とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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古典的な推理
[日常] 終戦記念日。テレビでやっていた「私は貝になりたい」を観た。
戦争で兵役から帰ってきて、戦犯として不当に死刑を宣告される主人公。同じ拘置所に 入っている人たちとの交流もあり、死の恐怖に怯える日々―。
途中まで観たところで、「これは原作もあるし実話なのだろう、ということは、主人公は死なないに違いない!」と思った。何故なら、死んでしまったら拘置所の人間関係など、「主人公しか知り得ない風景」をこうして描写をすることはできないからである!
・・・・・・と古典的な推理をして眺めていたら、最後に主人公は死んだ。
どうやらタイトルと劇中の一部には原作者がいて、全体のストーリーは脚本家のオリジナルだったそうで。何かとモメた形跡のあるこの作品。なかなか後味が悪くて良かったです。
まあ、タイトルは良くないですね。「なんで私がA級に!?」みたいなタイトルの方が良かったと思いますが。
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日常 日時: 2012年08月15日 23:34 |
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