2024年06月27日
サラウンド
[日常] 今日も今日とて一日部屋を出なかった。不健康の極みである。
昔は家で仕事するのは何となく集中できなくて、あえて騒がしいファミレスに行っていたが、歳を取って騒がしいのが無理になってきたり、机や椅子やPCが断然家のほうがいいじゃんということになり、9割以上は家で仕事するようになった。
いつでもコーヒーを飲めるし、眠くなったら横になれる。トイレにも不自由しないし、靴も履かなくていいし、周りも静かだ。唯一難点があるとすれば、この集中できる環境で、一日中ネットを見てしまうことぐらい。
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皿うどんを食べた。結構好きなのだ。皿うどん。
小さい頃、家にレコードプレーヤーがあって、アンプに「サラウンド」と書かれていて、てっきり皿うどんのかっこいい言い方だと思っていた。
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毎日のこのコラム、いつも原稿用紙一枚に手書きで下書きしてから打ち直しているので、だいたい400字ぐらいになる。なんか、中学生の卒業文集を書きたくないやつが、長々とメタなことを書いて字数稼ぎをしているみたくなった。
「この文集を書くのがとてもおっくうである。原稿用紙を目の前にして、何を書けばいいのかまったく思いつかない。なのでまずはアイスを食べながら三年間の出来事を思い返してみる。だが、思いつかない」みたいなやつ。あれ本人は斬新だと思ってるんだろうけど、100万人ぐらいやってるよね。
ちなみに「~みたく(みたいに)」というのは北関東のことばらしい。
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あ、7/26 25:00からテレ東で 「青春ミュージカルコメディ oddboys」が始まります。全10話で60曲以上もある本格ミュージカルドラマ。です。とにかく僕は曲がいいと思っています。
テレ東が見られない地域ではTVerなどでご覧下さい。
2024年06月26日
再現性
[日常] 今日は朝から打ち合わせ。久しぶりに満員電車に揺られて目的地へ。
とある会議メンバーは少し早く会社に来て台本を読んでいたらしいのだが、トイレから戻ってくると、ちょうど外部の清掃スタッフがテーブルの上に置いてある(社員の)お菓子を盗もうとしていたらしい。
「あっ!と思って目が合ったんだけど、そのままポケットにしまいこんだんだよね」と。確かに盗むのは良くないけれど、そのタイミングだともうポケットにいれるしかないだろう。戻すと罪が確定してしまう。
ちなみに盗まれたのはミニサイズの小分けされた、たべっ子どうぶつだったらしい。
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ショート動画みたいなやつで、小室哲哉が90年代にヒットを量産できたのは、口語体の詞にして、エンドユーザがどう楽しむかを逆算し、ユーザエクスペリエンスがどうのこうのと分析しているのが流れてきたのだが、「だからなんだ」と思った。
そもそもヒット分析などは再現性がなく、次なる成功に活きる要素は限りなくゼロに近い。つまり歴史から思い込みの想像を述べているだけで学問的な価値はなく、このような調べ学習みたいなものが「研究」「分析」とするのは間違いである。
2024年06月25日
山田
[日常] 今日は原稿を進めつつ、午後は打ち合わせで5,6年ぶりくらいに行く場所で、暑い中迷いながら行った。
いつも車のナビやgoogle mapなどで地図を見ているので、だいたいどこに行っても自分が立っている場所の東西南北は分かるのだが、実際はかなりの方向音痴である。
大枠の場所は認識しているが、路地に入ると途端に左右が分からなくなって迷うのである。スマホがそばにない場合は最悪、「時計の短針を太陽に向けて、12の数字との間がだいたい南だよな」と、初歩的なサバイバル術を駆使して軌道修正をする。
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Xなどで、散々何かに苦言を呈しておきながら文末に「自戒を込めて」って書くのはめちゃくちゃダサいと思う。そんな姑息なエクスキューズなどせず、糾弾したいことは堂々と辛辣に書けばよい。だいたい、自戒したら許されるとでも思っているのかね。
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劇団で久々に集まって、鈴木さんを前にして盛り上がったのは、鈴木さんのfacebookアカウント乗っ取り野郎、山田良介の近況である。
以前の山田は色黒でスーツを着た、ショーンK似の人物だったような気がするのだが、今改めて見ると、うなぎが大好きな、ひ弱そうな医師に変わっていた。
まあ、いずれにせよ存在しない人物なのだろうけど。
2024年06月24日
本末転倒
[日常] 今日は一歩も外に出ていない。健康に悪そうだ。
たまに気が向いたらハイテーブルにPCをのせて立ったまま作業することもあるが、当たり前だけど疲れるので、座ることを選びがち。
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和歌山カレー事件について調べているジャーナリストのYoutubeを観ていたら一日が終わった。
事件裁判のすべてがそうとは限らないと思うけど、証拠を積み上げて結論に向かう方向と、ある結論から立証に下っていく方向があって、おそらく前者だけでは望む結論を導き出せないから、結論に必要なものを無理に揃えようとして後者のような動きが発生し、結果的に捏造や冤罪などが生まれてしまう。
大学一年生の時、理科の実験をやって観測データをプロットしても望むようなグラフが得られなかったため、仕方なく綺麗な直線グラフを最初に書いて、その線上にプロットした数値を観測したことにしていた。やってることはそれと同じで、本末転倒とはまさにこのことである。
2024年06月23日
劇団会議
[日常] 都内某所で二ヶ月ぶりに劇団会議を行った。
新作舞台の台本を更新して、印刷して持って行った。そしてカフェ会議室で読み合わせてから、キャラクターについての議論を深めて3時間きっちり話し合った。真面目で有意義な会議だった。
ちなみに、篠崎、堀田、柴田、徳尾が黒めの服で登場し、林くんが黒でやってきたので黒コンプリートかと思いきや、鈴木さんと永塚氏は柄シャツで来た。まあ、だからなんだという話だが。行数を埋めるためのエピソードである。
そして、その後は沖縄料理屋に場所を移してさらなる意見交換。柴田さんが30分だけ飲む、という無謀なプランで飲み始めたが、きっちり30分でちょっと多めの2000円を置いて帰った。そういうときに、昔は「5でいいよ」みたいなネタをよくやったが、品がないので最近はあまりやらない。
篠崎の知られざる生態や、鈴木さんの出演映画の話、永塚の仕事の話から堀田氏の受験テクなど、久しぶりに互いの近況を更新した。
店のお兄さんがちょっと変わっていて、注文するたびに「人参しりしり!?」「ゴーヤチャンプル!?」と、初めて聞いたような復唱をしてきて、こちらが間違っているのではないかとドキドキした。ノリのいい店員さんだった。
2024年06月22日
うっかり
[日常] 疲れ果ててうっかり寝てしまった。
だがこの日記は日付が変わったあたりで更新しているので、毎日更新という意味ではまだ14時間の猶予がある。何事も早め早めにやっておくというのはいざという時のために大事なことである。
さて、今日は劇団会議である。昔は公民館の会議室を借りてやっていたが、今はけやきネットなどの公共サービスの手続きも切れているため、民間のカフェ会議室などを時間単位で借りている。
この一ヶ月は台本もあまり進んでいないので、お詫びの印にみんなのぶんを印刷していこうと思う。ペーパーレス化が叫ばれてしばらく経つが、わが劇団は台本はやっぱり紙がいいらしく、前回試しにアンケートを採ってみたらほとんどのメンバーが「紙でくれ」という感じだった。確かに小さい画面で見るよりも、紙のほうが全体が見渡せて視認性が良いのは分かる。
でも印刷するのは大変だから、劇団内も徐々にiPadとか、そういうので見るのが流行ってほしい。
2024年06月21日
命日
[日常] 父親の命日が近づいているので、実家に花を贈った。
数え方が難しいが9回目。神道なので来年が十年祭になる。思えば、訃報が入ったのは「コロッセオ・ミュージカル'80」の本番期間中だった。通夜だけ出て、その後の葬儀は出ていない(自分が舞台に出演せねばならないので)。
あれから9年というのはあっという間である。父親が今現れたら、世の中の変化をどう感じるだろう。年号が令和になったのと、間にコロナ禍があったり、ネットがちょっと速くなったりしたぐらいか。実家の犬は今も元気だし、大谷翔平のことはギリ高校時代の活躍を知ってるかもしれない。
「失われた×年」なんて言い回しがあるけど、「失う」とは「あまり変化していない」ことを指すのかもしれない。
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髪を切った。
担当美容師はいつも同じなので、「二ヶ月前の状態に戻してほしい」とオーダーするのだけど、知人のヘアメイクさんにそのことを話すと「なんか気持ち悪い(笑)」と言われた。合理的だし切りやすいと思うんだけどなぁ。これからも気にせず気持ち悪くいこうと思う。
今日はいつになくコーヒーを飲んだ。身体が欲しているのかもしれない。それに従い、どんどん淹れる。
2024年06月20日
観劇
[日常] 今週末に劇団会議があるため、気合いを入れて原稿を進める。
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モダンスイマーズの新作公演「雨とベンツと国道と私」を観に行った。
「罪と許し」をテーマにした、とてもいい演劇だった。
ちなみにメンバーの西條さんは「海に浮かぶメトロポリス」で客演して頂いた、とくお組にとっては頼れるお茶目なお兄さん。
津村さんはキョンキョン主演・演出の舞台「日の本一の大悪党」の時に出演していて、僕は稽古場で演出補という間柄だった。
稽古の時、舞台の上手から登場する津村さんに「もう少し早く出てきて台詞を言わないと聞こえない」と指摘したところ、「お前の演出など受けない」と言われて、それ以来彼を許していない。まあ、罪というほどのことではないけど、今日の素晴らしい舞台を観て、テーマについてしばし考えさせられた。
2024年06月19日
フォール
[日常] Netflixでfallを見た。
ドラゴンボールに出てくるカリン塔のようなバカ高い鉄塔に登ったら、ハシゴが外れて地上に降りられなくなる、というシンプルな話。
鉄塔の頂上で人生を振り返りながら懺悔するというのがとても欧米的。鉄塔に残されてしまったのは私の(今までの)行いのせい、みたいなことを言うけれど、これも欧米的な宗教観からくる発想なのだろうか。オマジナイ的で全然理に適っていないと思う。
物理的に色々無理があるだろうと思ったけれど、特に細いポールにしがみつきながらドローンをフル充電する展開がとても熱かった。無茶すぎる。
ただ高いところに上って降りられなくなっただけなのに、家族愛みたいなものに結びつけるところも好きじゃないが、全体的には面白かった。
2024年06月18日
くまの
[日常] 今日も締切できっと眠れない日である。
高校のクラスメイトに熊野くんという人がいた。特に仲が良かったわけでもないし、ほとんど彼のことは覚えていないが、唯一記憶にあるのが「PCのキーボードを見てみ。ここに『くまの』って書いてあるんだ」と言っていたこと。確かに真ん中あたりに、かなキーが『くまの』と並んでいる。
だからどうした、というエピソードだがそれは記憶からずっと消えない不思議な思い出なのである。
ちなみにPCのキーボードは見なくても打てるが、逆に何も書いていないキーボードのどれかを指して「この文字は何?」と言われても答えられない。そこは不思議なことに双方向の関係にないのだ。
つまり『T』を打てと脳に指令にいくと、人差し指を少し右斜め前に出すという動作記憶に結びついて神経伝達される。だが、何も書いていないとあるキーボードの位置座標を視覚で認知したところで、そこから文字は導き出されないというわけである。
世の中、そういうものは他にも沢山あるかもしれない。ある方向の動きは得意だが、逆はまったくできないということが。
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