とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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流しそうめん
[日常] 一歩も家を出ていない。
せかせかして予定を詰め込むのが苦手だから、一つ一つの動きが物凄く遅い。人がやれることの半分もできていないのではないか。
締切がもう迫っている。
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テレ東ドラマ「oddboys」は早くも今夜四話放送。
誰も見てないかもだけど、ミュージカルドラマです。学生時代にSTEPSというミュージカルサークルの人に作曲をお願いして、初めてミュージカルを作った。
確か、サバイバル研究会のメンバーが知られざる秘境を旅して伝説のピンクドラゴンを探しに行くというような話だったと思う。詳細はまったく覚えていない。
普通、学生時代の演劇というのは、みんなさほど作劇の機会がないから、渾身の一作を作るためにそれまでの考えや生き方みたいなものを物語に込める人が多いのだが、僕は伝説のピンクドラゴンを探しに行くという何も得るものがない話をやるものだから、サークルのメンバーからはいつも冷たい目をされていた。それやる意味あるんですか、と言った具合に。
物語は、秘境であっさり見つけたドラゴンと仲良くなって、恋愛のできなくなった王子様を助けるみたいなストーリーだったと思うが、主人公たちが揉めに揉めて最後は歌いながら流しそうめんを食べて解決するという物語だった。もちろん感動しているのは自分だけで、サークルのメンバーは冷めていた。
今になって思う。どんなに冷ややかな視線を浴びようとも、ブレない心がプロになるための必要条件なのではないかと。
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日常 日時: 2024年07月17日 19:03 |
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