2013年09月04日
身体と精神のベクトル
[日常] 喫茶店に、大怪我をした中年男性が入ってきた。
その中年男性は腕と足首に包帯をグルグル巻いて、車いすで席までやってきた。先に入って待っていたスーツ姿の気弱そうな男性に対して、何やらしょっぱなから怒っている。大怪我してうまく身動きが取れないのに、怒っているのだ。
この「包帯グルグル巻きの人がえらく怒っている」ことにおかしみを感じるのは、きっとその人の身体と精神が真反対のベクトルを指しているからだろう。
端々の会話から二人は特に親しい間柄ではないようで、大怪我の男性は「このタイミングで夏休みに入るとか、おかしいですよねえ?」とか、「あんなメールの書き方あります?」とか、「あまりに意地悪じゃないですか?」と言っている。「はい・・・・・・」「はい・・・・・・」と気弱な男性。
しばらく聞いて分かったことは、どうやら中年男性は追突事故に巻き込まれて裁判沙汰になり、目の前の弁護士に不満をぶつけているらしかったのだ。
僕はてっきり、中年男性は後ろから何者かに突き飛ばされて大怪我をしたが、実は目の前にいる気弱な部下が犯人である、と予想していたのだが、違ったようだ。
2013年09月02日
エアコンのリモコン効かなすぎ
[日常] エアコンのリモコンって、全然効かないよね。
どうしてこうも相性が悪いのか。たいていリモコンのほうではピッとONになるのに、本体のほうはついてこれてなくて、もう一回押すと今度はリモコンがOFFになるわけだから、あと一回押さなきゃいけなくなる。
結局、エアコンは上に設置されてることが多いから赤外線の受信エリアが狭いってことなんでしょう。開発担当者はそれで良しとしないでいただきたい。
是非とも、こういうエアコンを作って欲しいです。
2013年09月01日
しびれ
デニーズやウェンディーズは日本語になっても(’S)を読みますね。
ジョナサンやマクドナルドは(’S)があるけど読みません。コメダ珈琲もよく見ると英語表記は「Komeda's Coffee」となっていて(’S)を読みません。
僕が好きな上島珈琲は意外にもUeshima Coffee です。
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[日常] 昨日から、急に手足がしびれるようになり。
これはもしや脳梗塞の前兆では!?と怖くなったのだけど、脳梗塞は左右のどちらか半身がしびれたり、同時に口もしびれたりするとのことで、僕のように両手どちらもしびれるのは頸肩腕(けいけんわん)症候群の疑いが強いというネットの診断でした。
もっともらしい名前が付いているけれど、原因も処置もはっきりしていない言わば「風邪」みたいなもので、パソコン仕事をする人全般によくある職業病みたいなもんだそうです。しかし、ずーっとしびれていて気になります。首や背中あたりの骨が神経にタッチしているような感じなんでしょうか。
対処法としてもっとも効果的なのは「思い切って仕事を休む!」だそうです。
2013年08月31日
目は笑っている
[日常] 昔から僕は、笑っている写真がありません。
正確に言えば、僕の中では満面の笑みのつもりなのですが、 他者からは笑っているように見えないらしいのです。近年、そのことについては薄々気づいていました。カメラマンに、家族に、友達に「もうちょっと笑顔で」と言われることが多いからです。笑っているのに。笑っているよ。笑ってるってば。そう思っているうちにわずかな笑顔も消えていくのです。
ちなみに、当の僕はその出来上がった写真を見てどう思うかというと、「うん、心は笑っているね(OK)」という評価です。よく目が笑ってるとか笑ってないとかいう表現がありますが、そういう意味では少なくとも目は笑っていると思うのです。よく見ると目は爆笑しています。
目が笑っているというと、ぬけさく先生みたいですが、そういうことではありません。ぬけさく先生なんて言っても分かりませんかね。載せておきます。
2013年08月30日
コミュニケーションを諦める
[日常] 近所のインドカレー屋に行った。
カレーに対して「ナン」か「ライス」を選べるのだけど、隣のテーブルのお客さんが「本日のカレーって何ですか?」と聞いたら、インド人風の店員は「ライスも選べます」と答えていた。
何ですかと、ナンですか、を聞き間違えるところまではインド人あるあるだと思うのだけど、隣の人はそこで「じゃあ・・・・・・ライスで」と言っていた。えええ、質問諦めたの!?
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一昨日に引き続き、ルンバのニセモノ「Robot Cleaner NEO」ですが。
部屋に入ってきてコンセントを蹴散らされるのがいやなので、外にしめだしてドアを締めたら、ドアの向こうでしつこくガツガツ体当たりしてくる。「あっち行け!」ガツガツ「あっち行けって!」ガツガツ・・・・・・ガツガツ。と、だんだんこっちが悪いことしているような気持ちに。
ちょっと大人しくなったと思ったら今度は別の部屋から、僕の部屋の壁に向かってガツガツ、ガツガツ。
ロボットのくせに感情が芽生えてきたのかも。
2013年08月29日
冷凍庫やん!
[日常] みなとみらいにある「 Orbi(オービィ)」という施設に行きました。
公式サイトによれば「人類が初めて体験する地球」「世界初”大自然超体感ミュージアム”」とのことで、BBCとセガが共同で手がけたプロジェクトだそうです。大仰なキャッチコピーは、映画SPACE BATTLE SHIPヤマトの「日本人が初めて世界に挑むSFエンターテイメント!」に匹敵する怪しさを想起させます。
大混雑の中、会場に足を踏み入れると、ちょっとずつ「あれ?」という気持ちが芽生えてきます。どの展示も特に目新しい技術は感じられず、意味もなく行列を作らせて”溜め”を演出したり、案内の人の声はマイクがなくほとんど聞こえない。
「-89.2」というエキシビジョンでは極寒体験ができるということで並んでみたら、「-89.2度というわけにはいきませんのでー、今日は-20度の世界を体験してもらいます!」とのこと。なんやねん、じゃあ-89.2度って!と思いながら個室に連れられていくと、穴から強風が出てきて、モニターに表示された温度計はずっと-11度。
冷凍庫やん!
まだ寒い部屋はいいとしても、メインシアターの「世界初、幅40メートル、高さ8メートルのスクリーン」で映し出される地球の神秘というのが一番ひどくて、40メートル×8メートル比率の映像素材なんてものがもともとBBCに無いらしく、スクリーンを埋める一枚の映像というのがひとつもない。延々いくつかの映像を切り貼りして繋げたばかりのスライドショーを見せられ、何の没入感もありませんでした。中には左右反転させて2倍の大きさに見せたりしてる映像もあって。
普通の感覚を持った責任者なら、チェックのときに「え、なにこれ! 作り直し!」と言いたくなるような感じです。
さすがにあれなので、今後は徐々にこのコンテンツたちは改善されていくかもしれません。行くなら半年後ぐらいがいいのではないでしょうか。
暴れた猫
[日常] 家にルンバのニセモノがある。

ツカモトエイム「Robot Cleaner NEO」
本家ルンバの性能を知らないので何とも言えないが、センサーのようなものは付いていないみたいで、とりあえずぶつかったら方向を変え、ぶつかったら方向を変え、とめげずに部屋を駆けずり回っている。実社会でもそういう人いるよね。
それにしてもさっきから僕の足もとにカツンカツンと、懲りずにやってくる。いいから、分かったから。ゴミじゃないから。
たまに、家に帰ってくるとコンセントのハブがめちゃくちゃに荒らされて暴れた猫みたいになっていることがあるけど、こいつのせいだということが分かった。多少のゴミは取るかもしれないけど、置いているものは激突して散らかしていく。エントロピー増大の法則を肌で実感できる機械です。
ちなみに少し前に、こいつとルンバの性能を比較している番組を観たことがあるけど、「時間をかければわりと綺麗になる」という結果でした。やるな!ツカモトエイム!
2013年08月28日
ガス欠の恐怖
[日常] 昨日は「JAPAN SHORTS」を新宿バルト9に観に行きました。
弊劇団の北川仁が監督した「りんご」(出演:池脇千鶴 篠崎友ほか)を観るためでしたが、この日は開始が24:45からという、なんともオツな時間帯のレイトショーでした。これぞ都会ならではといいますか、夜に比較的強い僕にとっては、終電を逃した後には映画を観ればいいという選択肢があることに気づかされました。身内びいきかもしれませんが「りんご」はとても良い作品だと思いました。まんべんなくいい話を撮るよりも、心に残るシーンが1つでも切り取れたら勝ちかなと思います。
この日は別件もあって原付でやってきたのですが、新宿に着くずっと前から燃料切れの黄色いランプが手元で点灯していて、いつガス欠で止まるか、という恐怖と戦っていました。5リットル入る燃料のうち残り1リットルを切ると点灯するのだけど、もうかれこれ点灯してから20kmぐらい走っていたのです。感覚的には25,6kmぐらいが限界です。映画を見終わった後も新宿近辺ではガソリンスタンドが見つからず、ようやく給油できたのは新宿から10kmほど離れた場所でした。
以前、ガス欠になって原付を押しながら街を彷徨ったのは8年前ぐらいになるかと思います。原付を買ったすぐ、池袋に行く途中だったか。その帰りだったか。日記に書いたような気がしたけど見つけられませんでした。
2013年08月26日
ミートボールの怪
[日常] 窓を開けて仕事をしていると、たまに「ミートボールをボイルする音」が聞こえるんです。
別にミートボールに限定する必要はないんですが、レトルトのカレーとかパスタソースでもいいんですが、要するにレトルトものをボイルする音です。でも、直感的に「あ、ミートボールをボイルする音だ」と思うんですね。きっと僕自身に、何かその手の幼児体験的なトラウマがあるのでしょう。ボイルされた熱いミートボールを手足にくっつけられて折檻されたとか。
で、その音の正体は「砂利道の駐車場に車がゆっくり入ってくる音」なんですが、音の種類がここまで似ているとは思わなかったです。美味しそうにグツグツ(ボコボコ)と言うんです。
幼少の頃、「効果音の正体」というような子供らしからぬ本を読んだときに、時代劇の人が斬られる音は「馬肉を叩いて出す」というのを知って、相当な衝撃を覚えました。きっと黒澤明とかそういう時代の話です。コンピューターで音を作れる今となっては、馬肉を手に入れるほうが高コストでしょうが、当時は職人達がいろんな工夫をしてリアルな音に近づける努力を重ねていたのでしょう。
もし僕が今、昔の映画制作の現場に飛ばされたなら、「ミートボールをボイルする音」は、砂利道を車で走ればいいんですよ、と偉そうに言うでしょう。失笑されて終わりだと思いますが。
思い出の夏
[日常] 数年に一度の中田英寿チェックです。
Life is a Journey, Journey is a Life を掲げる中田氏。ザッとみた翻訳が正しければ、中田氏は日本43都道府県を制覇し、現在は日本酒をプロデュースしているという。
作ろうとしているのが、ミステリーサークルじゃなくて良かった。
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近くを散歩していたら小学校の校舎内でお祭りをやっていて、無関係な大人がなんだか変質者っぽいけど、怪しまれない程度に覗いてきました。
PTAの人たちが中心となって出店やお化け屋敷などを教室でやっていて、結構本格的な感じを受けたのですが、校舎を歩きながら、ふと2006年に一人芝居の作演出で参加させてもらった 「大人計画フェスティバル」を思い出しました。
あの年もなんだかんだ暑い夏で連日多摩センターに通い、空き時間には教室からグラウンドを眺めたり、上演中は教室の後ろでラジカセで音響を流したりしていました。宮藤官九郎のお化け屋敷が長蛇の列で8時間待ちとかだったことを思い出します。あれからもうちょうど7年です。
それにひきかえ、今年は特に思い出のない夏です。うんこでも漏らそうかな。
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