心の中であだ名を付ける
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[日常] プールによく来ている人に、心の中であだ名を付けている。

かえるっぽい風貌で平泳ぎの速い「かえる」。ニヤニヤ笑っていると思ったら、実は一生懸命頑張っている顔だった「ぬらり(ひょん)」。かなりのばあさんだが均整の取れたスタイルを維持している「スタイル」など。

自分に限らず、心の中で他人のことをあれこれ思うのは誰もがやっていることだろう。逆にぼくのことは昼間から泳ぎに来ている「ニート」とか、それ以上の念をぶつけられているに違いない。発狂しそうだ。

あだ名を付けていて危ないのは、心の中で「ぬらり」と思っているだけでなく、気を許した瞬間に本当に「ぬらり」と言ってしまうことである。過去に何度もあった。

大学の時に、担当教授に対して心の中でずっと「じじい」と思っていたのだが、ある時教室で談笑しているときに「じじい(は)・・・」と言いかけたことがあった。

あ!と思ったが、「じじ」まで行ってしまったのでそのまま突っ切るしかなく、「じじい・・・!誰がじじいだ、この野郎!」とビートたけし風におどけてみたものの唐突すぎて意味が分からず、普段からぼくが教授に対してじじいと思っていたことや、それを誤魔化そうとしたこともきっと全部バレてしまった。

松井秀喜は中学二年生の時から人の悪口を言わないことを決めているそうだけど、そこまでストイックになれなくとも、とりあえず変なあだ名を思い浮かべるのはやめようと思う。


日常 日時: 2011年12月12日 21:25 | 

とくおNOW

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