2016年12月31日
大晦日
[日常] 今年も残すところ数時間で。
一年前に親が死んでから、自分が日々健康で過ごせることを嬉しく思っています。仕事に関しては来年もいろんな出会いを楽しみつつ、こつこつとやっていければ。ドラマなどが終わった後、「期待してなかったけど、意外に良かった」というハードルの低い感想が好きです。無名のままでいいから、悪目立ちせずこつこつやっていきたい。
--------
今年はいつになくおせちが楽しみ。
子供の頃は何を食べても美味しくなかったけど、やっぱりお酒のつまみなんだよな。結局、お酒が飲めるようになって食べられるようになったものって沢山ある。
ぶりの刺身(おせちなのか?)が一番好き。
2016年12月21日
冬至
[日常] 今日は冬至なので。
ここのところ毎年、冬至になると早稲田穴八幡神社の一陽来復御守りを貰いに行ってます。午前中行くと混んでいて一時間とか待ったりしますが、夕方はそうでもないですね。するすると行きました。
ちなみに冬至のゆず湯は冬至(湯治)という単なるダジャレから来てると知ってちょっとがっかりしました。
-------
マリオはやり始めたら廃人になるから手を出さないでいる。
一度やり出すとなんでも抜け出せなくなる性格。あっさりと飽きる性格だったら
いいのだけど。
意志の弱い人にオススメの方法「最初から手を出さない」。
2016年12月17日
溜まった真田丸
[日常] やめようと書いた傍からビール飲む。
缶コーヒーって、目を瞑って飲むと何を飲んでるのか分からないぐらい、コーヒーとは程遠い味です(”缶コーヒー”の味ではある)。飲む時にパッケージを見て「これはコーヒーだ」と擦り込まれているからコーヒーを飲んでる気になってるけど。いかに視覚というのは味に影響するかというのが分かります。
バナナ・オレも同様。よくよく考えるとバナナの味など全然しない。
-------
溜まった「真田丸」を見始めている。
18回目ぐらいで中断していて、たぶん夏あたりから見ていなかったんだと思います。見始めるとやっぱり面白くて、毎日3話ぐらい見てしまっている。50回まであるんでしょ、大河ってすごいなあ。こんなハイクオリティなものを一年も続けるなんて。
-------
Amazonプライムで昔の「探偵ナイトスクープ」をたまに見ている。
大阪で暮らしている頃は観ていたけど、東京に来てからあまり見なくなったので、もう随分見ていない。あの番組のいいところはたくさんあるけれど、中でもCMへ行くジングルが流れてるのに、その後も延々喋り続けるところですね。そういうところの演出のセンスに全てが凝縮していると思います。
2016年12月16日
V字回復
[日常] もうあと二週間くらいで今年も終わりですね。
今年は、去年まで減っていた体重がグイッとV字回復(いやな響き)してしまった年でした。食べなきゃ痩せるんでしょうけど、なかなか我慢するモチベーションが湧きません。とりあえず飲み会以外ではビールやめようかなあ。
片岡鶴太郎が毎日7時間、ヨガをしたり瞑想したりして一日を始めるという記事を読んで、いやはや、健康のプロとはすごいものだと感心しました。
--------
またいくつか情報解禁してます。
テレビ朝日で1月21日から始まる 「豆腐プロレス」というドラマを書いてます。
アイドルがプロレスを目指すという話です。プロレスは厳密に言えばスポーツではないかもしれませんが、スポーツものだとすると昔からYAWARA!とかタッチとか、競技そのものよりも周囲の人間ドラマみたいなのが好きでして。今回も試合は大事ですけど、「日常生活を送っていた女子高生がプロレスを始める」というような前提を大事にしたいと思ってます。
2クールもあるのですが、私が一応最初に走り出したという感じ。第一走者みたいな。バトン落とさないように気をつけなければいけません。
--------
NHK(総合とBS)で2月22日から始まる 「スリル!~赤の章・黒の章」に脚本で参加しています。
全8話中のどこか。何話か。「ハードナッツ!」以来のスタッフということで楽しみにしています。撮影も始まっているらしく、なかなか面白そうです。出演は小松菜奈、小出恵介、山本耕史 さん他です。
よろしくお願いします。
2016年12月11日
悪の所業
[日常] 金沢では魚介を漫喫しました。
中でも香箱ガニという、ズワイガニの小さいやつなのですが、美味しかったですね。入った居酒屋によっぱらい漬けというやつがあって、酒と醤油に生きたまま二週間漬けて作るらしく、人間てつくづく美味しい物に貪欲と言いますか、残酷な生き物だと思いましたね。
「生きたまま漬けないと吸い込まないんですよ、醤油を、へへへ」と笑みを浮かべる店主。カニにとってみたら悪の所業そのものでしょう。
--------
いくつか情報解禁がありました。
12月30日の24:40~25:40まで(大晦日!)、テレビ朝日系で 「おっさんずラブ」というBLドラマを書きました。出演者は田中圭、吉田鋼太郎、落合モトキ、宮澤佐江 平田敦子 鈴木理学(笑)です。
田中圭さんが、ある日を境に男性にモテはじめて右往左往するうちに、開けてはいけない心の扉を開けてしまうというような話です。相手が男性でなければ月9じゃん。というような正統なラブストーリーだと思ってます。
貴島プロデューサーは大学の後輩ですが、記念すべき初プロデュース作品に僕を呼んでくれました。持つべきものは優秀な後輩です。楽しく書かせて頂きました。
--------
もう一つ、来年の2月から舞台 「3人のプリンシパル」の脚本と演出をします。
乃木坂46は過去に3回「16人のプリンシパル」をやっていて、どれも演者は過酷そうでした。一幕でオーディションをやって観客が投票し、選ばれた人たちだけで二幕を演じるという仕組みです。今回は三期生だけで、12人から3人を選びます。
過酷な中にも、やり甲斐を見い出せる舞台になれば。と思います。
2016年12月07日
平常運転
[日常] 金沢で朝から撮影して、夜です。
街のLAWSONの青が濃かったり、電信柱が茶色かったり、馴染みの色が微妙に違うのは景観を損ねないように決まりがあるようです。
観光はしてませんが、歴史や文化を感じさせる街並みです。
-------
小さい頃から知ってる著名人がどんどん亡くなっていく。
今年は多い、なんて毎年思うようになったけど、当たり前ですね。自分が歳を取っているんだから。これからもっと増えていく。今の若い人からすれば特に今年が多いとは感じてないのでしょう。
あまりにも自然に亡くなって行くので、「あれ、この人ってもう亡くなったんだっけ?」なんて話題になって調べたりすることも多い。あ、もう10年前に亡くなってますね、なんてこともある。
誰かが亡くなろうと世界は今日も平常運転。死ぬ前に何ができるかなあ。
2016年12月06日
金沢
[日常] とあるRSSのサービスが終わって、日記の更新が自分のTwitterで通知されなくなった。結果的に、なんだか日記が書きやすくなった。
でもそれは単に気分的なもので、インターネットに公開している以上は下手なことを書いて本人の目に触れてしまうこともあるだろうし、俳優さんのことを書けばファンの人がザワザワすることもあるだろうから、不用意に仕事のことに触れられないのは変わらないのだけど。
日記なので8割は自分のため、2割は劇団を応援してくれている人に近況を伝えるため、という感じでこれからも書いていきます。
--------
明日から仕事で金沢に行きます。
昔、車で通ったことはあると思うけど、地に降りたことは無いような気がします。同じように、広島や岡山、秋田や青森も行ったことがありません。新潟も富山も無いか。ああ、熊本も鹿児島も無い。結構あるな。
観光は出来ないけれど、非常に楽しみにしています。
--------
カフェで、先に注文をレジで済ませるタイプの店で。
「これをお席に立てておいてください」と札を渡されたのだが、席について待っていると、テーブルを拭きに来た店員が、何故かその札を持って行ってしまった。
しばらくして、別の店員が料理を持って「?(札がないぞ)」という感じでずっと1階や2階を行ったり来たり迷いだした。それはそうだ、君の探している札はもう無いのだから。
でも「その料理、こっちです」と言うには遠い距離だったりして、店員は結構長い時間うろうろしていた。最終的には、「料理の無いテーブルはそこしかない!」って感じで僕のところにやってきた。
食後のコーヒーの時も、やっぱり別の店員が「無い、無い」という感じでうろうろしていた。そこは共有しといてよ。
燃えるコンペ
[日常] テレビでM-1を見た。
久しぶりに観た感じがする。今から遡ること9年前の2007年の12月。とくお組はちょうどフジテレビ主催の演劇グランプリに参加するために、湾岸スタジオで稽古していたんだけど、ちょうどM1の時期で、バラエティの出演の合間を縫ってキングコング的な人たちが壁に向かって稽古していた。
なんで壁に向かって練習するんだろうって思ってた。演劇の練習で、壁に向かって練習してる人は見たことがない。でも漫才の練習はみんな壁に向かってやる。ダンスの人は鏡とかガラス窓に向かってやる。それは自分の踊りを見るためでしょう。なんで漫才は壁に向かって。
そうか、逆向いて練習すると、人が集まってきちゃうのか。
-------
僕がまだ20代の頃は若手が競えるそういったグランプリだとか賞みたいなものが、ちらほらあった。ガーディアンガーデンとか、パルテノン多摩の演劇フェスとか、東京劇団フェスとか(一年で終わった笑)。
ああいうコンペは燃えるんです。他の劇団を倒してやろうとか、そういうことではなくて(そもそも戦えるものではない)、お祭り感の中で、自分たちが外に開いていける場という意味で。参加したものはすべて無冠に終わったけれど、その節は大変燃えました。
それからM-1を見るたび、その頃の何とも言えない熱い気持ちを、ついつい出場者に重ね合わせてしまうのです。緊張するよね、研究するよね、でもその場の空気もあるよね、みたいな。
今年はキングオブコントでライスが、M1では銀シャリが優勝されたということで、お米ブーム到来ですね。来年はサンドウィッチマンで「今年はパンかー!」みたいなことにならないでしょうか。
2016年12月04日
川を渡る
[日常] 今日買った本、Amazonにて。
「3年でプロになれる脚本術」「シナリオ12月号」「ドラマ11月号」です。後者二つは、気に入ったドラマがあると買って、台本研究に使っています。研究と言っても、読んで書き写すぐらいのことしかしませんが。
「3年でプロになれる脚本術」は脚本家の尾崎将也さんがブログで書かれていた内容に加筆されたものが本になっています。ブログで読んでいたので、ほとんど知っている内容でしたが、何度か読まないと(映画やドラマを何度も見るように)、なかなか血肉にならないので。
どうして脚本を書くことが難しいのか、自分の脚本に対する客観化が難しいのは何故かなど、何年か前まで悩んでいたことが明確に書いてありました。ただ、それは今だから理解できるけれど、やっぱり若い時に読んでも、悩みは解決できなかったかもしれません。
究極なところ、脚本は自分の書いたものが上映されないと、その間違いに気づきにくいのです。でも上映されるということは既にプロになっているということでもあり、そこの矛盾に苦しみ続けるのです。
努力をして技術を身につけることは川の上流に向かって歩いて行くこと。プロになるのは向こう岸に川を渡ること。だが、橋は上流にしかない。と書かれていますが、まさにその通り。僕の場合は橋も無いのに強引に向こう岸に渡ろうとしたがため、今こうやって、もがきながら勉強しているのです。
2016年12月03日
恫喝
[日常] 最近、妙にセールスに遭います。
マッサージに行ったり、髪を切ったりする時です。以前はそうでもなかったんだけど。ほっといて欲しいのに500円プラスしてこっちのシャンプーにしないかとか、スタイリング剤を買わないか等々です。
今日、髪を切った時も次から次へと言ってくるので、試しにそれを全部OKしたらいくら払うことになるんだろうと思って計算したら、2000円(何故かプランをワンランク上げる)+500円(炭酸シャンプーにする)+10000円(特にメリットのない回数券を買う)+会員登録(500円)で、13000円でした。
店にとってはさじ加減の難しいところで、セールスをしないと客単価が上がらないし、しすぎるとそもそもその店に通わなくなって顧客自体を失うというリスクがあるでしょう。僕は簡単に嫌がるほうなので(美容師に話しかけられるのも苦手)、すぐ後者になってしまいます。
何度も断っていると、なんだかこちらがケチなような気分になってくるというか。でも、店員にもノルマがあるんだろうか。きっとそうなんだろうな。
昔、香港へ旅行に行った時、バスの中で最初は優しくセールスしてた中国人のオバサンが、あまりにも買わない自分たちに対して思わず「何も買わなかったら帰れないよ!」と恫喝してしまった事があったけど、それ以上の驚きがないと僕の心は動かないかもしれません。
|