冷凍庫やん!
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[日常] みなとみらいにある「Orbi(オービィ)」という施設に行きました。



公式サイトによれば「人類が初めて体験する地球」「世界初”大自然超体感ミュージアム”」とのことで、BBCとセガが共同で手がけたプロジェクトだそうです。大仰なキャッチコピーは、映画SPACE BATTLE SHIPヤマトの「日本人が初めて世界に挑むSFエンターテイメント!」に匹敵する怪しさを想起させます。

大混雑の中、会場に足を踏み入れると、ちょっとずつ「あれ?」という気持ちが芽生えてきます。どの展示も特に目新しい技術は感じられず、意味もなく行列を作らせて”溜め”を演出したり、案内の人の声はマイクがなくほとんど聞こえない。

「-89.2」というエキシビジョンでは極寒体験ができるということで並んでみたら、「-89.2度というわけにはいきませんのでー、今日は-20度の世界を体験してもらいます!」とのこと。なんやねん、じゃあ-89.2度って!と思いながら個室に連れられていくと、穴から強風が出てきて、モニターに表示された温度計はずっと-11度。

冷凍庫やん!

まだ寒い部屋はいいとしても、メインシアターの「世界初、幅40メートル、高さ8メートルのスクリーン」で映し出される地球の神秘というのが一番ひどくて、40メートル×8メートル比率の映像素材なんてものがもともとBBCに無いらしく、スクリーンを埋める一枚の映像というのがひとつもない。延々いくつかの映像を切り貼りして繋げたばかりのスライドショーを見せられ、何の没入感もありませんでした。中には左右反転させて2倍の大きさに見せたりしてる映像もあって。

普通の感覚を持った責任者なら、チェックのときに「え、なにこれ! 作り直し!」と言いたくなるような感じです。

さすがにあれなので、今後は徐々にこのコンテンツたちは改善されていくかもしれません。行くなら半年後ぐらいがいいのではないでしょうか。


日常 日時: 2013年08月29日 22:25 | 

とくおNOW

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