とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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カオスコンビニ
[日常] 先日のコンビニがひどかった。
ペットボトルのお茶を手に取ってレジに並ぼうと思ったら、二つあるレジがどちらも詰まっていた。左側のレジにはスーパーと勘違いしているんじゃないかと思うほど買い込んだばあさんが、ゆっくり1円単位でお金を出した挙げ句に「足りません」と言われている。
右のレジを見ると、新人らしき男性店員がプリペイドカードか何かを読み取ろうとしてピーピーなっていた。その操作はさっきピーピーなったのだから、他の操作を試したらよいものを、同じことを繰り返してピーピーなっている。客もイライラしている模様。
進・ま・な・い。
視点を左のレジに移すと、お金を支払い終わったばあさんが、今度はひとつひとつ商品を荷車に移し替え始めた。待ってくれ。それはレジを離れてやってくれ。並んでいる人全員がそう思っていたに違いない。
大量に買い込んだ商品をひとつひとつ丁寧に移し替えるばあさん。途中、1リットルのペットボトルを荷車のポケットに入れようとして入らず、やっぱり入れようとして入らず、みたいなことをやっている時に、突然後ろに並んでいるおっさんが声を掛けた。
「ゆっくりやっていいよ」
何を言うんだおっさん。それはいったい何の善意なんだ。
右のレジを見ると、まだピーピーなっている。
確かにおっさんの言うとおり、ここまで来たらとことんやってくれ、というような気持ちになりかけた。ところが、みんながレジとレジの間に1列に並んでいるところに、右のレジにぴったり2番目に並んでいる新しいばあさんが見えた。
おおおおおおい、後ろに並べ!!お前は8番目だ!
普通は店員も注意するのだがそんな余裕はないらしい。二人の店員も、心の中では「もう、タダで持って行ってください」と思っていたと思う。
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日常 日時: 2008年08月18日 11:01 |
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