入院生活
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つけ麺ってそんなにうまいかな。といつも思う。

濃いスープにぬるい麺をつけて食べるあの感じもイマイチだが、だんだん麺をすくいきれずにお椀に麺が溜まっていって、最後はただの濃くてぬるいラーメンになる。

つけ麺っていうか、ぼくの場合、つけっぱなし麺になるんです。


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[日常] 日参しているサイト「プチ日記」の名倉氏が入院されていたとのことで、その入院日記を 楽しく拝見。そこで自分の10歳のときの入院生活もしみじみ思い出した。

当時耳の病気を患っていた僕は、夏休みを利用してちょうど一ヶ月あまり入院していたのだが、最初の1週間こそ手術やらなにやらで慌ただしかったものの、その後の3週間は首を固定したままの(寝返りもうてない)状態で安静を強いられた。

その間はテレビを見るしかなく、朝から昼までワイドショー、夕方は当時まだ大阪にいたダウンタウンの「4時ですよーだ」、その後は長渕剛が出ていたドラマの再放送を見て、夕飯を食べて、寝る。そんな生活が3週間続いて、ぼくは精神的に追い込まれて廃人のようになっていった。

そんな廃人の僕に、向かいのベッドの兄ちゃん(高校生)は僕と同じ病気だということで漫画を貸してくれたり、カップメンをくれたり親しく接してくれていたのだが、ある日「早く退院したいですね」と雑談を持ちかけたところ、急に険しい顔つきになって「この病気はたいてい再発するんやけどな・・・」と切り出し、

「おれはこれが、3度目なんや」と告白された。

死にたくなった。
首を固定したままテレビを強制的に鑑賞させられる入院生活を3度も。しかも、その兄ちゃんは3度目の手術にして片耳が完全に聞こえなくなっていた。

僕は運良くその後は再発しなかったものの、最近受けた検診では「いつか、近いうちに手術したほうがいいかもね。骨が外に出ちゃってるから」と言われている。

医者が手術に踏み切らない理由としては「30歳にもなるとパッと3週間も会社を休めないでしょう。だからあなたの調整が付いたころでいいと思ってます」とのこと。

ま、会社には勤めていないので実は即・手術可能だが、あの首固定の刑が怖くて僕は手術に踏み切れないでいる。


日常 日時: 2009年06月25日 18:50 | 

とくおNOW

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