炊飯器って変
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[日常] 炊飯器って特殊な機器だと思う。最近。

昔、機械というのはどれも一つの能力に特化して作られていたと思うのだけど、最近は機能が集約されるようになった。例えば昔は、音楽を聴くにはラジカセが必要で、テレビを見るにはテレビが必要で、ゲームをするにはファミコンを用意する必要があったが、今はそれがパソコン一台あればできる。

電話だってそうだ。今となってはメールもカメラも目覚まし時計も電卓も、全部一つにまとめられた。そしてまとめられてしまった方の機械は徐々に淘汰の波を受けざるを得なくなった。

だが、炊飯器ってなんだ。

米を炊くだけに用意された機械。他には特になんの用途もないのに、この現代でも悠々と生き延びているそのたくましさ。少し見習いたい。

たまにカリスマ主婦みたいなのがホットケーキを焼いたりしているが、そんなのは炊飯器の神様が許した使い方ではなかろう。本来、炊飯器は米を炊く能力しかない米炊きマシーンなのだ。なのに生き延びていることがすごいと言いたい。

もちろんコーヒーメーカーも同じだ。コーヒーをメイクするだけのためにものすごい場所を取ってる。宇宙人から見たら到底理解できない話ではないだろうか。謎の黒い汁を作るために機械をひとつドーンと置いているのだ。その汁が生きていくのに必要不可欠かと言われたら別にそうでもないという。

だから人間って面白いんだね。


※こうやって文章を締めたらモテるんじゃないかと思いました。


日常 日時: 2009年06月28日 09:01 | 

とくおNOW

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