とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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途上国におけるサービス業
[日常] 世界の汚いホテルランキングを見ていた。
染みつきのシーツ、窓を覆いきれていないカーテン、臭い水が出てくるシャワー、歩く度に埃が舞うカーペット・・・と読んでいるだけでも鳥肌の立つ記事が一周回って面白くなってくる。
日本に住んでいると「なんでそんなにいい加減なの?それでホントにいいと思ってんの?」と真剣に問いたくなってくるが、これは国民性とか文化の違いではなくて、良い循環と悪い循環の違いなのだと思う。
ホテルを清潔にする→お客さん増える(儲かる)→清潔にする(モチベーションアップ)→さらにお客さんが増える。となっていくうちにホテルの清潔具合は高い水準で保たれて、それがやがて常識になる。ホテルに限らずサービス業全般に言えることだと思う。
ところが、ホテルを清潔にしない→客が来ない→清潔にしてもしょうがない(モチベーションダウン)→さらに客が来ない。というスパイラルに陥ってしまうと、あとは落ちていくだけ。サービス業なのに従業員がサービスの意義を理解していないのだ。
この手のダメな従業員は「やってもしょうがないんだ(だからサボるぜ)」という発想が顔に出ている。彼らにとっては魚を捕ったり、工場で働くよりも「屈辱的で、全然よくない仕事をさせられている」という認識なのかもしれない。
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日常 日時: 2011年01月26日 23:45 |
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