現実と空想の区別
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疲れているのだろうか、焦点が合わずにドラえもんに見えた。


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一昔前は(今はどうか分からないけど)、少年犯罪が起こると残虐なテレビゲームやアニメなどとの関連性が指摘されたりして、いろんなものが規制されていった。

成熟していない少年たちがそういうものを見ると「現実と空想の区別が付かず」犯行に走るのだ、みたいな論調だったような気がするのだが、あれは今思ってもやはり無理があるような気がする。

考えてみれば、二、三歳の子供だって砂場で作ったプリンは「プリンができた!」と言っても実際に口に入れることはない。目の前のプリンは砂だと分かっているし、自分のやっていることが芝居だと分かっているからだ。二、三歳ができる現実と空想の区別が、中高生の少年は出来ないと言うのだろうか。

そもそも、ホラー映画を見たから残虐性が育ったのではなく、残虐性のあった犯罪者が(そういう嗜好性があったから)ホラー映画を見ていた、という順序が自然な考え方だと思うんだけども、規制を叫ぶ一部の大人の方こそ、その必要十分の区別がよく分かっていないのではないだろうか。


日常 日時: 2012年02月27日 23:43 | 

とくおNOW

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