていくと、結局のところ「フィクション」とその「視聴者」はナメられてるんじゃないだろうか、ということだ。
フィクションというのはすなわち、リアルに劣った面白おかしく作った物語。だと思われているから、いったん深刻なリアルが起きると、「ふざけている」と、似たフィクションがやり玉にあがるのだ。だけど、リアルとフィクションは全く別のものであることは、どの視聴者だって分かっているはずなんである。誰が心を痛めて殺人ドラマを見るだろうか?
普段は見ないタイタニックも、今なら見ようか、って人もたくさんいると思うんですがねえ。
日常
日時: 2014年04月23日 01:30
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