[日常] facebookの記事にて。
『「風立ちぬ」は、夢を追うことがそんなに美しいことか? 夢を追っていてもそれが戦争の歯車になっていたとしたら批判されるべきではないか?』という浅いコメントを見たのだが、何よりびっくりしたのが、「映画は観ていませんが」の一文。
こういう人こそ、思い込みで世の中に振り回される戦争の歯車である。
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最小限の世界ということをたまに考えます。
つまり僕のような動きの少ない人間には、実際にブラジルという国が存在している必要はないし、ロケットがなくてもいいし、中東で戦争が起こっていなくてもいい。おかしな話だけれど、「経験したことが実在になる」と考えると、ぼくが生きる世界は非常に小さいセットで済んでしまう。
我々は世界のことをある程度知った気にはなっているけれど、それらが「正しい」と保証ができるほど、じかに経験していることは少ない。(ただ、ディズニーランドにミッキーマウスがいることは、自信を持ってYESと言えます! 実際に見たから!)
こうして、人づてに聞いた話やテレビや本などの情報を総合して、さらにそれらを信頼して「世界」というものを把握しようと努めるわけですが、それは当然のことながら完全ではありません。
そんな中、
「オレも『地球は青かった』って言いたいね」と白い歯をのぞかせた岩城滉一は、まさにその「世界」をじかに見てやろうという欲求の現れなのかもしれませんが、そういうことじゃないんですよ。
日常
日時: 2013年09月06日 09:53
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