とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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溢れすぎる情報におびえる
[日常] M-1グランプリを4時間遅れぐらいで見た。
外出していたのでHDDに録っていたのだが、帰り道とかにうっかり携帯を見て結果を知ってしまわないように気を付けた。ぼくの携帯はSoftbankなので、Yahoo!ニュースが一番最初に飛び込んでくる。twitterなんかも誰が結果をつぶやいているかもしれない。Facebookも同じだ。
ということで、いつもは電車に揺られながら見ている携帯を閉じて、じっと目をつぶっていたら、横の乗客が「今年の笑い飯はさぁ・・・」という話題をし始めたのでドッキーーーン!となった。やめて!あなたは結果を知っているのだろう!言うな!言いたいのかもしれないけど、やめなはれ!
念じてもしょうがないので、耳になんとなく指を突っ込みながら、ちょっと遠くの車輌に移動した。
クセというのは怖いもので、気づいたらまた携帯を触っている。無意識のうちに自分の劇団のモブログ(携帯用のブログ)を見ていて、記事にいきなり「スリムクラブが」と書いてあるのが目に飛び込んで慌てて閉じた。
ダメだ!情報過多のこの時代、どこにも最先端の情報があふれてやがる!
もう耳も塞いで目も塞いで帰らねばならぬか。そう思っていたら途中で終電が無くなって、タクシーを拾った。普段ほとんど運転手とは話したりしないので、今日もずっと黙っていたところ、
「ついさっき、中原街道(ぼくの家の近所)で歩道に車が突っ込んで4,5人はねて大事故になっていますよ」ということを言ってきて、すごくその話を詳しく聞きたかったのに、そこからM-1の話題に発展することを恐れて「はぁ・・・」と無愛想に答えてしまった。
いつからそんなに警戒するようになったのだろう。見ていない映画のラストを、友達とかに言われても別になんとも思わないのに。
帰ってM1を見たらスリムクラブも笑い飯もいいところに行ってて「あっぶねー!」と思った。
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日常 日時: 2010年12月26日 23:25 |
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