2017年10月03日
蚊がいる
風邪を引きました。
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来年に予定している舞台「MATSUぼっち05-レコード-」のプレ稽古が始まりました。
昨年に引き続き演出を担当させてもらうことになりました。今回は東京と大阪に加えて、新潟、札幌、仙台を回ります。旅公演はあまり経験がないので、なるべく理由をつけて行きたいと思ってます。
基本的に一人芝居なのですが、台本があるのかないのか(あるのですけど)境目が曖昧で、その場その場で起きることも変わってくるライブ感が見どころです。
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サンマルクカフェの照明がすごく暗いです。機内の電灯みたい。
しかも蚊がいる!
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「あまちゃん」の戯曲本を買って、読んでます。
ページにすると毎話12ページくらい。それが他の朝ドラと比べて多いのかどうかは分からないけど、これを毎日のペースで書くのは相当しんどいと思います。しかも毎回面白いし。
豆腐プロレスを書いてる時、同じ換算で14,5ページで、それも一日で書いていたけれど、さすがに毎日書いてたわけではないし。
まずは書き続ける体力、集中力、その先に才能なんでしょう。
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最近、将棋アプリで詰め将棋を解くのが日課です。
次の手を読むのが苦手です。でもプロ棋士は何十手先も読むと言いますよね。解説の人も対局中に駒を動かしまくって「そんなに動かして、忘れない?」と思うのですが、ちゃんと元に戻しますよね。ああいう盤面を記憶する力って、特殊だと思います。
話は全然違うけど、脚本や監督の仕事をしている人は、これから生むべき映像を長い時間、頭で再生する力があると思います。作曲家はきっと新しいメロディを再生して記憶する力があるのではと。
2017年09月28日
故郷
数日間、長崎に行っていました。
今回は親戚の通夜と葬式に参列するためでした。自分の仕事の良いところは、いざとなったら好きに休みにできることです。悪いところは、いざとならなくても休みになることです。
自分には故郷と呼べる土地がないので、昔から変わらぬ風景が心地よかったです。
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紙の本より、Kindleのほうが一気に最後まで読める気がします。
紙の本はどうも途中で本を持ってることに疲れてしまったり、ネットしてしまったりして中断するけど、スマホで読んでいたら、そもそも途中でネットに浮気することもないし、下に読んだページが何%と表示されていて、あとこれぐらいか、と分かりやすい。
もしかしたら、すごく薄い本ばっかり読んでいるのかもしれないけど。
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最近読んだ本です。
・カルマ真仙教事件(上・中)
オウム真理教事件を公安警察の方向から追った物語です。偽名から元の人物が分かるし、当時の背景がよく分かります。あの大きな事件が起きる前に、随分マークされていたんだなあと興味深いです。
・僕がコントや演劇のために考えていること
ラーメンズの小林賢太郎が創作する際に考えていることなどが書かれたエッセイ。表現者としての覚悟が綴られている。こういう風に仕事をきちんと真面目にとらえて、積み重ねていける人が大成するのだなあとしみじみ。僕はどうしても創作以外のことが気になってしまうけれど、うまく自分をコントロールする方法を見つけなければいけません。
・映画脚本100のダメ出し
今年、とても大変苦労した映画があった。それはあまり僕の本の善し悪しとは関係ないところの苦労だったけれど。脚本といえば台詞を書く仕事、という側面が大きいけど、建築で言うところの最後の装飾に近いと思う。基本の設計がうまくいっていないとしっかりした家が建たないように、脚本も全体の構造を組み立てるのが一番難しい。自分がそのダメ出しをできないとだめだなあと思って買った本です。言い回しがアメリカンで鼻につきます。
2017年07月08日
FAQ!
DINERを読み始めました。分厚い。
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先日また実家に帰りました。父の命日だったので、一応、お墓参りに。亡くなったのは二年前で父のことを思い出すことは減ってきたけど、自分自身の死を身近に考えるようになりました。
とはいえ、「明日死ぬかも知れないから、今日を一生懸命生きたか?」という筋肉質な生き方はできなくて、特に目標を持たずにダラダラと生きていくのが性に合っています。でも、ちょっとは仕事についての欲が出てきました。
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テレビ朝日「あいの結婚相談所」というドラマの脚本を書いています。
先日、撮影現場にお邪魔しましたが、すごく楽しいドラマになってました。楽しみ。7月28日(金)23時15分~テレビ朝日です。
婚活ものと言えば、数年前に「婚活刑事」というドラマを描かせてもらいました。最後のほうでちょこっと出てきた出演者が薬物逮捕されたせいで、DVDがお蔵入りになってしまいましたが。
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NHKドラマ「スリル!~赤の章・黒の章~」のDVDも、出演者の不祥事で発売中止に。
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文字を変換するとき、欲しい単語が出てきたら、確定させずに続けて次の文字を書いていきたいのだけど、Wordは一回リターンで確定させないとダメな仕様になってしまって、それをどう変えたらいいのか分からなくて、ずっとイライラしています。
こういう現象です。
https://forums.adobe.com/thread/2236268
この方はWordではないんだけど。
どなたか解消方法をご存知ないですか。
使っている辞書はatok、ちなみにWord以外ではこの症状はでません。
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ミステリーの書き方(幻冬舎)を読み始めました。分厚い。
2017年05月13日
毎日綱渡り
先週、一瞬だけ大阪に帰りました。

実家の母です。
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先日、家に猿田彦珈琲のドリップパックが置いてありました。
好きなんです。猿田彦珈琲。
去年、舞台の稽古場に差し入れでこれがあって、みんなに美味しさを気づかれたら終わりだと思って一人でせっせと飲んでいました。
お店には行ったことありません。(いつも混んでる)。
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先日、乃木坂3期生のライブに行ってきました。

許可の具合が分からないのでモザイク処理。
右側前列、うすだいだい色の一帯が酒井敏也さんです。
ここは3ヶ月前に演出させてもらった「3人のプリンシパル」と同じ劇場で、その時は本番が過酷なものだったから、終演後に楽屋へ戻ってくるこの(写真にある)通路を通る人たちは皆、涙にくれていたり、絶望の表情をしていたけれど、今回のライブが終わった時、同じ場所で待っていたら、皆が達成感のある笑顔で戻って来て、それを見てすごく感動しました。
覚えてくれてて良かった。鷲尾だと思ってるかもしれないけど。
2017年04月28日
話し疲れて
「聞き上手 方法」で検索。
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若い頃からそうでしたが、人の話を本当に聞きません。
違うと思ったらすぐ訂正しちゃうし、面白い話があると思ったら一方的にずっと話してしまう。でもそれではやっぱりいかんなとずっと思っていて、何とか聞き上手にならなければと、日々方法を模索しています。
ネットによると、人の話を聞く:話す=7:3が望ましいそうです。
でも、世の中の人がみんなこれを実践したら、3:3みたいな感じになって会話が結構スカスカになるんじゃないかと思うのだけど。東京のカフェにいる面白みのないカップルみたいに。まあいいか。
これ、なんでそんな風に思うようになったかと言うと、台本を書いてて「ああ、これはわざわざ言葉にしなくても伝わるな」ということが分かってきたから。わざわざ自分の心情を全部話さなくても、周りの空気がわりと埋めてくれる。
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FODで 「&美少女 Next Girl meets TOKYO」の第四話が配信されています。「下北沢 16:00」編の脚本を書いています。
フジテレビでも5月17日の深夜2:00~放送です。本当に深夜だ。
2017年04月18日
self control
かりん塔のさらに上ってこんな感じの所だったような。
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毎日体重を量るようにしている。
以前は毎日量っていたが、面倒になってやめていたらいつの間にかだいぶ太っていて、ああやはり毎日自分を監視することは重要なのだと思った。
これは体重に限ったことではなく、ちょっと最近調子乗ってんじゃないかとか、仕事をサボり始めてんじゃないかとか、いろんな自分の変化に対して野放しにすると、どんどん悪い方向にずれていくこともあるのだと思う。
大人になると途端にいろんな物差しを外されるので、自分がどのような状態にいるのか、どのような方向に進んでいるのか分かりにくい。たまに脳年齢83歳とか診断されて立ち直れなくなるけど、人間性も可視化した途端に「わりとクズです」とか診断されないか心配。
パラパラ漫画にすると、どんどんクズになっていく自分。
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デジタル時計がどうも苦手。
アナログ時計の素晴らしいところは、現時間だけではなく、目標とする時間までがパッと見て相対的に分かりやすいというのがある。たとえば16:50という情報だけではなく、17:00までの体感が分かるということ。
あと、デジタルは24時間制に一生慣れない。12を毎回引いてる。
2017年04月16日
kakifurai
[日常] ずいぶん前のカキフライ。

はじめたんじゃなくて、はじまりました。
店主も「カキフライはじまっちゃったなー」という感じでこの張り紙を作ったのだろう。下になんかごちゃごちゃ書いてあるなと思ったら「**kakifurai**kakifurai**kakifurai**」。デザインにも余念がありません。
小学生の時に「窓ガラスが割れました!」と言ったら「窓ガラスは割れたんじゃない、君が割ったんだ」と余計に怒られたことがあって、うーわなーんかつまんない先生だなあと思ったまま30年あまり記憶に残っています。
その先生はきっと、この店主に対しても説教するでしょう。「はじまったんじゃない。はじめたのはあんただ」と。
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朝鮮中央テレビの生放送をYoutubeのストリーミング放送で見ていた。
かの国の軍事力についてそんなに詳しいことは分からないけど、この稚拙な映像技術を見る限り、軍事力もかなり未発達なんじゃないかという気になってくる。
実際に軍事力を見せつける場面はそうそうないだろうから、舐められないためにはもっと映像に力を入れるべきではないだろうか。
2017年04月14日
クソみたいな弁当屋
[日常] 近所にクソみたいな弁当屋がある。
と言っても、僕は非常にハマっていて最近よく利用している。店主はおじさんが一人いるだけで、メニューは短冊に手書きで書かれたものが貼り付けられていて、シとツの区別がついておらず、メソタイ・コロシケ弁当などと書いてある。
初めて店に行った時、誰もいないので「すいません」と声を掛けると、店主は奥からチラッと顔を見せただけで出て来なかった。なるほど、ここから言えばいいのかと大きな声で「唐揚げ弁当ひとつ」と言うと、特に返事もなく動き始めた。
あらかじめ揚げてあった唐揚げをパックに詰めて、途中「ひるおび」が気になってご飯をよそう手を止めたりしながら、ビニール袋に入れて、ようやく店頭に出てくるとドンッとそれを置いた。
無言である。
え?「唐揚げ弁当、580円です」とか、そういうの無いの? と面食らいながらも、小銭を出して、店主に手渡そうとしたら、今度は小銭を入れる受け皿を指差した。ここに置けというのである。すごい、これは無愛想にも程がある! 徹底してる! とむしろ感心した。
もちろん「ありがとうございました」もなく、すぐに店の奥に引っ込んでひるおびを見始めた。もう、意識はずっとひるおびなのである。そんなに面白いか、ひるおび。(ちなみに、テレビ対しては「……明日、雨かよ」などと声を発する)。
それから数回通ったのだが、昨日はカレー弁当を買って、おつりをもらうときにその店主が「……(スーッ)」と息を吐いたことに気が付いた。
その時は大して何も思わなかったのだが、家に帰ってカレーを食べていると、ふとその事が頭をよぎり、ある可能性が思い浮かんだ。あのクソ店主、もしかして、「(ありがとうございま)スーッ……」と言ったのではないか? と。
思わずカレーをすくう手が震えた。あいつは頑張って、勇気を出して、僕に精一杯のお礼を言ったのではないか? と。こっちの思い違いかもしれないし、結果的には息漏れでしかなかったけど、そうではないか? と希望を持たずにはいられなかった。やればできるじゃん!
次はもっと大きな声が出せることを祈りつつ、僕は明日もその弁当屋に通うだろう。
ちなみに、全然美味しくない。
2017年04月12日
靴が来ない
[日常] 店で靴を買うのが面倒で。
何が面倒って、あのかさばる箱を持ち帰るのが。ということで、今回はAmazonで注文したのだけど、うっかり中国の業者の靴を買ってしまい、すぐ欲しかったのに船便でゆっくり二週間かけて運ばれてくるのを待たなければならなかった。
二足買って一足は来たのだけど、もう一足は多分まだ、東シナ海あたりを移動中か。結構大ごとな話に見える。別に中国製がどうとかは思わないけど、船便は遅いな。
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「豆腐プロレス」の最終話を書き終え、全話脱稿しました。

桜の前でポーズを取るいっけいさん。
脚本作業は概ねどのドラマも、打ち合わせする→家で書く(初稿)→打ち合わせする→家で修正する(第二稿)→打ち合わせorメール→家で仕上げる(第三稿)→入稿・製本、というような流れです。打ち合わせは局Pと監督を交えてします。
昨年の8月くらい(ナシゴレン課)から毎日のように六本木に通っていますが、しばらくまだ通い続けます。六本木には全然詳しくならないけれど。
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「&美少女 Next Girl meets TOKYO」というオムニバスドラマの四話を書いてます。
4月26日あたりからFODで配信され、その次の週か、フジテレビの深夜でも放送されるようです。「東京のどこか×時間」で待ち合わせをしている設定だけが与えられて、あとはご自由に……という20分ぐらいの短編ドラマです。
僕は「下北沢×16時」というお題を選びました。演劇を続けているおじさんにダサいチラシを渡され、「観に来て欲しい、絶対面白いから!」と勧誘された女子高生が困惑するという話です。
監督は古厩さん。偶然ですが、「徳山大五郎を誰が殺したか?」と「警視庁ナシゴレン課」でもお世話になった監督です。よろしくお願いします。
2017年04月10日
現実を直視
友人から「二月末に子供が生まれました!」とLINEがきた。遅い。
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最近、15分昼寝しようと思ったら90分を越えています。
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何を食べても美味しく、どれだけでも食べられるため体重増加が止まらず、体重計からも目を背けるようになり、さらに体重が増加するというスパイラルに陥っています。
とりあえず体重計に毎日乗るということを再開して現実を直視し、受け入れることから始めます。
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[日常] ドラマ「豆腐プロレス」を書いています。
全24話中、14話分を担当していて、そろそろ書く作業は終わりに近づいています。脚本において、料理やスポーツを描写するのはすごく難度が高くて、今回もプロレスのシーンを書くのがとても難しいです。技とか試合運びは勿論ですけど、その躍動感や熱量をどう文字で伝えるかという。
僕がいくつか読んだ中では「感情から書く脚本術」という本が役に立っているのですが、そこには、脚本は「描写」するのではなく「想起」させるものです、というくだりがあって、それを読んでから少しずつ書き方が変わりました。
うまく描写しようとしても難しいけど、動きや状態を(監督やプロデューサーや俳優に)想起させるほうに重きを置けば、半分くらい気持ちが楽になります。
上の本の何がいいって、日本語訳が自然です。いいこと書いてあっても日本語訳が悪いと読む気がなくなりますよね。「それが君の最もやらなければならないことの一つだ」みたいなこと書く人ね。
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