とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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人生のif
[日常] 自分があの時違う道を選択していたら。という話をした。
たとえば、大学の時に演劇を選ばずに会社員を選んでいたら、とか、劇団員の鈴木が医者の夢を諦めずに医者になっていたら、とかいう、よくある「if」の話だ。
そういう時、たいてい違う道のほうが「幸せだったかもしれない」という淡い期待のもとに話が進んだりするけれど、それは贅沢な考えだ。今進んでいる道が、少なくとも「健康で生きられている」という点で、十分正解ルートだと思う。
違う会社に行っていたら転勤で地方に飛ばされ、ストレスでハゲまくっているかもしれないし、車をよく運転するようになり、既に事故死しているかもしれない。劇団員の鈴木がもし医者になっていたとしても、訴えられて牢屋に入れられているかもしれないし、どの道を選んでも結局、演劇をやる以外は全部牢屋に入っているかもしれない。
人間は本能で「より強く生きられる」道を選んでいるような気がするんですね。だから振り返るだけ損。他のルートではほとんど死んでると思えば、前を向かざるを得ません。
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日常 日時: 2012年08月08日 23:00 |
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