とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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燃えるコンペ
[日常] テレビでM-1を見た。
久しぶりに観た感じがする。今から遡ること9年前の2007年の12月。とくお組はちょうどフジテレビ主催の演劇グランプリに参加するために、湾岸スタジオで稽古していたんだけど、ちょうどM1の時期で、バラエティの出演の合間を縫ってキングコング的な人たちが壁に向かって稽古していた。
なんで壁に向かって練習するんだろうって思ってた。演劇の練習で、壁に向かって練習してる人は見たことがない。でも漫才の練習はみんな壁に向かってやる。ダンスの人は鏡とかガラス窓に向かってやる。それは自分の踊りを見るためでしょう。なんで漫才は壁に向かって。
そうか、逆向いて練習すると、人が集まってきちゃうのか。
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僕がまだ20代の頃は若手が競えるそういったグランプリだとか賞みたいなものが、ちらほらあった。ガーディアンガーデンとか、パルテノン多摩の演劇フェスとか、東京劇団フェスとか(一年で終わった笑)。
ああいうコンペは燃えるんです。他の劇団を倒してやろうとか、そういうことではなくて(そもそも戦えるものではない)、お祭り感の中で、自分たちが外に開いていける場という意味で。参加したものはすべて無冠に終わったけれど、その節は大変燃えました。
それからM-1を見るたび、その頃の何とも言えない熱い気持ちを、ついつい出場者に重ね合わせてしまうのです。緊張するよね、研究するよね、でもその場の空気もあるよね、みたいな。
今年はキングオブコントでライスが、M1では銀シャリが優勝されたということで、お米ブーム到来ですね。来年はサンドウィッチマンで「今年はパンかー!」みたいなことにならないでしょうか。
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日常 日時: 2016年12月06日 01:25 |
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