とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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雷雨の中で
[日常] 引っ越してから、雷が多いような気がする。
しかも、よくすぐ近くで落ちている。光って同時に音が鳴るので、340mかける○秒なんて数えるまでもない。雷はあまりに近くで光ると紫色に見える。
雷雨といえば、大阪に引っ越す前の小学校三年生のとき。クラスメイトの関くんの誕生日会に呼ばれて、すごい雷雨の中、プレゼントに買ったドラえもんの3巻と細々としたグッズを抱えながら自転車を飛ばしたことがあった(結構、関くんちは遠かったのだ)。
いまに雷に打たるのではという恐怖の中、やっとの思いで関くんの家に着くと「あれ、来たの?」という感じで割と冷たく迎え入れられた。豪雨の中で来たのは僕とあと2人のクラスメイトだけで、他の人たちは断念したらしかったのだ。
「中止にしようと思ったんだけど、まあいいや」と言って関くんは持ってきたプレゼントの中身を開けると、ドラえもんの3巻は既に持っていたらしく、ずぶ濡れでTシャツもズボンもパンツも借りた僕は、いよいよ何をしに来たのか分からない人になった。
「持ってるけど、ありがとうね」と言ったその目は全然喜んでいなかったし、明らかに僕が持ってきたほうの3巻は濡れていた。きっと僕が帰った後に捨てられたことだろう。
GOOGLEマップは便利だ。関くんの家は当時、接骨院を営んでいて、今もその場所にあるようだ。そして今ぼくが住んでいる場所からそう遠くもない。骨を痛めたときは行ってみてもいいかもしれない。
今度はドラえもんの4巻を持って。
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日常 日時: 2013年08月21日 17:16 |
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