2016年02月03日

恐怖のメンチカツ
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[日常] 姑が嫁をいじめている定食屋に再訪しました。

僕が椅子に着くと、姑は店内がちょっとでも乱れるのが気になるらしくて、そばで何かを片付けていました。

で、僕は本来ホールの役割ではないであろうその姑に「Aランチで」と頼んでしまったわけですが、それから待てど待てど、Aランチが来ません。あとから来たグループのBランチは来るのに、僕のAランチは来ないのです。

何度か僕のテーブルの前を通っていく嫁も「あれ、このヒト、いつからいるんだっけ」みたいな感じの視線を投げかけてきます。短編小説を読んで待っていたので、食べ終わった人だと思ったのかもしれません。

すると、仕切りの向こうから小さい声で「●番のお客様ってオーダー……」「Aランチだよ?」「えっ……(それって通ってないですよね)」という嫁姑のやり取りが聞こえてきました。どうやら姑は「Aランチ」を自分の胸にしまったまま厨房に通していなかっただけでなく、嫁には「自分は別にホールじゃないし」という雰囲気で突っぱねている感じなのです。

それから姑は姿を消し、店内には静寂が訪れました。そして短編をひとつ読み終えた頃、嫁が申し訳なさそうにメンチカツと豚の生姜焼きが載った「Aランチ」を運んできました。僕はちょうど本が読みたかったので、待つことは苦じゃありませんでしたし、味も前回と同じように良かったのです。

ただ、メンチカツが何の肉だったのかは、分かりませんが……。


日常 日時: 21:47

2016年02月02日

Windows10時間
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[日常] 画面を開く度にWindows10を勧めるポップアップが出てくるので、先日アップデートさせてみたのですが。


アップデートさせた手。

そもそもハードウェアのデバイスが10に追いついてないみたいで、OSは新しくなっても音声が出なくなったり、画面の明るさが調整できなくなったり(ずっとMAXの明るさ)、一番困ったのは外付けキーボードの反応がめっきり悪くなったことでした。

ということでアッという間に8.1に戻したんですけど、それでも明るさは調整できなくなってしまい、バッテリーが2時間ぐらいで無くなってしまうようになったので、リフレッシュさせてソフトも全部入れ直しました。すごく面倒臭いことになってしまった。やっぱり、ちゃんと調べないでアップデートするのは良くないですね。これはiPhoneのiOSにも言えることですが。

ということでWindows10を体験したのは10時間ほどだったのですが、その中で新しく出来ていた機能の「分かんないことがあったら私になんでも聞いて下さい」という質問箱みたいな機能。でも、よくよく考えたらMicrosoftのヘルプに助けられたことなんて一度もないんですよね。変なページに飛ばされるか、分かりませんでしたと言われるか。

問題解決になりましたか?って、NOに決まってるだろ! と。だから今回の、明るさが調整できない問題も聞きませんでした。

あのお助け機能が賢くなるのは、一体いつのことなんだろう?


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Windows3.1を使い始めた高校時代。その頃から「Macってカッコイイ」「Macを使うようなクリエイターになりたい!」と密かに思っていました。Windows3.1なんて、「処理中」の砂時計がひっくり返ったりしなかった気がする。

それからWindows95→NT→2000→Me→XP→Vista→7→8.1って、気づけばWindows大好きみたいな使用歴。

結局、テキストエディタしか使わない仕事なので「Macなんて自分には滅相も無い」「分不相応だ」という感じで現在に至っています。小さいことだけど、自分の進みたい方向にはなかなか行かないことの一つですね。

どの作家先生か忘れたけど、いまだにワープロって言ってたなぁ。僕も正直、ワープロでいい。書院とかオアシスとか……と、調べてみたらオアシスは2001年で専用機は販売終了。無くなって15年も経っているなんて……。


日常 日時: 12:33

2016年01月23日

湯たんぽ
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[日常] 冬は湯たんぽが手放せません。


ビールも欠かせません。

水を入れて直接火にかけるタイプの湯たんぽを使用しているので、毎回いつ火を止めればよいか、タイミングをはかるのが結構難しいのです。早すぎるとすぐ冷めるし、遅すぎると吹きこぼれます。なので、吹きこぼれる前のギリギリのところを狙うわけですが、僕は音に注目します。

火に掛けて数分は音がしません。湯の温度があがってくると段々、シャーシャーと音がしてきます。何の音かは分かりません。湯たんぽの中で何かが共鳴して音が大きくなっていきます。でも、ここでビビって止めてしまうと、まだぬるいのです。なので、まだこの謎の怪音に耳を澄ませ続けます。

すると、フッと音が止む、凪のような状態が訪れます。明らかにそれまで鳴っていた音が一瞬だけピタリと止むのです。まるで謎の泥棒が世界中の音を奪い去ったかのような瞬間が訪れるのです。そこが、火を止めるポイントです。

「今のは”凪”か? いや、まだか?」などと迷ってはいけません。そのタイミングを逃すと最後、ドボドボと沸騰した湯が溢れ出てきます。そうなると手をつけられず、火を止めてもしばらく出続けます。いったん出たおしっこが止まらないのと同じです。

僕はこの火を止めるタイミングを何度失敗したか分かりません。でも、この一瞬訪れる凪を捕まえるために日々の鍛錬を積み重ね、その技術を身につけることができました。

今日はそういう、自慢話でした。


日常 日時: 23:16

2016年01月21日

恐怖のミックスフライ
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[日常] 初めて行った和食屋が、若夫婦と子供(男児)、姑で切り盛りをしているお店でした。

旦那さんが厨房に立ち、お嫁さんが接客、姑はカウンターで徹子の部屋を見ていて、子供(男児)はなぜか店の中を走り回っていました。その男児はおしぼりを自分が持って行くとダダをこねて、僕のところに来たかと思うと、最終的には投げつけて来ました。ただ、僕はそんなことでムッとしたりはしません。静かに広げて、丁寧に手を拭きました。

お嫁さん、と言っても35歳前後ぐらいで、僕とあまり変わらない感じ。だから、お店に立つのはもう長いはずなのだけど、その徹子の部屋を見ている姑が、ことあるごとに「お茶を早く持って行く!」とか「持って行くついでに下げる!」とか激しく命令していて、入って五分ぐらいで「嫁、いじめられてる……」と分かる感じでした。

僕の隣で、嫁姑問題が繰り広げられているのです。


定食を食べた手です。

近くの席についたお客さんが「Aランチと、あと、納豆みたいなものありますか?」とお嫁さんに質問しました。「納豆みたいなもの……?」と頼りなさげに返答して、そのまま辺りをうろうろしはじめました。すかさず姑はカウンターから「あるよ!」と答えます。「あるよ!」と聞こえたからには、隣のお客さんも「それで!」と答えてしまい、オーダーが成立してしまったのです。

お嫁さんはしばらくして、スタンド型の小さなメニューを持ってきて、「納豆、あります」と指を差しました。すかさず「遅い!」と姑は突っ込みをいれます。ちなみに、姑が見ている徹子の部屋なのですが、テレビ自体はお客さんから見えません。厨房の中のどこかにあるみたいなのですが、店内には徹子の声しか聞こえてこないのです。どうでも良いことですが。

ふと気が付くと、さっきまで店内で暴れ回っていた子供の声がしないことに気が付きました。最後に聴いた声は、姑の「ちょっとこっちに来なさい」という怒りを押し込めた声と、「やだっぷー」という男児の返答です。

ぼくのもとに揚げたてのミックスフライが運ばれてきたのは、その十分後くらいのことでした。


日常 日時: 00:42

2016年01月19日

うなぎたれ飯
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[日常] NHK「ドキュメント72時間」で激安スーパーをやってほしいなと思ってます。

大阪の「スーパー玉出」とか向島の「エネルギースーパーたじま」とか、CoCo壱ビーフカツ問題で話題の「Aマートアブヤス」とかです。115円の「うなぎたれ飯」とか、128円の「あんこくりーむコロッケ」とか、アブヤスの「250円弁当」は一日600個も売れるとか、特に惣菜がアツいです。

あと店内のエレベーターに「小便・フンは厳禁!!」と張り紙されていたり、「カートは絶対に持ち帰らないで!!」とポスターが貼られていたり、スーパーを起点に渦巻く人間模様に興味が尽きません。


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映画「ホーンテッド・キャンパス」の初号試写を観てきました。


書いた手です。

昨年4月から5月にかけて書いていた作品で、今年の7月2日公開になります。書いた内容を程よく忘れていて、新鮮な気持ちで観ました。書いたの自分のはずなのに、いちいち怖いシーンでびっくりするという。ホラーのような恋愛のような、監督が良い感じにバランスを整えてくださって、主演もヒロインも素敵でした。

公開されましたら是非よろしくお願いします。


日常 日時: 21:30

2016年01月18日

食べる芝居
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[日常] 連続テレビ小説「あさが来た」を毎朝見ています。

今日は登場人物が食卓を囲みながら会話をするシーンがあったのですが、誰も料理を食べていませんでした。理由は簡単で、「食べると台詞が話せない」「何回か撮るので、料理が減ると画が繋がらなくなる」という二点が大きいと思います。

ただ、これは演劇とかでも直面する問題で、意図的にバクバク食べなきゃいけないシーン以外は、工夫が必要になります。今日の「あさが来た」を見てても、五人の俳優はそれぞれ違ったアプローチで対応していました。

梶原善さんの場合――口に物が入ってるふうにしゃべる。もぐもぐしている。
波瑠さんの場合――食べずに、他人の台詞中にお茶を飲む。
玉木宏さんの場合――ナイフとフォークを持ったまま動かず、話に夢中という体。
山内圭哉さんの場合――めちゃくちゃ小さく切って食べる。
桐山照史さんの場合――肉の切る場所を変え、結局食べない。

僕が演技として、良いなと思った対応を上から並べました。とはいえ、台詞がある人は食事の手を止める意味がありますけど、何もない人は食べざるを得ず、小さく切って食べる、めちゃくちゃ切るけど食べない、などになるのでしょう。難しいです。


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他の人のブログなどを見ていて。

ブログに写真があるのと無いのとでは、読みやすさに違いがあるような気がします。やっぱり写真があるほうが、読みやすさが上がると言いますか、ハードルが下がると言いますか、読もうという気になる度合いが変わるといいますか、うまく言えないのですが。なので、なるべく今年は写真を増やしていきたいと思います。



とはいえ、毎回何か面白い写真があるわけでもなく。とりあえず今日は、手袋の写真を載せておきます。


日常 日時: 19:05

2016年01月15日

MOSのS
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[日常] 見知らぬ土地のMOSバーガーに来ています。



MOSがMountain, Ocean, Sunの頭文字であることは何となく知っていたけれど、どうも子供の頃からSunは違和感あるなあと思っていたのでした。山、海、太陽。なんかね、太陽だけ同じ”仲間”とは思えないというか。

僕の感覚では、山、海、と来たら同じレイヤーにあるのは空です。モスの場合はきっと太陽の恵みという意味合いが含まれているから、空よりも太陽が選ばれたのだと思うけど。考えてみれば、海の幸も山の幸も、モスの具材って感じではないかな。えびかつが海、きんぴらごぼうが山担当かな。

あと、Mountain, Ocean, Sky でもMOSになる。


日常 日時: 18:10

2016年01月11日

スーツの悪夢
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[日常] 昨年の12月には結婚式など、スーツを着る用事がいくつか入っていて。

そこで11月頃に「スーツでも作るかあ」と思い立ちオーダーメイドで注文したら、仕上がりが1月です、ということで、結局12月には間に合いませんでした。その間、なんでかスーツの夢をよく見ることがあって、それが全然イメージと違って昔の漫才師みたいなテカテカしたスーツだったり、全然サイズが違くてブカブカ(もしくは小さすぎて半袖みたいになってる)、というような悪夢にうなされていました。

家族にそれを話すと「めっちゃ楽しみにしてるやん」と一笑に付されたのだけど、いや、楽しみではなくて不安の方が大きかったのです。なんせ、小さい生地サンプルを見比べて選んでるものだから、それをスーツに拡大したときのイメージがいまいち分からない。(前にも書きましたが)サンプルではちょっと光沢があるんだけど、それはスーツ大に展開したらピッカピカのテッカテカで漫才師のスーツになるんじゃないか、とか。

まあ、実際受け取って着てみると、そのような笑えるスーツではなかったので一安心だったわけですが、問題はサイズがぴったりで(当たり前ですが)、もう1mmも太れないという厳しい作りになっていました。1mm太るともうボタンがはじけ飛ぶ仕様なのです。黒ひげ危機一髪みたいな。

おめでたい場でポーンとボタンがはじけ飛ぶ、それだけは避けたいと思っている今日この頃です。


日常 日時: 02:14

2016年01月08日

犯人の身長
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[日常] 図書館で借りてきた本を、もっぱら風呂で読みます。

もちろん湯船に落とさないように細心の注意を払っているのだけど、どうも借りてきた時よりも、返すときのほうが本がボリュームアップしているというか、ふっくらしているような気がします。紙も若干波打っているというか。ごめんなさい。

なので、なるべく古くて誰も読まないような本を優先的に借りています。


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コンビニの入口で見かけた身長シールです。



コンビニ強盗なんかが起きるとニュースでよく「犯人の身長は○○センチ」と特徴を伝えられることがあるけど、人の身長ってなかなか覚えるの難しいよな、と思っていました。きっとこれを通過したときに店員さんが目安にするためにあるんでしょうね。強盗に入られたらカラーボールを投げつけたり身長を覚えたり、店員さんも大変。

この目印、ドアが開いたら「あーっ!」って、分かんなくなるような気もするけど……。


日常 日時: 23:10

体内で谺する
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[日常] 今日の落とし物風景です。



たぶん誰かが落として、誰かが拾ってあげたんだと思いますけど。メガネを無くすってどういう状況なんだろうな。僕は携帯も財布もメガネも無くしたことがありません。

基本的に無くしにくい方なんだけれど、イヤホンしてると忘れ物や落とし物をすることが多い気がします。やっぱり落とした時の音とか、「落としましたよ」みたいな声が聞こえないことが原因なのかな。どうも、それに加えて、なにか重要な器官が塞がれているような気もするんだけれど。


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最近、通い詰めているスタバで、とうとう店員さんに顔を覚えられてしまい、コーヒーを買うときに声を掛けられるようになって気まずくなってきました。もちろん向こうに何の非も無くてこちらが偏屈で卑屈なだけなんですが。

お替わりするときにも「今日の○○(豆の種類)はどうでしたか?」とか「この豆は○○○なので×××な風味がお楽しみいただけたと思います」とか、いや、あの、結局「はぁ」としか言えなくて。

もういい大人なので「そうですね、美味しいです。酸味のあるコーヒーが好きなので今日のグアテマラいいですね」ぐらい言えばいいのだけれど、それらの内容はすべて、あ、いや、あ、えっと、ああ、と体内でカツンカツンと跳ねたあと、結局「はぁ」しか表に出てきません。

歳を重ねるたびに挙動不審でコミュニケーション下手になっていきます。話し方講座に行きますか。


日常 日時: 01:38
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