商社マン
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[日常] 駅で見かけたぐるなびのポスター。「1億3000万人で乾杯!」



ホームに突っ立って「もう忘年会シーズンなんだなあ」としみじみ思った。ちなみに日本人の成人は1億500万人程度。さすがに1億3000万人で乾杯というのは子供を動員しなければならなくなるが、「この方がノリがいいじゃん」「子供だってジュースで乾杯できる」ということでプレゼンも通ってしまったのだろう。僕の広告業界に対するイメージだ。

話題が急に変わります。

先日床屋に行ったとき、「何のお仕事をされてるんですか」との定番の問いに、とっさにカレー粉の取引に多忙を極める商社マンと答え、以後その人生を演じることにした。

商社マンのぼくは30歳で土日も休みはほとんどなく、ここ数年は月の半分をムンバイで過ごしている。マイルがたまっても使う暇がないので、海外旅行に替えて両親にあげたりしている。カレーのスパイスは景気に左右されない強みがあるということ、最近インドの絨毯屋で知り合った女の子にガンジス川で別れ話を切り出されたこと、実は僕自身はカレーを食べないことなど、その他あることないこと、いや、全然ないことを喋り続けた。すると床屋は

「そうすか大変すねー」

と言ってシャンプー台に案内してくれた。


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※「海に浮かぶメトロポリス」終了しました。多くの方にお越しいただきましてありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。


日常 日時: 2009年11月28日 23:39 | 

とくおNOW

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