とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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できちゃった婚に替わる新しいことば
[日常] できちゃった婚というのは、ヒットするだけの語呂の良さがある。
流行る言葉というのは、その言葉が持つ意味の的確さもそうだが、何よりも語感のセンスがある。そのセンスたるものは具体的に何だと言われるとなかなか難しいけど、人の気持ちにうまくフィットする何かだ。
しかし「できちゃった婚」という言葉も、だんだん「差別的だよね」「確信的なものだってあるよね」なんて風潮になってきて、じゃあ近い言葉を考えようか、となった。だけど、それがなかなかうまくいかない。
「さずかり婚」「おめでた婚」なんて別に流行ってないよね。それは意味的には合ってるかもしれないけど、センスが無いから広く認められるに至ってないのだ。もっとヒドイものになると「ママリッジ」とか「ダブルハッピー婚」なんてものもある。ダブルハッピーて、やっぱりバカっぽいもの。
流行らせるためには「ちゃった」に含まれている負い目というか、ある種の謙虚さみたいなものを抜いてはいけないのだと思う。ダブルハッピーなのは分かる、おめでたいのは分かる、だが、流行るためには謙虚さが必要なのだ。
まあ、こんな文句ばかり言ってもフェアじゃないので、ぼくもセンスに自信はないけどいくつか考えてみた。流行らないと思うけど、ダブルハッピーよりはいいかな、と思って。
・「やったった婚」
・「そのリスク、じゅうぶん承知のうえ婚」
・「賛否両論婚」
・「妊娠、その後に」
もう最後のなんて「婚」もついてないし。
赤西仁さん、黒木メイサさん、やったった婚、おめでとうございます!
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日常 日時: 2012年02月09日 23:56 |
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