とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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父と正反対の休日
[日常] ぼくの父は会社員であった。
仕事の帰りが早いときには、別に出張に行ってたわけじゃないのにわざわざお土産なんかを買ってきたりして、それはお菓子だったり、たこ焼きだったり、ケンタッキーだったりした。
休日は家でゴロゴロしている姿を一度も見たことが無く、常に車でどこかに家族を連れて行った。さすがに子供たちが大きくなると、家族で一緒にどこかに行くという機会は徐々に減っていったけど、だからと言ってゴロゴロするわけではなく、今度は会社の人とゴルフに出かけていったり、一日中台所に立って蕎麦を打ったりピザを焼いたりして料理をするようになった。そんな父だった。
ここまで書いてなんだか父が死んだみたいになったけど、生きています。
一方、ぼくも三十を超えて子供もできたが、自分の父とはまるで正反対であることに気が付いた。出先から家族のためにケーキの一つでも買ってきたためしは無いし、休日は極限までゴロゴロしている。料理もできないし、車も持っていない。当然、ゴルフもしない。
どちらかというと父のような人間になると思っていたのに、全然似なかった。なぜなのだろうと思ったが、これは母に似たのだと考えれば合点がいった。
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日常 日時: 2011年10月16日 23:35 |
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