格差
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[日常] 咳が三~四週間治らず、セブ島に静養してきました。



結果、ちょっと咳がひどくなって帰って来ました。


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セブからマニラまでの国内線に、典型的な日本人の団体(中年男女)が乗っていたのですが、その団長みたいな人が着陸した瞬間にいきなりパチパチと拍手をしはじめて「やった! これで危ない壁をひとつ越えた!」と言っていて、なんだかこっちが恥ずかしかったです。大きい不安を抱えている間に、風呂で滑って死んだりしないように気を付けて欲しいと思いました。

基本的に、ホテルの周りはすぐにボロボロの家屋が並んでいてコンクリートの建物はほとんど見られず、格差を感じられずにはいられませんでした。以前に上海や香港に行った時などは、都市とスラムが混在するような、国の中での貧富の差を垣間見ることはあったけれど、見渡すかぎり皆が貧しい、という光景は初めてです。でも、人の表情は苦しそうじゃない。殺伐ともしていない。穏やかで優しい国民性に映りました。まあ、個人で接していないので何とも言えませんが、のんびりと心地よい国でした。

この国は、たまに儲ける人が現れても、周りに引きずり下ろされるというクラブ・メンタリティが貧困スパイラルの原因とも言われています。カニの入ったカゴの蓋を開けると、一匹だけなら外に出られるけど、二、三匹入れると互いに引っ張り合って誰も出られないという。

ちなみに「セブ国際空港」や、セブ島とマクタン島(滞在したところ)をつなぐ大きな「橋」は日本政府の援助(ODA)で作られたらしく、看板に大きく日本語で書いてありました。


日常 日時: 2014年03月30日 10:29 | 

とくおNOW

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