とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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人は簡単にパニックを起こす
[日常] 人は簡単にパニックを起こしてしまう。
今回の買いだめ現象も、両親の証言によれば「大量のもやしをカゴに入れている人がいた」と言うぐらいだから、これも中高年を中心に巻き起こったパニックの一種といえると思う。今頃、日々腐りゆくもやしと泣きながら格闘しているに違いない。
一方、ネットなどを見ていると若者を中心に「情報が少ない」「政府や東電は隠している」「テレビよりもUstの方が詳しい」などという声が多く聞こえる。テレビなどから受け身でもらう情報は少ないと感じて、もっと詳しい情報はどこだ、そこだと争っている印象だ。
情報はこれから、受け止められる人が受け止められる量だけ、お好みで取得する時代になっていくのだと思う。(というか、もうなっているのかも)仮に、誰もが見られるテレビで避難所で死にゆく人を放送したり、海岸に積み重なった200~300の遺体を映したらどうなるだろうか。
もやしを買い込んだ人は正気を保っていられないだろう。今度はニラを買い込むかもしれない。
昔、会社員時代に社内システムの脆弱性を見つけて上司に相談したところ、「報告しても(幹部が)パニックになるだけなんだよな・・・」と言われたことがあった。真実を知る身として、与えてもしょうがない情報は、極力与えたくないというのが一つの心理だ。
それでも当時は会社員。パニック覚悟で報告したら、パニックになった。
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日常 日時: 2011年03月21日 23:44 |
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