とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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思い出の
[日常] 東京に帰ってきています。
先日、「思い出のマーニー」を観ました。あまり気にはなっていなかったのですが、ちょうど時間があったので入ってみました。
同じジブリ作品である「となりのトトロ」は、主人公姉妹の母親の病気をきっかけに、夏に家族で空気の良いところに引っ越して、そこで姉妹は他の人には見えない「トトロ」に会う(上映40分後ぐらい)という話です。
一方、「思い出のマーニー」は、主人公の杏奈が喘息をこじらせて夏に北海道へ移り住み、そこで他の人には見えない「マーニー」に出会う(上映40分後ぐらい)という導入。
そこまでは「おいおいトトロやん!」と思いながら見てたんですが、さすがに後半は話も独自路線に入っていきホッとしました。
僕は小さい頃から、「バービー人形」とか「スーパーマン」とかが持つバタ臭さというか、「ガイジン感」が生理的にあまり受け付けない、その手のファンタジーには抵抗がある子供でした。 きっとフランダースの犬(観たこと無い)とかも結構ダメで、金髪の子にくわえて設定までファンタジーだと、ファンタジーを二度塗りしてるというか、ついていけなかったんです。それが、「思い出のマーニー」の宣伝を観ても同じことを思ったのでした。
ガイジンというファンタジーと、幻想のファンタジーが混在してケンカする感じです。
これは原作は海外の児童文学だったと思うけど、設定を日本に変えています。マーニーを日本人にすればいいかというと、難しいところかと思いますが、僕はまあ、日本人のほうが良かったかもしれないと思いますね。「思い出のまさみ」とかだとやっぱり地味になっちゃうんだけど。
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日常 日時: 2014年08月09日 10:32 |
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