とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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[日常] TOPの外部情報を更新した。
TOPはhtmlをメモ帳からFTPで更新しているし、このコラムはサポート切れのmovable typeから更新している。ブログサービスに頼らない手動更新だ。
このページができた20年前は、まだ個人で作ったHPがあった時代。これもその一つ。それからブログというものが流行って、mixiなどのSNSサービスが流行って、日記などは誰も書かなくなってYoutubeとかTiktokとか動画系のSNSが流行って、という感じ。みんな文字は書きたがらないのだ。面倒くさいし、伝わりづらいから。
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唐十郎さんが亡くなった。昔、唐組の公演ビデオを借りて見たことがあるのだが、終始何をやっているのか理解できなかった。
でも「つまらなかった」というわけではない。劇場も大ウケしていたし、「分からないのは、自分に教養がないからだ」と思った。物語を楽しむためには、その背景となる知識があったほうがいい。
海外旅行でも、何となくドイツのお城を見て「綺麗」と思うのも一つだが、「これはルートヴィヒ二世が中世騎士道物語に憧れて画家にデザインさせた」等と知っていたほうがよりその美しさを味わえるだろう。それと同じだと思う。
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今週は仕上げなければならない仕事があって、劇団の台本には全く手をつけられていない。だが、忘れないことが肝要である。ハードルが下がりまくっている。
仕事柄、同時にいくつかの作品を抱えたまま進行することはあるが、近年は体力も落ちたし(特にコロナ以降)、一時期よりは一つ一つの作品にじっくり向き合っていると思う。その方が、作品と体のどちらも健全だと言える。あとはそれで暮らしていけるかどうかの問題。
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マンモスを狩って暮らしていた時代(そんな時代が実際にあったか知らないのだが)、僕は狩る側じゃなくて、祭事の時にやる劇の台本を書いたり、壁画の絵師とタッグを組んで紙芝居ならぬ壁芝居などを作って、肉を分け与えてもらっていたと思う。
きっと今よりもずっとエンタメの力は弱くて、肩身の狭い思いをしていたのではないだろうか。「あいつは一人前じゃない」とか陰で言われていたと思う。僕は僕で、ただ足が速いだけの男たちを、心の底では軽蔑していたと思うけれど。
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日常 日時: 2024年05月06日 01:22 |
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