[日常] 大学の図書館によく行く。
ぼくは学生でも教員でもなく完全なる部外者なので、専用のカードを作って入館時に提示していたのだが、今日も同じように入館しようとしたところ係の人に止められた。
曰く、「制度が変わりまして、カードと一緒に、そちらにある紙に必要事項を記入して提出していただくことになりました」とのこと。
なにか、面倒くさくなっている。
その紙には日付、氏名、電話番号、利用目的(調査・研究・その他)などを書く欄があり、それだけでも辟易したのだが、最後に「利用する文献名」という欄があって困った。
利用する文献なんてないし・・・と、空白のまま提出したところ、「ほら、ココ書いて」とちょっと強めに言われたので反論したくなった。
私は今、図書館の入口にいるわけで、これから利用しようと思う文献名については中に入らないと分からない、と。(もちろん中に入ったところで文献を触る予定がないので、ぼくの態度は決して正しいと言えないのだけど)
すると「じゃあ研究分野でいいです」と言うので、数理論理学と大きく書いた。
まあ、物語というのも、場合によっては数学的な構造を持っていたりするものなので・・・と自分に言い訳しながら入館したのだが、館内の様子がいつもと違う。
図書館の上階に行くと、いつも机や椅子で寝ているだけの不審なオジサンが何人かいるのだが、そういった人たちがいなくなっていたのだ。
あれは不審者を締め出すための図書館なりの策略だったのかもしれない。ぼくが追い出されるのも時間の問題だ。
日常
日時: 2011年05月09日 23:50
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