将棋と台本の「よみ」
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[日常] 最近、また自分の中で激しい将棋ブームが到来していて。

Wiiの将棋ゲームを、夜な夜なコンピューター相手にやっている。初級~中級~上級~有段~名人みたいなランクがあるのだが、一番上のランクにしなければ、「手を抜く」ということが苦手なコンピューターは、途中で飛車と桂馬を交換したりするような、どう考えてもおかしな「弱い」手を打ってくる。

昔、父親がファミコンの将棋でコンピューター相手に「お前、なんでそんな手打つんや」と自爆気味な手について文句を言っていたけど、その気持ちが20年越しに分かった。羽生さんも自分が勝ったとしてもしょうもない試合だと相手に不満を抱くらしい。「もう勝ち負けにこだわる将棋には意味がないんですよ」とは彼の名言だ。

で、結局、ぼくは常に最善の手を返してくる「名人」を選ばざるを得ないのだが、名人はやっぱり強いので全然勝てない。羽生さんは直線で何十手、それぞれの枝で何百手と読めるらしいけど、コンピューターもそこそこ読んでいるのだろう。11手詰めとかが出来ないと、途中で逃げられて勝てそうにない。

台本を書いたりするときにも、ストーリーの直線と枝葉を何手も考えなきゃいけないので、これって将棋に似ているなあと思います。


日常 日時: 2012年07月18日 23:25 | 

とくおNOW

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