とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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大きな声を出せばいいんですね
[日常] スポーツ用語の日本語訳って、僕には違和感がある。
たとえば五輪とかW杯とか。記事ではよく見るけど、言葉に出すときは「オリンピック」とか「ワール ドカップ」とか言いますね。五輪はたまに頭の中でごっちゃになって「ゴリンピック」となります。
野球でも記事では「ON砲」「サヨナラ弾」とか、ホームランのことを砲や弾といいますが、ああいうのは全部戦争の名残ですね。ホームラン=大砲。弾丸。アウトのことは死とか併殺打なんて言うけど、よくよく考えたらあれは互いに二十七人死んだら終わるというゲームですからね。
それは不謹慎じゃないかとか、教育上よくないんじゃないかとか、よく言われずに残ってるなあと感心します。「ランナーを刺す」とかもすごい。
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連日ワイドショーではいじめのニュース。
司会者が「こういう時はやっぱり、学校に行かなくていいよ、逃げなさい」って言ってあげるのがいいんですかねえ、と言うと、夜回り先生の水谷修が「逃げてはいけません。戦ってください」と言っていた。
「戦うって・・・・・・」とスタジオ内。
その「戦う」というのは何も一人で立ち向かえというわけではなくて、できるだけ多くの大人を巻き込んで、相談して、一人で抱え込まずに問題を大きくすること、そうして解決しなければ自分はずっと傷を負ったまま生きることになる、という主旨だった。
「なるほど・・・・・・」とスタジオ内。
いや、それを聞いてもやはり難しいなあと感じるのは、いじめられる子というのはたいてい「声を出せない大人しい子」であり、「プライドを持った子」であるからだ。
テレビに出ているような、もともと主張の強い人たちが「じゃあ、できるだけ大きな声をあげるってことですね!」と納得していることに、「いや、それ、あんたらはできるやろうけど!」と思ったのでした。
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日常 日時: 2012年07月14日 23:12 |
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