二、三手前
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[日常] 先月、九州へ旅行に行ったときに。

ロープウェーで同乗していたおばさんに、どこから来たのかと言われたので東京ですと応えたら、うちの息子も東京にいて、東工大に通っている、ということを話してきた。

最後の情報はいらんやろと思ったが、ちょっと挟みたかったのだろう。


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こういう風に、人と会話していると、ふと挟みたくなる話題を思いつくことがある。

だが大抵の場合、その挟みたい話と現在行われてる会話にはまだ距離感があって、そこで無理矢理挟んでも唐突だったりする。そういう時は諦めるか、二、三手前から丁寧に誘導していくか、どらちかにするべきだ。

上記の話で言えば、おばさんは僕が東京に住んでいると知って、即座に息子が通っている東工大のことを挟んできたが、それはちょっと慌てすぎだったと思う。慌てすぎたが為に、おばさんのおでこには息子自慢の烙印が押されてしまった。

そこで一旦「ずっと東京なんですか?」とでも聞いておけば、そこで僕がずっと東京に住んでいようが、大学から東京に出てこようが、おばさんは「うちの息子は(も)大学からなんですよ」と言えることができて、さっきよりは挟みたい話題の、挟むべき必然性が見えてくる。会話の二、三手前から読むというのは、将棋に似ていると思う。

将棋と言えば、最近むしょうに将棋がしたくて、Wiiの「早指し将棋三段」というソフトを買おうか迷っている。1000円だしなあ。将棋は面白いよ。好きな駒は「銀」だ。

今日はこの話をしたくて、この日記を書きました。


日常 日時: 2010年10月19日 23:55 | 

とくおNOW

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