とくお組
2003年慶應義塾大学の2つの劇団(劇研・創像工房in front of.)のOB・現役を中心に旗揚げしました。主にコメディを作っており、宇宙船の機関室や画家の脳の中といった「非日常」世界で、キャラクターたちの心理や言動は「日常的」に描くという作風です。HPにて主宰・徳尾浩司の会社員コラム連載中。
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人肌
[日常] 髪を切った。
最近通っていた店ではなく、道端で「開店2000円キャンペーン」というチラシにつられて入った店だったのだが、これが後悔した。
店内に入るなり、全員が見習いみたいな感じで心もとない空気が漂っているのだ。
案の定、頭を洗うシャワーは熱っついし、髪はなでられているだけ。カットもはさみが空を切って全然短くなっていかない。最後に出てきたマッサージの人は、鏡に映る姿は様になってるんだけど体に全く力が伝わって来ず、結果的にパントマイムになっていた。
誰もが自信を喪失したまま、店をどうにか回しているっていう感じなのだ。
もう近所一帯の不安を集めました、みたいな店になっちゃってる。ちなみに和民は「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」だ。ありがとうは集めるものではないと思う。集めはじめてしまったら偽善だ。話が脱線した。
こんな不安いっぱいの床屋だったが、極めつけは帰る頃になって恐る恐るドリンクサービスのメニューが出てきたので、このタイミングかよ!と思いながらアイスミルクティを頼むと、一瞬店員がウッとなって、出てきたのが人肌のミルクティだった。
会計時には3000円出せばVIP会員になれるというカードを勧められて、ウッとなった。
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日常 日時: 2008年04月30日 00:13 |
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