2015年08月31日
出て来ない携帯
[日常] 電車に乗っていたら、けたたましい携帯の着信音が鳴り響いた。
向かいの中年男性が、手に持っていたナイロン生地の上着をごそごそ触りだした。携帯がポケットの中に入っているらしく、表だと思っていたら裏で、裏だと思っていたら表で、みたいなことを繰り返して一向にその携帯が出て来ない。
あまりにもデカイ(きっと最大音量の)着信音なので、周りの乗客も注目し始めて、中年男性も焦れば焦るほど上着が絡まって全然出て来ないという悪循環。通話相手も全然諦めなくてずっと鳴らしている。しばらくして、ようやくポロンと携帯が出てきた。周りの誰もが良かったね、と思った瞬間……。
「もしもし?」
出るんかい! と拍子抜けた。
まあ、場違いに鳴っちゃう人は、場違いにしゃべっちゃう人だよなぁと、なんだか妙に納得したのでした。
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この秋、11月にWBB(佐野瑞樹・大樹兄弟ユニット)さんの舞台の脚本を書かせてもらうことになりました。Vol.06の時には演出をさせてもらったのですが、今回のVol.09では本です。
また詳しい情報が出たらお知らせしますので、よろしくお願いします。最近はあまり書かなくなってしまったのですが、ジャンルで分けるとシチュエーション・コメディです。
2015年08月27日
作って壊そう
[日常] 家の近くで大規模な工事をしていて。
せっかく涼しくなったのに、騒音が本当にすごい。作ったものを、すぐ壊してるんじゃないかっていうぐらい、ガッシャーン!!バリバリバリ!!ドーーーン!!と、破壊音がする。もうちょっと丁寧にやってほしい。
今日は朝からゴジラの虫歯でも治療してるのかっていうぐらい、ドリルの高音が響いてます。無理!
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「婚活刑事」の打ち上げに行ってきました。普通、居場所がなくてドラマの打ち上げは行かないか、行っても一時間ぐらいで帰って来るのですが、今回はなんだか楽しくて朝まで居ました。
今回のドラマはサブタイトルが曲名になっているので、二次会のカラオケで愛の才能(第三話)を歌ったり愛は勝つ(第九話)を歌ったりして楽しかったです。すごいノリノリで歌っている謎のスタッフさん(失礼)がいて、僕とますもとさんが「お前だれやねん」と言い続けてたのが楽しかったです。その誰か分からない人と、帰りがたまたま一緒になって、最寄り駅までずっと一緒でした。
「僕は八話目からの参加なんですよ」とその人は言うのだけど、「っていうか誰やねん」とずっと心で思っていました。今さら何のセクションか聞けないし。ともあれ、素敵な方でしたので、次にまたお会いする時は「ところで誰やねん」と言いたいです。
今夜の23:59からの#9話は私の脚本担当回です。米子さんが自信を付けてどんどん綺麗になっていくという回です。良かったら見て下さい。
2015年08月21日
ドメスティック
[日常] お酒を飲む前にはスパリブを飲みます。
ファミリーマートの一部店舗でしか見かけないので、なかなか手に入りませんけど。自分としてはこれが二日酔いにならず、身体に合います。パッケージのオシャレ感が何だかコンドームっぽいけど。
昔あった(今もあるか知らないけど)、Dスペックというタバコのパッケージデザインにちょっと雰囲気が似てる。
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スタバにいる外国人は、あまり日本に馴れてないんだろうか。
自分も海外に行ったら、まったく知らない店より日本にもあるチェーン店を選んでしまいそうだから。店の外からじゃ、カフェだか何だか分からない店も多いし。僕は日本でも、店に入ってみて「なんだ、美容院かよ!」みたいなことがあります。
店の看板に英語表記が無い(たぶん)上島珈琲はほとんど外国人もいないし、ドメスティックなカフェと言えましょう。
2015年08月18日
何も残らない
[日常] パッと資料として映画を観たいとき、だいたいHuluには無かったりするので、最近はもっぱらYoutubeでレンタルしています。過去の名作ならわりとあるし、便利だなあと。300円とか400円とか、ちょっと高めだけど。
レンタル屋に足を運ぶことが徐々に少なくなっています。ジャケットでなんとなく探すのもいいんですけどね。
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映画 「探検隊の栄光」の予告編が公開されています。
観たあとにまったく何も残らないという、素敵な作品に出会えてスタッフ&キャストの皆さんに感謝しています。予告編の中盤、無駄に鳥の群衆が羽ばたいていくところに、この映画の面白さが凝縮されてる気がします。
間を取り過ぎじゃないかと役に悩む藤原竜也さんを劇場で目撃してください。10月16日に公開です。
2015年08月11日
髪の毛を乾かす以外に
[日常] 本日の張り紙。
他に何を乾かす人がいるんだろう。
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ずっとHuluつけてます。花咲舞面白いですね。
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徳尾さんは脚本のときは表記は平仮名なんですか?と言われたけど、漢字やし!
2015年08月09日
底辺の美術
[日常] 大阪に来ました。
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新幹線に乗ると、このアイス食べます。
契約を打ち切られたらスジャータも結構困るんじゃないかな……と思いながら食べます。
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Huluでドラマ「贖罪」と、映画「苦役列車」を観ました。
贖罪はまだ全部見ていないけど、この構成はちょっと全部見るのに根気がいるというか。事件に関係している一人一人に、一話ずつスポットを当てていくというやり方。一回一回、時系列が元に戻るのが、しんどい気も。
苦役列車。日雇い人足にあてがわれる緑色の弁当箱(そしてまずそうな中身)など、「底辺」の美術が素晴らしいと思います。
2015年07月31日
躑躅と髑髏
[日常] 毎日暑いですが、クーラー生活で元気です。
平均寿命って年々延びてますけど、果たして自分が老人になったときにはどれぐらいになっているのだろう?と。
あと50年ぐらい経った後の平均寿命を見てみると、男性は84歳ぐらいになっているようです(今は80歳)。
最近、(健康で)長生きすることを目標に生きています。
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今書いている「婚活刑事」というドラマ。
ドラマの中では「藤岡くん」「藤岡さん」と呼ばれている、小池徹平さん演じる藤岡躑躅(つつじ)という役があるんですが、台本上ではセリフの前に「躑躅」と表記していて、たとえば、
躑躅「……リアクションが昭和」
とかいう風に書いてるのですが、眠くなってくるとこの「躑躅」という字を、「髑髏(どくろ)」と書いてしまうことがあって、我ながら脳の構造がどういうふうになっているのか理解できません。躑躅を見て「どくろ……」と思ってしまうのでしょうが。
もしお時間あればドラマも見て下さい。来週は第6話でますもとさん回。第7話はまた私の担当回です。
2015年07月25日
別離
[日常] 京浜東北線と山の手線が並行しているホームがあって。
僕は京浜東北線に乗っていたのだけど、おじさんが向かい側の山の手線に移ろうとホームに降りたものの、山の手線はすぐにドアが閉まってしまい、じゃあ仕方なく元の電車に戻ろうとしたら今度は京浜東北線のドアも閉まって、ホームに残されていた。
あるよね、そういうテレビゲームみたいなこと。
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よく友達とか親子が、ドア一枚を隔てて電車とホームで分かれてしまう、なんて場面に遭遇する。
高校生同士の下校ならば「あーーー!(分かれちゃったね) まあ、またねー!」みたいな感じでいいのだけど、小さい子とお母さんみたいな組み合わせだと、よくパニックになってる。たいてい、「あー、どうしよう」という顔のまま、何か示し合わせる時間もなく、電車が出発してしまう。これ、何か事前に決めといたほうがいいのでは。
ホームに残された身としては、次の電車に乗って目的地まで行ったほうがいいのか、戻ってくるのを待ったほうがいいのか、そのジャッジが難しい。
こないだは、電車に乗ったお母さんがホームに残された子供に対して、一生懸命「下、下」と指をさしていたのだけど、Stay here なのか、I'll be back なのか、同じ電車に乗ってる僕ですら、分かんなかったなぁ。
2015年07月23日
じんのくん
[日常] LINEに友達としては表示されてるけど、もう15年くらい連絡を取ったことがない人がいて。
僕は大学一年生のとき、「さあ、やりたかった演劇をやるぞ!」と意気込んで演劇研究会に入ったのだけど、新入生の同期は僕を含めて三人しかいなくて(しばらくしてもう一人あとから入ってくるのだけど)、その中の一人に、神野(じんの)君というのがいました。
神野君は当時19歳とか20歳のはずなのに、どうみても40歳過ぎくらいにしか見えない風貌で、やれ、こんな大学不本意だの、医学部に入り損ねたとぶつぶつ言っていて、正直ネガティブで気持ち悪いなと思っていました。出会って数分で「友達になろっか。連絡交換しようぜ」とぐいぐい来るもんだから、仕方なく友達になったというのが始まりで。その電話番号が今でも携帯に入ってるから、LINEにもいるというわけです。
こういう文脈だとその後、神野君にもすごく良いところがあって分かち合い、仲良くなりましたという展開が期待されるところなのだけど、全然仲良くなれなかったし、当時は一緒にお芝居をしたくもないから、僕は次の年にたくさん入った(といっても10人くらいだけど)後輩たちとお芝居をやることになったのです。神野君はあまり空気を読まない人なので(役者なのに!)「俺も役者で参加しよっかなー」と言うものだから、「んー、あまり今回はいい役がないから、音響手伝ってほしいなぁ」とか、全然うまくないかわしかたで、断ったりしていました。今思えばひどいものです。
そして彼は実力以上に過信するタイプだったから、演技のダメ出しを先輩から受けても「じゃあ、次はブカン(舞台監督)でもやろうかな~」と大きな発言して失笑を買ったり、そのトンデモ発言の語録をまとめられたりして(まとめていたのは僕です)、表だって誰もいじめたりはしていなかったけど、今思えば、いじめのようなものだったと思います。「じんの」っていうのがちょっと面白ワードになってたし。しかも、そのいじりの急先鋒は僕だったのではないかと。ごめんなさい。
そんな神野君のLINEをふと覗いてみたら、そこには60歳くらいの人が満面の笑みで写っていました。
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7/23 本日23:59~ドラマ 「婚活刑事」の第四話が日本テレビ/読売テレビであります。
本を書きました。良かったら見てください。
2015年07月21日
左手
[日常] 土曜日は「帝一の國」を観て、今日は下北沢で「ふくふくや」を観ました。
「工夫」ということを忘れてはいけないなと、あらためて。劇団を始めたころはお金もないし技術もない。でも、やりたいことはあって、なかなか思い通りに実現できない。じゃあ自分の持てる力と時間を考え、そこに「工夫」をくわえて、それらしいものに作り上げていこうではないかと。
ところが年を取って、そこそこ馴れてきてお金や時間に余裕が出てくると、ついつい「工夫」を忘れて仕上げてしまう。でも、「工夫」こそがアイデアの原点であり、人の心を動かすポイントでもある。そんなことを思った週末でありました。
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コーヒーは一杯ずつ豆を挽いてフィルターにかけてお湯を注いで……という段取りで淹れているのだけど、お湯を入れているときにグラッとフィルターが揺れて左手に思い切り熱湯を浴びました。
ほとんどの時間キーボードを打っている僕としては、足は折っても手を怪我することはやってはいけないことなのだけど、今回の火傷で左手の指が全滅。打つたびに激痛が走ります。
もう、二週間ほど夏休みをいただきますっ!!
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毎週(月)の1:15~1:30まで、テレビ大阪で「理系の人々」というドラマをやってます。
延々42話まであるので、これからきっと秋ぐらいまでずっとやってます。昨年、ひかりTVでやっていたものと同じですが、初の地上波ということで、良かったら観てください。
あと、読売/日テレ系列の 「婚活刑事」ですが、先週に引き続き、7/23の第四話も私が書いてます。よろしくお願いします。
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