2024年05月08日
一区切り
[日常] 原稿を一段落つけた。万歳!!
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その一段落つけた台本はテレビドラマではあるけれど、基本的にはワンシチュエーションで行われるセットドラマなので、喩えるなら『フルハウス』みたいなシットコムに近い形式だ。台本の書き方がドラマとは違って場面も変わっていかないので、人の動き(出たり入ったり)で話に動きをつけていく。
ドラマを書き慣れていると、舞台の本は書きにくいし、逆もしかり。テレビドラマを書き始めた頃は、どういう風にシーンを変えていったら良いのか全然分からなかった。まあ、結局は慣れである。
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ドラクエⅣをやり始めてしまい、廃人化。
冒険の書に記録するスタイルなのだが、それまでのプレイ時間が刻み込まれるのが辛い。複数の人称で進む小説みたいで楽しい。言うまでもないが、良く出来たゲームである。
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NHKスペシャル「山口一郎”うつ”と生きる」を見た。
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子どもの頃、自分は器用な人間だと思っていた。勉強も運動もそこそこ、絵を描かせたり文章を書かせてもそこそこ人並みにこなすといった感じで。
それが会社に入った頃ぐらい(つまり大人になって)、むしろ不器用なほうだと気づいた。できることの少なさに最初は絶望したけれど、そもそも自分に期待をしなくなったら楽になった。
2024年05月07日
ファミレス
[日常] 令和において、24時間やっているファミレスはほとんど見なくなった。従業員の確保が難しい&働き方改革&コロナによる客の減少……様々な要因が重なって、東京ではすっかり絶滅危惧種となっている。かつては僕も24時間営業のファミレスが好きで毎日のように通っていた。
夜中であろうとあの圧倒的な光量と、胃袋を刺激し続ける匂いは、どんな眠気も吹き飛ばしてくれた。今はもうすっかり家での作業が定着して、それはそれで健康的な生活になりつつある。調べると、まあまあ近くはない距離に、24時間営業のココスが一店舗だけある。
車でなら行けそうな距離だ。あの圧倒的な光量を浴びに、近々行ってみたい。
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今日も今日とて、原稿が佳境である。
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開演直前にライブが中止、なんてのがたまにニュースで流れてくる。たいていミュージシャンの体調不良が原因だ。演劇公演でもコロナの時はそういうことがあったみたいだけど、普段はあまり見ない。ライブ中止の実際の裏側を覗いてみたい。それにしても、もうちょっと早めに分かったりしないのだろうか。
2024年05月06日
TOP
[日常] TOPの外部情報を更新した。
TOPはhtmlをメモ帳からFTPで更新しているし、このコラムはサポート切れのmovable typeから更新している。ブログサービスに頼らない手動更新だ。
このページができた20年前は、まだ個人で作ったHPがあった時代。これもその一つ。それからブログというものが流行って、mixiなどのSNSサービスが流行って、日記などは誰も書かなくなってYoutubeとかTiktokとか動画系のSNSが流行って、という感じ。みんな文字は書きたがらないのだ。面倒くさいし、伝わりづらいから。
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唐十郎さんが亡くなった。昔、唐組の公演ビデオを借りて見たことがあるのだが、終始何をやっているのか理解できなかった。
でも「つまらなかった」というわけではない。劇場も大ウケしていたし、「分からないのは、自分に教養がないからだ」と思った。物語を楽しむためには、その背景となる知識があったほうがいい。
海外旅行でも、何となくドイツのお城を見て「綺麗」と思うのも一つだが、「これはルートヴィヒ二世が中世騎士道物語に憧れて画家にデザインさせた」等と知っていたほうがよりその美しさを味わえるだろう。それと同じだと思う。
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今週は仕上げなければならない仕事があって、劇団の台本には全く手をつけられていない。だが、忘れないことが肝要である。ハードルが下がりまくっている。
仕事柄、同時にいくつかの作品を抱えたまま進行することはあるが、近年は体力も落ちたし(特にコロナ以降)、一時期よりは一つ一つの作品にじっくり向き合っていると思う。その方が、作品と体のどちらも健全だと言える。あとはそれで暮らしていけるかどうかの問題。
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マンモスを狩って暮らしていた時代(そんな時代が実際にあったか知らないのだが)、僕は狩る側じゃなくて、祭事の時にやる劇の台本を書いたり、壁画の絵師とタッグを組んで紙芝居ならぬ壁芝居などを作って、肉を分け与えてもらっていたと思う。
きっと今よりもずっとエンタメの力は弱くて、肩身の狭い思いをしていたのではないだろうか。「あいつは一人前じゃない」とか陰で言われていたと思う。僕は僕で、ただ足が速いだけの男たちを、心の底では軽蔑していたと思うけれど。
2024年05月05日
詰んだ
[日常] もうすでに毎日書くことが辛い。子どもの頃、新聞の四コマ漫画を読むのが好きだった。コボちゃんが記憶に残っているということは、読売新聞を購読していたのだろう。毎日毎日四コマを絶やさず書くのは大変だろうと子ども心に思っていた。何を言ってるのか全く分からない意味不明な日もあった。締切が迫っても何も出て来ずに発狂したこともあったのではないだろうか。毎日、続けるということは何にしても難しいことである。
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読売新聞で思い出したのは、大学生になって一人暮らしを始めた引越初日、夕方にコンコンとノックする音が聞こえたので外に出ると、丸々と太ったおじさんがニコニコと笑みを浮かべて立っていた。
「ドラえもんのおじさんと呼ばれてるんだけどね」と言い出し、よくよく話を聞いてみると、読売新聞の勧誘だった。最初の×か月間は無料だからとなかなか引き下がらないドラえもんのおじさんに根負けして契約するハメになった。今でも思い出すたびにイライラする。あんたのどこがドラえもんだ。誰もドラえもんのおじさんだなんて呼んでないだろう。ドラえもんに謝ってほしい。
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IKEAで買った棚を組み立てようと思ったら、金槌が必要なことが判明した。家には金槌がない。詰んだ。
2024年05月04日
速度
[日常] 今回の新作は、まず創作ノート(誰にも見せないやつ)を作って、設定とか背景を色々とメモしながら台本を書き進めている。アメリカの荒野、ハイウェイ沿いに佇むドライブイン、近くにロケットの発射場があるような場所、2024年現在……という風にイメージをして。
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演劇はおしゃべりの速度が速く、ドラマの二倍以上の分量を書く。ドラマを書き始めた頃は、オンエアを見るたびに「(しゃべりが)遅い……遅すぎる!」とやきもきしたものだった。今は慣れた。たぶん、書き方も分かってきた。ドラマ一時間で30ページ書くところ、演劇一時間半だと僕は70枚ぐらい書く。
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昔はDM(ダイレクトメール)をお客さんに郵送して、次回公演のお知らせをしていた。これが実にコストのかかる宣伝方法で、部数にもよるけど十万単位の出費だった(その割に、大量に宛先不明で戻ってきた。みんなすぐに引っ越すのだ)。今はたぶん、そのようなやり方をしている劇団は少ないだろう。今はどうやって宣伝しているんだろう?
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366日を見ていたら、小劇場が「よくわからないもの」として描かれていた。とほほ。そう描かれても仕方ない面はあるが。
2024年05月03日
駅前演劇
[日常] 僕は駅前劇場が好きである。
あの狭い感じ、古い感じ、天井が低いあの感じ。全然褒めてないような表現だけど、ちょっと面白いことがすごく面白くなる不思議な空間だと思う。下北沢の立地もいいけど、あそこには何だか面白の神様が宿っている気がする。
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いっぱい色々書く前に、次の話題に飛ぶことが日記を続けるコツかもしれない。
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大型連休、本当はどこか温泉でも行ってゆっくりしたいところだが、如何せんどこも混んでいるだろう。きっと家で新作を書いている。書いていないかもしれないが、忘れないことが肝心だ。ハードルが下がってやしないか。
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Youtubeみたいな動画を撮ることもほとんどやらなくなってしまったが(そもそもとくお組が動画を撮っている頃はYoutubeはそういう存在じゃなかった)、DVDのおまけ撮影などまさに今のYoutuberがやってそうなことだ。昔からテレビではやっていたか。僕が好きだったおまけは、鈴木さんちの実家訪問(たけのこを掘ったり、たけのこを食べたり)、鳥取砂丘までビーチフラッグとか。特に思い出深いものは、今思えば法に抵触しているようなものもあって、良くも悪くもあの頃にしかできないものだ。昔も別に許されているわけではなかったけれど。
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舞台の脚本を作るときは「場所」が肝心なので、その土地や歴史に関することをたくさん調べる。架空の場所だとしても、モデルを決める。「魔女の宅急便」の舞台となる街は架空だけど、おそらくストックホルムのガムラスタンだと言われているように。
2024年05月02日
皮算用
[日常] 新作は一日2ページノルマで書いていけば、まあ一ヶ月半もあれば余裕で書き終わるぞと思っていたのが三月の初め。もう五月の連休に入ったが、まだ物語が始まってもいない(でも、20ページはある!)
劇団員からは冷たい視線を浴びたけれど、今までの本番直前に台本が完成して、稽古する時間がほとんど無いという状態よりはいくらか改善しているのではないだろうか。
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昔撮った「DETECTIVE JOE」を見返した。
全然ストーリーを覚えてなくて新鮮だった。
音楽が森君。今や朝ドラ「虎に翼」の音楽を担当している。
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鈴木さんをよくテレビで観るようになった。
「おい、ハンサム!」にも出てる。
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劇団員全員で飲んだ時に、みんなで朝ドラに出よう、という呑気な話をした。
もちろん、僕自身が朝ドラを書く予定はない。
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なんだか寒いので風呂に入ります。
2024年05月01日
2024年未来会議
[日常] 2024年4月27日。とくお組で未来会議をした。
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公演の予定は今のところ明確にないのだけど、脚本をまず最後まで書いて、それをみんなで揉みながら、よっしゃやるか、となってから劇場を取ろうという算段。本当は昨年が劇団創立20周年だったけど、今年やるとしても「劇団20歳」みたいな微妙な表現になる。
約一年ぶりにあったメンバーは白髪が増えていた。もちろん、僕も黒に染めているだけでもう髪のほとんどは白髪である。劇団の思い出話になると、きまって僕の悪行がぶり返されるので心が痛む。この先はできるだけ慎ましく生きたい。
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渋谷の貸し会議室で未来会議をした後は、北海道に場所を移して宴会。北海道と言っても居酒屋の名前である。
昔、とある芸能事務所にワークショップを頼まれて、その後に飲んだ記憶がある。事務所の社長が何だか怖かった。もうかれこれ10年以上前の話だと思う。
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知らない人もいるかもしれないが、永塚俊太郎がメンバーに復帰した。舞台に出られるかどうかは公演の時期次第、といったところか。
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もう誰も読んでないと思うけど地味にここも復活させていこうと思う。
普段の日記はnoteに書いてます。
2022年10月05日
劇団が動き出します
2022年10月5日、何年ぶりかの更新です。こんにちは。
日記はもっぱら noteに書いているので、更新の仕方を忘れてしまいますね。
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なんで更新したかというと、来週10/13に劇団にまつわる、とある情報解禁を予定しておりまして、その予告をと思い立ったのです。情報解禁の情報解禁という入れ子構造。
だいたいこのように勿体ぶるときは、解散か、新作公演の発表か、どちらかであることが多いですが、新作公演の発表です。言っちゃった。一年八ヶ月ぶりの公演となります。
前回はコロナのせいなのか、単なる劇団の弱体化なのか分かりませんが、興行的には大変な苦戦を強いられました。その中でも来てくださったお客様には感謝がいっぱいで、またついつい新作を、と欲を出してしまいました。去年の夏に企画を立ち上げた時は、もうそろそろコロナも終わるだろうと考えていたのです。
その読みは若干甘く、まだ予断を許さない状況ではあるかと思うのですが、やるからには精一杯取り組もうと思っています。10/13には、タイトルや出演者、チケット発売日などの公演概要、そして予告編としてミニドラマを作りましたので、そちらも公開したいと思っています。
そこまで言うなら解禁しろよ、という感じですが、頑なに勿体ぶっていきますね。
とくお組は次回、第27回公演となりまして、2003年の旗揚げから19年という、なんの節目でもない公演となっておりますが、20周年前夜祭みたいな感じで盛り上げていきたいと思っています。
2021年01月27日
6年ぶりの新作公演です
6年ぶりということで、こちらの日記も本当に久しぶりに更新します。
普段はnoteをやっておりまして、日常はそちらをご覧頂けると助かります。
さて、久しぶりに劇団公演をします。
第26回公演「林檎の軌道」を、3月12日~21日まで下北沢・駅前劇場で上演します。この6年、仲違いしたわけでもなく、単純に考え事をしていたら過ぎ去っていったという感じです。個人的にはその間ドラマや映画の仕事に集中することになり、「おっさんずラブ」や「私の家政夫ナギサさん」などの作品に出会いました。
劇団公演に何が持って帰ってこれるかは分かりませんが、良い意味でも悪い意味でも変わりなくやっていこうと思っていますので、何卒よろしくお願いします。近年の公演では出演が遠ざかっていた北川や高良も出演しますので、個人的にも楽しみです。自分も相変わらず少しだけ出ます。
今、とある建設会社さんのウェブサイトを見ると「宇宙エレベーター」の構想が詳細に書かれていますが、その宇宙エレベーターが完成して宇宙との距離が近づいた少し先の時代の日常を描きたいと思っています。人類の歴史は、いつも見えないものと戦って、最終的には仲間同士を傷つけ合うということを繰り返しています。そんな人間のおかしみや愚かさを、すごく遠回しに描いていきます。理系ぽい内容で、コメディです。
もうそろそろ稽古が始まります。よろしくお願い致します!
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