とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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新人教育、する人に告ぐ
[日常] 最近、いろんな飲食店で新人さんを教育している場面を見かける。
まあ、普通の口調で実地訓練をしているならまだ分かるが、ラーメン屋とかになると「ショウ、手があいたときどうする!?」「あ、、あ、あ、」「テーブルを拭く!」とか、キツく言ったかと思えば「昨日よりは出来てるから、ちゃんと声だして行こうか!」「は、はい!」なんて体育会系的アメとムチで、新人君を鍛えている様子が堂々と繰り広げられている。
今日は、厨房を背に向けてカウンターでラーメンを待っていたら、背後で店長らしき人物の「んー、デビュー戦は、60点!」という声が聞こえた後、しばらくしてぼくのところに新人がラーメンを運んできた。
60点て!
誰にも「デビュー戦」はあるし、それに気づかずぼくたちはバスに乗ったり、手術を受けたり、スーパーで買い物をしたりしている。だから、別にぼくのラーメンを新人さんが作ったっていい。気持ちよく第一号になってやろうじゃないか。
でもな、60点はないぜ、店長!
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日常 日時: 2012年03月03日 23:36 |
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