とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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銃殺から逃れるために
[日常] ファミレス(Denny's)で銃殺事件が起きたニュース。
同じ店内にいたお客さんは、その後の取材に対して「(被害者は)顔が血で真っ赤でしたね」などと冷静に答えていたが、Denny'sによく行く身としては他人事ではない。
夢ではよく、ファミレスみたいなところに強盗団が押し寄せて、一人一人銃殺していくという場面に遭遇したりする。そこでさあ、自分はどうやって生き延びるべきか!?と判断に迫られるわけだが、ぼくはいつもイチかバチか既に殺されたふりをして、犯人グループが去っていくのを息を殺して待っていた。それが最善だと思っていたのだ。
ところが実際にノルウェーの島で起きた無差別の銃殺事件とかでは、死んだふりをしている人も見抜かれて容赦なく撃ち込まれたとのことで、それを聞いて「ダメじゃん!」と思った。だから結局、ぼくも同じ場面に遭遇したら、自信は無いのに「逃げる」という選択をとってしまうのかもしれない。
そして背中に撃ち込まれるのだ。
現時点では、どちらにせよ「撃たれる」と自覚はしているのだが、それでも何とか生き延びる方法を・・・と イメージした結果、最近いい方法を思いついた。
「ノートパソコンを胸に入れる」である。背中が危ういなら背中でもいい。
もちろん、頭を撃ち抜かれたらまったく意味は無いが、ボディを守るにはとりあえずDELLのノートパソコンを身体に挟むことで、いくらか効果があるのではないだろうか。実際にシミュレーションしてみよう。
犯人グループは店内に入ってくるなり、手当たり次第に銃を乱射しはじめた。ぼくは咄嗟にテーブルの下へ隠れるが、これでは見つかるのも時間の問題。相手は無差別殺人を楽しんでいるようだ。そこでぼくはノートパソコンを背中に入れ、機を窺った。
そして、敵の隙をついて一気に出口へ走った!
走る!そして走る!
ところが、ノートパソコンは重みで背中から床へ落ちる!ガッシャーン!
拾おうとしたところを、拳銃でパーン!
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日常 日時: 2012年02月13日 23:43 |
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