幻のBig Boy
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今日は多摩市まで原付で行った。

電車で行っても1時間(乗り換え案内調べ)、原付でも58分(地図調べ)ということで、30キロぐらいの道のりを原付で行くことを選択したのだが、すぐに後悔した。

今日は想像以上に寒かった。最初の5分で引き返そうと思ったのに、強行したのが間違いだった。

東京といえど西の方に進むにつれ、都心ではまず見られない駐車場付きの吉野家や、ファーストフードのドライブ・スルーが現れはじめる。それからやがてゴルフの練習場が出てくると「遠くに来たもんだなぁ・・・」と感慨深くなるのだが、今日はやがてそのゴルフの練習場も姿を消して、本物のゴルフ場が現れた。

行きはまだ良かったが、今度は帰りだった。夜も10時をまわって、あまりの寒さと後悔から涙がポロポロ止まらなくなった。もう、原付をそこに捨てて電車で帰ろうかとも思ったが、偶然通りかかったBig Boyに半ば這うように入店。そこで芯から冷えた身体を暖めつつ、ハンバーグやサラダバーなどを食べていたらまた生きる気力が沸いてきた。ありがとうBig Boy。ぼくはまた若干Big Boyになった。

そんなこんなで帰宅後、ぼくを助けてくれたのは一体どこのBig Boyだったんだろうと地図で調べたのだが、あるべき場所には違う店が載っていた。

あれは幻だったのかもしれない。


日常 日時: 2010年12月04日 23:11 | 

とくおNOW

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